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公開番号2024174104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024170702,2021166366
出願日2024-09-30,2021-10-08
発明の名称水素貯蔵装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F17C 13/08 20060101AFI20241206BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】簡便な方法で水素貯蔵タンクを交換可能することが可能である。
【解決手段】車両が、燃料電池(40)に水素を供給するための交換可能な複数個の水素貯蔵タンク(20)を保持する水素貯蔵タンク保持装置(8,9)を具備する。水素貯蔵タンク保持装置(8,9)により保持されている水素貯蔵タンク(20)の中から第1の一対の水素貯蔵タンク(20)が選択され、第1の一対の水素貯蔵タンク(20)の双方から燃料電池(40)に水素が供給される。第1の一対の水素貯蔵タンク(20)のうちの少なくとも一方の水素貯蔵タンク(20)の推定残留水素量が設定された水素量よりも低下したときには、水素貯蔵タンク保持装置(8,9)により保持されている水素貯蔵タンク(20)であって第1の一対の水素貯蔵タンク(20)以外の水素貯蔵タンク(20)の中から第2の一対の水素貯蔵タンク(20)が選択され、第2の一対の水素貯蔵タンク(20)から燃料電池(40)に水素が供給される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池により駆動される車両の水素貯蔵装置において、
該燃料電池に水素を供給するための交換可能な複数個の水素貯蔵タンクを保持する水素貯蔵タンク保持装置と、
該水素貯蔵タンク保持装置により保持されている水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給を制御する水素供給制御装置とを具備しており、
該水素供給制御装置が、水素貯蔵タンク内の残留水素量を推定する残留水素量推定部を有しており、該水素供給制御装置が、該水素貯蔵タンク保持装置により保持されている水素貯蔵タンクの中から第1の一対の水素貯蔵タンクを選択して、該第1の一対の水素貯蔵タンクの双方から燃料電池に水素を供給させ、該第1の一対の水素貯蔵タンクのうちの少なくとも一方の水素貯蔵タンクの推定残留水素量が設定された水素量よりも低下したときには、該水素貯蔵タンク保持装置により保持されている水素貯蔵タンクであって該第1の一対の水素貯蔵タンク以外の水素貯蔵タンクの中から第2の一対の水素貯蔵タンクを選択して、該第2の一対の水素貯蔵タンクから燃料電池に水素を供給させると共に該第1の一対の水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給を停止させる水素貯蔵装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
水素供給制御装置は、該第1の一対の水素貯蔵タンクのうちの少なくとも一方の水素貯蔵タンクの推定残留水素量が設定された水素量よりも低下したときに、該第1の一対の水素貯蔵タンクを交換すべき表示を行う表示部を有する請求項1に記載の水素貯蔵装置。
【請求項3】
水素貯蔵タンクに水素貯蔵タンク内の貯蔵水素の状態を検出するためのセンサが配置されており、該残留水素量推定部は、該センサの検出信号に基づいて水素貯蔵タンク内の残留水素量を推定する請求項1に記載の水素貯蔵装置。
【請求項4】
水素貯蔵タンクの水素流出部に水素貯蔵タンクからの水素の流出を制御する常時閉鎖型流出制御弁が配置されており、燃料電池への水素流入部に該流出制御弁の開弁制御を行う開弁制御装置が配置されている請求項1に記載の水素貯蔵装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水素貯蔵装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
燃料電池により駆動される車両において、水素貯蔵タンクが車両後部のトランクルーム内に着脱可能な水素貯蔵体用ケースにより保持されており、水素貯蔵体用ケースをトランクルーム内に設置したときに、水素貯蔵タンクがクイックコネクタを介して燃料電池に連結される水素貯蔵装置が公知である(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-270707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この水素貯蔵装置では、一個又は複数個の水素貯蔵タンクが燃料電池に連結されているが、水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給制御に関しては、明確な言及がない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、燃料電池により駆動される車両の水素貯蔵装置において、
燃料電池に水素を供給するための交換可能な複数個の水素貯蔵タンクを保持する水素貯蔵タンク保持装置と、
水素貯蔵タンク保持装置により保持されている水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給を制御する水素供給制御装置とを具備しており、
水素供給制御装置が、水素貯蔵タンク内の残留水素量を推定する残留水素量推定部を有しており、水素供給制御装置が、水素貯蔵タンク保持装置により保持されている水素貯蔵タンクの中から第1の一対の水素貯蔵タンクを選択して、第1の一対の水素貯蔵タンクの双方から燃料電池に水素を供給させ、第1の一対の水素貯蔵タンクのうちの少なくとも一方の水素貯蔵タンクの推定残留水素量が設定された水素量よりも低下したときには、水素貯蔵タンク保持装置により保持されている水素貯蔵タンクであって第1の一対の水素貯蔵タンク以外の水素貯蔵タンクの中から第2の一対の水素貯蔵タンクを選択して、第2の一対の水素貯蔵タンクから燃料電池に水素を供給させると共に第1の一対の水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給を停止させる水素貯蔵装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
このように、常に、一対の水素貯蔵タンクから燃料電池に水素を供給させるように構成することによって、何らかの理由により、一方の水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給が行われなかった場合でも、他方の水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給が行われ、それにより、水素貯蔵タンクから燃料電池への水素の供給が中断されるのを阻止し得る可能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1Aおよび図1Bは夫々、図解的に表した燃料電池により駆動される車両の側面図および平面図である。
図2Aは、図解的に表した水素貯蔵タンクの側面断面図、図2Bは、図2Aの側面図、図2Cは、図解的に表した水素貯蔵タンク挿入部の側面断面図、図2Dは、水素貯蔵タンクが水素貯蔵タンク挿入部に挿入されたときを示す図である。
図3は、水素供給制御装置を示す図である。
図4は、電子制御装置を示す図である。
図5は、開弁制御を行うためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
燃料電池により駆動される車両を図解的に表している図1Aおよび図1Bを参照すると、1は車体、2は前輪、3は後輪、4は、開閉可能な前部ボンネット5により覆われた車両内の前方部屋、6は、開閉可能な後部ボンネット7により覆われた車両内の後方部屋、8は、複数個の水素貯蔵タンク挿入部10を有する水素貯蔵タンク保持装置、9は、複数個の水素貯蔵タンク挿入部10を有する水素貯蔵タンク保持装置を夫々示す。水素供給制御装置8は、前方部屋4内において車体1により支持されており、水素供給制御装置9は、後方部屋6内において車体1により支持されている。
【0009】
図1Aおよび図1Bに示される例では、水素貯蔵タンク保持装置8は、互いに並列配置された6個の水素貯蔵タンク挿入部10を有しており、水素貯蔵タンク保持装置9も同様に、互いに並列配置された6個の水素貯蔵タンク挿入部10を有している。また、図1Aおよび図1Bに示される例では、水素貯蔵タンク保持装置8の各水素貯蔵タンク挿入部10は車両1の前方方向上方に向けて開口しており、水素貯蔵タンク保持装置9の各水素貯蔵タンク挿入部10は車両1の後方方向上方に向けて開口している。なお、水素貯蔵タンク保持装置8の水素貯蔵タンク挿入部10の個数は任意に設定することができ、水素貯蔵タンク保持装置9の水素貯蔵タンク挿入部10の個数も任意に設定することができる。
【0010】
図2Aは、図1Bに示される水素貯蔵タンク保持装置8の水素貯蔵タンク挿入部10および水素貯蔵タンク保持装置9の水素貯蔵タンク挿入部10のいずれかに挿入される水素貯蔵タンク20の図解的に表した側面断面図を示しており、図2Bは、図2Aに示される水素貯蔵タンク20を右方向から見たときの水素貯蔵タンク20の側面図を示している。
図2Aを参照すると、水素貯蔵タンク20は、タンク本体21と、タンク本体21を包囲する円筒状ケーシング22により構成されている。図2Aに示される例では、タンク本体21内には高圧の水素ガスが充填されている。なお、タンク本体21内には、水素吸蔵合金を配置することもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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