TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025000643
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2024152815,2023194808
出願日
2024-09-05,2014-07-15
発明の名称
クラスタに基づいた依存信号
出願人
ジーイー ビデオ コンプレッション エルエルシー
代理人
弁理士法人岡田特許事務所
主分類
H04N
19/70 20140101AFI20241224BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】レイヤ間予測を使用して異なる情報量レベルに対応する異なる層でビデオ素材が符号化されるマルチレイヤデータストリームを処理する装置を提供する。
【解決手段】ベースレイヤID20と拡張レイヤID22に基づいて、ネットワーク装置18であって、個々のパケット12が関連する層を識別しているレイヤIDを導出し、マルチレイヤデータストリーム10から、識別された第1相互依存構文構造及び第2相互依存構文構造を読み取る。第1相互依存構文構造は、ベースレイヤID20によって表現可能な異なる値のペア間の相互依存を2進数の方法で示す。第2相互依存構文構造は、拡張レイヤIDによって表現可能な異なる値のペア間の相互依存を2進数の方法で示す。両方の相互依存構文構造に基づいて、ネットワーク装置は、その時、異なる層14の間のレイヤ間予測依存を明らかにしているレイヤ間依存マトリクスを形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
レイヤ間予測を使用して異なる情報量レベルに対応する異なる層でビデオ素材が符号化されている、マルチレイヤデータストリーム(10)を処理するように構成された装置であって、前記マルチレイヤデータストリームは、それぞれが前記異なる層の1つと関連する複数のパケット(12)を含み、それぞれの層はベースレイヤID(20)、または、ベースレイヤID(20)および拡張レイヤID(22)によって索引を付けられる装置であって、前記装置は、
前記ベースレイヤID(20)によって表現できる異なる値のペア間の相互依存を示す第1相互依存構文構造(24)、および、前記拡張レイヤID(22)によって表現できる異なる値のペア間の相互依存を示す第2相互依存構文構造(26)を、前記マルチレイヤデータストリームから読み取り、
前記第1相互依存構文構造および前記第2相互依存構文構造に基づいて、前記異なる層間の可能な相互層予測依存を明らかにする相互層依存記述(14)を構築するように構成されていることを特徴とする装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記マルチレイヤデータストリームから、前記第2相互依存構造(26)の複数の実例(34)を読み取る、すなわち、Nが前記ベースレイヤIDによって表現することができる値の数である、前記ベースレイヤIDによって表現できる、値が0<k≦j≦n<Nの異なるペア(j、k)に対して、ペア(j、k)間の相互依存の存在または不存在を示す前記第1相互依存構文構造に条件付きで依存しているペア(j、k)について、前記マルチレイヤデータストリームから前記第2相互依存構文構造(26)を読み取る又はスキップしながら読み取ることによって、前記第2相互依存構文構造(26)の複数の実例(34)を読み取るように構成される装置であって、
j=kであるペア(j、k)について読み取られた前記第2相互依存構文構造(26)の実例(34)は、ベースレイヤIDがjであるそれらの間の層が、ベースレイヤIDがjであるそれらの間の別の層に依存するレイヤ間予測であるかを示し、そして、k<jであるペア(j、k)について読み取られた前記第2相互依存構文構造(26)の前記実例(34)は、ベースレイヤIDがjであるそれらの間の層が、ベースレイヤIDがkであるそれらの間の層に依存するレイヤ間予測であるかを示していること、
を特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記マルチレイヤデータストリームから前記第2相互依存構文構造(26)の1つの実例を読み取るように構成された装置であって、前記第2相互依存構文構造(26)の前記1つの実例は、Nを前記ベースレイヤIDが表現できる値の数として、
前記ベースレイヤIDによって表現できる値が0<i≦n<Nのそれぞれについて、ベースレイヤIDがiであるそれらの間の層が、ベースレイヤIDがiであるそれらの間の別の層に依存する相互層予測であるかを共通して、または、
0<k<j≦n<Nであるペア(j、k)のセットのそれぞれについて、ベースレイヤIDがjであるそれらの間の層が、ベースレイヤIDがkであるそれらの間の層に依存するレイヤ間予測であるかをそれぞれ、共通して示すように構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第2相互依存構文構造(26)の実例のそれぞれについて、前記ベースレイヤIDによって表現できる値が0<k≦j≦n<Nのペア(j、k)の個々の副セットと前記第2相互依存構文構造(26)のそれぞれの実例を関連付ける関連構文構造と一緒に、前記マルチレイヤデータストリームから前記第2相互依存構文構造(26)の実例を読み取るように構成されている装置であって、Nは前記ベースレイヤIDによって表現できる値の数であること、を特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記関連構文構造がペア(j、k)毎にフラグを含み、前記装置は、
前記第1相互依存構文構造がペア(j、k)間の相互依存の不存在を示す、値が0<k≦j≦n<Nのスキップペア(j、k)を持つ前記関連構文構造を構文解析するように構成されていること、を特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記拡張レイヤID(22)によって表現できる数値がMであり、前記第2相互依存構文構造が、
ベースレイヤIDがjであるそれらの間の層が、ベースレイヤIDがjであるそれらの間の別の層に依存するレイヤ間予測であるかを示すために、拡張値が0<q<p≦m<Mであるペア(p、q)毎に1つの2進数の値、および
拡張値がpであり、かつベースレイヤIDがjである層のうちのどれが、拡張値がqであり、かつベースレイヤIDがk<jである層に依存するレイヤ間予測であるかを示すために、拡張値が0<p、q≦m<Mであるペア(p、q)毎に1つの2進数の値を含むこと、
を特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記マルチレイヤデータストリームにおいて、前記ベースレイヤIDによって表現できるN個の値の中の仮の最大値の明示的なシグナリングからnを導出する、および/または、前記マルチレイヤデータストリームにおいて、前記拡張レイヤIDによって表現できるM個の値の中の仮の最大値の明示的なシグナリングからmを導出するように構成されていること、を特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の装置。
【請求項8】
前記第1相互依存構文構造(24)が、層の異なるセットの間の相互依存を定義し、前記第2相互依存構文構造(26)が、依存するセットの中の層の間の相互依存を定義していること、を特徴とする請求項1~請求項7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
前記第1相互依存構文構造および前記パケットのベースレイヤIDに基づいて、共通のベースレイヤIDをそれぞれ持つ層のセットを単位としてパケットを破棄するように構成されていること、を特徴とする請求項1~請求項8のいずれかに記載の装置。
【請求項10】
前記第1相互依存構文構造、前記第2相互依存構文構造、前記パケットのベースレイヤIDおよび前記パケットの拡張レイヤIDに基づいて、さらに個々の層を破棄するように構成されていること、を特徴とする請求項9に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばマルチレイヤビデオ符号化の分野などの・・・・に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
HEVC基本仕様[非特許文献1]などのビデオ符号器規格、および、マルチビュー(view)拡張[非特許文献2、3]などのその拡張は、通常、層にされた符号化シナリオにおいて、ビデオデータの個々の符号化された大きな塊が属する層を信号で伝えるためのメカニズムを引き継ぐ。信号化メカニズムはすぐに利用できることを必要とする(図1の表に与えられたHEVCのNALユニットヘッダー(nuh_layer_id)の中のレイヤ識別子と比較してください)。
【0003】
ビットについてその有限サイズに関して、個々のHEVC構文要素は、スケーラブル層、ビューおよび/または深度を識別するために用いられる64個の値を許容する。例えば、現在のHEVC NALユニットヘッダー構文を使っているマルチビュービデオに対して、これは、最大64個のビュー、または、32個のビュー+深度の組み合わせの制限を暗示している。これは多くの共通のステレオビューシナリオおよび他の応用のために十分であるけれども、光分野画像処理[非特許文献4、5]またはホログラフィックディスプレイ[非特許文献6]のような応用のための100個を超えるビューを有する莫大なカメラ配列は、レイヤ識別子のより大きい空間を信号で伝えるために拡張可能なメカニズムを必要とする。
【0004】
さらに、それらの符号化依存(coding dependencies)もしくは互いの空間関係の観点から、所定の層またはビューをグループ化することによってレイヤ識別子の空間を構造化することが有利である。さらに、そのような情報を符号化されたビデオビットストリーム内の既に利用可能な情報から導出することが耐えられない計算処理源を必要とするので、構造化されたレイヤ識別子空間の中の符号化依存のコンパクトな表現も利点がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
B.ブロス、W.-J.ハン、J.-R.オーム、G.J.サリバン、T.ウィーガント(編集)、「高能率ビデオ符号化(HEVC)テキスト仕様書草稿10」、JCTVC-L1003、ジュネーブ、CH、2013年1月
G.テク、K.ウェグナー、Y.チェン、M.ハンニュクセラ、J.ボイス(編集)、「MV-HEVC草稿テキスト3(ISO/IEC 23008-2 PDAM2)」、JCT3V-C1004、ジュネーブ、CH、2013年1月
G.テク、K.ウェグナー、Y.チェン、S.イア(編集)、「3D-HEVCテストモデル説明書、草稿仕様書」、JCT3V-C1005、ジュネーブ、CH、2013年1月
ウィルバーン、ベネット他、大きいカメラ配列を使用している高性能画像、グラフィックのACMトランスアクション、2005、24。Jg.、Nr.3、S.765-776
ウィルバーン、ベネットS.他、光分野ビデオカメラ、電子画像処理2002、光学と光通信学のための国際協会、2001.S.29-36
ホリマイ ヒデヨシ他、360度水平線視角を持つフルカラー3Dディスプレイシステム、Proc.Int.3Dとコンテンツのシンポジウム、2010、S.7-10
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、例えば、減少したサイド情報オーバーヘッド、および/または、発展したバックワード互換性について、より効率的であるマルチレイヤ符号化に関連して・・・・の信号のための概念を提供することが、本応用の目的である。この目的は保留中の独立請求項の主題によって達成される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本応用の面のうちの1つは、マルチレイヤデータストリームの層間のレイヤ間依存の信号化に関係している。この面によると、一方のレイヤ間依存の潜在的な多様性の非常に集中的な制限と、他方のレイヤ間依存の非常に複雑な信号との間の良好な妥協案は、ベースレイヤIDによって表現可能な異なる値のペア間の相互依存を標示している第1相互依存構文構造と、拡張レイヤIDによって表現可能な異なる値のペア間の相互依存を標示している第2相互依存構文構造との方法によって、レイヤ間依存を説明することによって見付けられる。マルチレイヤデータストリームの部分は、層に索引を付けているベースレイヤIDおよび拡張レイヤIDに関連する。この概念に従って、強調は、一方の信号化できる相互層依存の増大した多様性と、他方のレイヤ間依存を信号で伝えるための減少したサイド情報オーバーヘッドとの間を移行する。例えば、共通のベースレイヤIDを持つ層のセットを、それぞれ「クラスタ(群れ)」と呼ぶ。同じ第2相互依存構文構造は、第1の相互依存構文構造を介して、全てのクラスタ内の、および、互いに関連した全てのクラスタ間の相互依存を調節するために、別々に使用される。代わりに、第2相互依存構文構造の2つの例示が、一方のクラスタ内の層と他方の異なるクラスタの層間との相互依存を説明するために用いられる。増大した多様性または減少したサイド情報オーバーヘッドに置かれた強調とは無関係に、相互依存信号概念が、信号オーバーヘッドを低く保持することを生じる。
【0008】
本応用の面のうちの1つは、マルチレイヤビデオ信号のパケットの各々が関連するレイヤIDの信号に関係している。特にこの面は、この層関係を信号で伝える効率的な方法を達成する。それでも、ベースレイヤIDフィールドの所定の値が、ベースレイヤIDフィールドのベースレイヤID値が0のように拡張できないと制限される符号でバックワード互換性を維持する。この拡張できないベースレイヤID値についてこの制限を特に回避する代わりに、マルチレイヤデータストリームの部分のレイヤIDは、ベースレイヤIDフィールドを第1副フィールドおよび第2副フィールドに区分することによって拡張できる方法で信号で伝えられる。ベースレイヤIDフィールドの第1の副フィールドが既定の基準を満たせば、いつでも、拡張レイヤIDフィールドが提供される。仮にベースレイヤIDフィールドの第1副フィールドが、既定の基準を満たさないならば、拡張レイヤIDフィールドは省略される。前記の拡張できないベースレイヤID値は、ベースレイヤIDフィールドの第1副フィールドが既定の基準を満たさないベースレイヤID値のグループ内に「隠されて」いる。従って、この拡張できないベースレイヤID値は別々に処理されるのではなく、前者のグループの部分が処理される。むしろ、仮にベースレイヤIDフィールドの第1副フィールドが、既定の基準を満たすならば、拡張値は、拡張値のドメインの第1副セットの中に存在するように、マルチレイヤデータストリーム内の信号で伝えられた拡張レイヤIDフィールドから導出される。そして、仮にベースレイヤIDフィールドの第1副フィールドが、既定の基準を満たさないならば、この拡張値は、拡張値のドメインの第1副セットに解体する値に設定される。個々の部分が関連する層は、その時、ベースレイヤIDフィールドの第2副フィールドから導出されるクラスタ値と同様の拡張値を使って索引を付けられる。大体、信号効率は、バックワード互換性の維持にも関わらず失われない。
【0009】
本応用の面のうちの1つは、マルチレイヤビデオ信号などの層のための少なくとも1つの特性の信号(例えばそれぞれの層毎にそれぞれの層がレイヤ間予測を介して直接に関連する依存層の標示)または、前述の第2相互依存構文構造の信号に関係している。この面に従って、最大の構文要素は、マルチレイヤビデオ信号のパケットの拡張レイヤIDフィールドの使用された最大値を示すために、マルチレイヤビデオ信号内で信号が伝えられる。例えば、最大の構文要素の範囲は、マルチレイヤビデオ信号のいくつかの部分を横切って拡張している、マルチレイヤビデオ信号の既定の部分である。従って、この面によると、マルチレイヤビデオ信号の相対的に大きい既定の部分に対して、拡張レイヤIDフィールドによって信号化できる可能な値の可能なドメインの実際に消費された部分についての知識を得ることは、マルチレイヤビデオ信号を受信するデコーダやネットワーク要素などの装置に対して適当である。少なくとも1つの特性が、ベースレイヤIDフィールド値と拡張レイヤIDフィールド値とのそれぞれの結合のために信号で伝えられる必要はないけれども、むしろ、仮の最大値に基づいて決定された層の最大値のための少なくとも1つの特性を信号で伝えることは重要である。従って、少なくとも1つの特性は、レイヤIDを持つ層のために送信/信号することは必要でない。その拡張レイヤIDは、マルチレイヤビデオ信号の既定の部分内で起こらない。これを越えて、別の実施の形態に従って、仮の最大値の知識は、個々の部分のレイヤIDを信号で伝えるためのサイド情報オーバーヘッドを減らすために、すなわち、マルチレイヤビデオ信号のパケット内の拡張レイヤIDフィールドを信号で伝えるために必要なビットを減らすために使用される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
概説された面は結合され又は個々に使用され、上で概説された面の好ましい実例は、従属請求項の主題であり、図に関して後で議論される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
挿耳装置
2か月前
個人
仮想アース
2か月前
個人
車両の制御装置
3か月前
個人
環境音制御方法
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
1か月前
個人
押しボタン式側圧調整器
1か月前
個人
投げ銭管理システム
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
BoCo株式会社
聴音装置
15日前
BoCo株式会社
聴音装置
15日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
太陽誘電株式会社
超音波装置
2か月前
17LIVE株式会社
サーバ
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
28日前
個人
平面映像の回転による立体映像
3か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1日前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
28日前
株式会社クボタ
作業車両
2か月前
キヤノン株式会社
無線通信装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
2か月前
個人
テレビ画面の立体画像の表示方法
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
利用管理システム
2か月前
株式会社アーク
情報処理システム
1日前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
21日前
株式会社ACSL
確認方法
2か月前
株式会社ミチヒロ
SoTモジュール
1か月前
続きを見る
他の特許を見る