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公開番号
2024174605
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092508
出願日
2023-06-05
発明の名称
記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
11/42 20060101AFI20241210BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】重ね合わせ状態を解消し、排紙後のシートにおける排紙整列性が悪化するのを抑制することができる記録装置、記録装置の制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】引き離し完了時に適切な距離Dpを設定し、引き離し動作において、距離Dpに基づいて、先行する記録媒体1Pを搬送する下流側のローラの搬送速度と後続の記録媒体2Pを搬送する上流側のローラの搬送速度とを調整して記録媒体1Pと記録媒体2Pとの重ね合わせ状態を解消する。その後、下流側のローラの搬送速度を減速する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送方向に搬送される記録媒体に記録を行う記録部と、
記録媒体を搬送する第1搬送手段と、
前記搬送方向において前記第1搬送手段より下流側に設けられ、前記記録部で記録された記録媒体を搬送する第2搬送手段と、
前記第1搬送手段および前記第2搬送手段を制御することによって、第1記録媒体と前記第1記録媒体に続く第2記録媒体との搬送を実行する制御手段と、
を備えた記録装置であって、
前記制御手段は、前記第2搬送手段によって前記第1記録媒体を第1速度で搬送して前記第1記録媒体の後端と前記第2記録媒体の先端とを離間させた後に、前記第2搬送手段によって前記第1記録媒体を前記第1速度より遅い第2速度で搬送することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第1搬送手段は、前記第1記録媒体の後端と前記第2記録媒体の先端とを予め重ねて搬送することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記第1搬送手段は、前記搬送方向において前記記録部の下流側に設けられた第1ローラを用いて記録媒体をニップし搬送することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第1記録媒体の後端が前記第1搬送手段を通過した後、前記第2搬送手段によって前記第1記録媒体を前記第1速度で搬送することで、前記第1記録媒体と前記第2記録媒体とを離間させ、前記第1速度は前記第1搬送手段による前記第2記録媒体の搬送速度より速いことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記第1記録媒体の後端が、前記第2搬送手段より上流の所定の位置に到達したときに、前記第2搬送手段による前記第1記録媒体の搬送速度を前記第1速度から前記第2速度に変更することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第2搬送手段の搬送速度を前記第1速度よりも遅くなるよう変更するか否かを、記録後の前記第1記録媒体の状態に寄与する所定条件に応じて切り替えることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録後の前記第1記録媒体の状態に寄与する前記所定条件は、記録デューティーであることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記記録後の前記第1記録媒体の状態に寄与する前記所定条件は、前記第1記録媒体へ記録する記録面積であることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項9】
前記記録後の前記第1記録媒体の状態に寄与する前記所定条件は、前記第1記録媒体へのインクの付与量であることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項10】
前記記録後の前記第1記録媒体の状態に寄与する前記所定条件は、前記第1記録媒体の紙種であることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置、記録装置の制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の記録装置では、搬送する際のシート間隔を可能な限り詰めて、単位時間当たりに画像形成できる枚数をできるだけ多くする高速処理の必要性が求められている。そして、高速な画像形成を実現するために、先行するシートの後端部と後続するシートの先端部とを一部重ね合わせた状態で連続搬送する記録装置が提供されている。特許文献1には、画像形成後の重ね合わせ状態を解消するために、先行するシートの搬送速度を速め、先行するシートを後続するシートから引き離した後に排紙する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-56299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構成では、シートを引き離しながら高速で排紙するため、排紙トレイにおける排紙整列性が悪化する場合がある。
【0005】
よって本発明は、連続するシートを搬送する記録装置において、排紙後のシートにおける排紙整列性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そのため本発明の記録装置は、搬送方向に搬送される記録媒体に記録を行う記録部と、記録媒体を搬送する第1搬送手段と、前記搬送方向において前記第1搬送手段より下流側に設けられ、前記記録部で記録された記録媒体を搬送する第2搬送手段と、前記第1搬送手段および前記第2搬送手段を制御することによって、第1記録媒体と前記第1記録媒体に続く第2記録媒体との搬送を実行する制御手段と、を備えた記録装置であって、前記制御手段は、前記第2搬送手段によって前記第1記録媒体を第1速度で搬送して前記第1記録媒体の後端と前記第2記録媒体の先端とを離間させた後に、前記第2搬送手段によって前記第1記録媒体を前記第1速度より遅い第2速度で搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、排紙後のシートにおける排紙整列性が悪化するのを抑制することができる記録装置、記録装置の制御方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態を適用可能な記録装置の要部を示した側面図である。
記録装置を示すブロック図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
引き離し動作を示したフローチャートである。
タイミングチャートを示した図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
記録装置における記録媒体の搬送工程を工程順に示した一連の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
【0010】
図1(a)から(c)は、本実施形態を適用可能な記録装置200の要部を示した側面図である。図1(a)から(c)を用いて本実施形態における記録装置200の概略構成について説明する。記録装置200は、用紙積載部11に複数枚のシート(以下、記録媒体という)Pを積載している。ピックアップローラ2は、用紙積載部11に積載された最上位の記録媒体Pに当接して記録媒体Pをピックアップする。給送ローラ3は、ピックアップローラ2によってピックアップされた記録媒体Pを第1搬送路100内に沿って、搬送方向へ給送する。ピックアップローラ2は、ワンウェイローラとなっており、給送ローラ3を超える位置まで記録媒体Pを搬送した後は停止する。ピックアップローラ2を停止しても給送ローラ3によって記録媒体Pの搬送を継続することができる。給送従動ローラ4は、給送ローラ3へ付勢され給送ローラ3とともに記録媒体Pを挟持して給送する。
(【0011】以降は省略されています)
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