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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024173808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2024088245
出願日
2024-05-30
発明の名称
塩、酸発生剤、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20241205BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】良好なラインエッジラフネスを有するレジストパターンを製造し得る塩、酸発生剤、樹脂、レジスト組成物等を提供する。
【解決手段】式(I)で表される塩を含有する酸発生剤及びレジスト組成物等。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024173808000258.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">50</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">158</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中、m10は0又は1、m10が1の時XはS原子、m10が0の時XはI原子;R
1A
及びR
1B
は其々-X
1
-R
10
等、X
1
は-CO-O-、-O-CO-等、R
10
は酸不安定基;Q
b1
及びQ
b2
は其々H原子、F原子等;L
b1
は飽和炭化水素基;Y
b1
は単結合又は置換/非置換の環状炭化水素基;R
bb1
はH原子、ハロゲン原子等;X
10
は単結合、-O-等;L
10
は単結合又は置換/非置換の炭化水素基を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)で表される塩又は式(IP)で表される構造単位を含有する酸発生剤。
TIFF
2024173808000241.tif
105
158
[式(I)及び式(IP)中、
Xは、硫黄原子又はヨウ素原子を表す。
m10は、0又は1を表し、Xが硫黄原子の場合、m10は1であり、Xがヨウ素原子の場合、m10は0である。
R
1A
及びR
1B
は、それぞれ独立に、-X
1
-R
10
、-X
1
-L
11
-X
2
-R
10
を表す。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、ベンゼン環又はL
11
との結合部位を表す。)を表す。
L
11
は、置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
R
10
は、酸不安定基を表す。
R
4
、R
7
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子又は炭素数1~36の炭化水素基を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。Xが硫黄原子の場合、R
7
とR
8
又はR
8
とR
9
が結合して、S
+
を含む環を形成してもよい。該環を形成するR
7
とR
8
又はR
8
とR
9
は、S
+
と結合する2つのベンゼン環の間に形成される単結合であってもよい。該環に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
m1Aは、0~5のいずれかの整数を表し、m1Aが2以上のとき、複数のR
1A
は互いに同一であっても異なってもよい。
m1Bは、0~4のいずれかの整数を表し、m1Bが2以上のとき、複数のR
1B
は互いに同一であっても異なってもよい。但し、m1A及びm1Bのいずれか一方は、少なくとも1以上の整数である。
m4は、0~4のいずれかの整数を表し、m4が2以上のとき、複数のR
4
は互いに同一であっても異なってもよく、0≦m1A+m4≦5を満たす。
m7は、0~4のいずれかの整数を表し、m7が2以上のとき、複数のR
7
は互いに同一であっても異なってもよく、0≦m1B+m7≦4を満たす。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
m1Aが、1~3のいずれかの整数であり、
R
1A
が、-O-R
10
又は-O-L
11
-CO-O-R
10
である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項3】
R
10
の酸不安定基が、式(1a)で表される基又は式(2a)で表される基である請求項1に記載の酸発生剤。
TIFF
2024173808000242.tif
21
56
[式(1a)中、R
aa1
、R
aa2
及びR
aa3
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~20の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基もしくはこれらの基を組み合わせた基を表すか、又はR
aa1
及びR
aa2
は互いに結合してそれらが結合する炭素原子とともに炭素数3~20の脂環式炭化水素基を形成し、該アルキル基、該アルケニル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。
*は結合部位を表す。]
TIFF
2024173808000243.tif
21
61
[式(2a)中、R
aa1’
及びR
aa2’
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~12の炭化水素基を表し、R
aa3’
は、炭素数1~20の炭化水素基を表すか、又はR
aa2’
及びR
aa3’
は互いに結合してそれらが結合する-C-X
a
-とともに炭素数3~20の複素環基を形成し、該炭化水素基及び該複素環基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-S-で置き換わってもよく、該炭化水素基及び該複素環基は、ハロゲン原子を有してもよい。
X
a
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
*は結合部位を表す。]
【請求項4】
Y
b1
が、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数3~18の環状炭化水素基(該環状炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-、-S-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。)である請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項5】
Y
b1
が、単結合であるか、炭素数5もしくは6のシクロアルカンジイル基、ノルボルナンジイル基又はアダマンタンジイル基であり、該シクロアルカンジイル基、該ノルボルナンジイル基及び該アダマンタンジイル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-に置き換わっていてもよく、該シクロアルカンジイル基、該ノルボルナンジイル基及び該アダマンタンジイル基は、置換基を有してもよい請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項6】
X
10
が、単結合又は式(X
10
-1)~式(X
10
-10)のいずれかで表される基である請求項1に記載の酸発生剤。
TIFF
2024173808000244.tif
46
170
[式(X
10
-1)~式(X
10
-10)中、
*、**は結合部位であり、*はR
bb1
が結合した炭素原子との結合部位を表す。
Rxは、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6のフッ化アルキル基、炭素数1~18のアルキル基又は炭素数1~6のアルコキシ基を表す。
mxは、0~4のいずれかの整数を表す。
X
20
は、-O-又は-NR
3
-を表す。
R
3
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。]
【請求項7】
X
10
が、単結合又は式(X
10
-1’)、式(X
10
-3’)~式(X
10
-8’)及び式(X
10
-10’)のいずれかで表される基である請求項1に記載の酸発生剤。
TIFF
2024173808000245.tif
47
151
[式(X
10
-1)、式(X
10
-3’)~式(X
10
-8’)及び式(X
10
-10’)中、
*、**は結合部位であり、*はR
bb1
が結合した炭素原子との結合部位を表す。]
【請求項8】
X
10
が、単結合又は式(X
10
-1’)、式(X
10
-5’)、式(X
10
-6’)及び式(X
10
-10’)のいずれかで表される基である請求項7に記載の酸発生剤。
【請求項9】
L
10
が、単結合、炭素数1~6のアルカンジイル基、炭素数3~18の環状炭化水素基又は炭素数1~6のアルカンジイル基と炭素数3~18の環状炭化水素基とを組み合わせてなる基であり、
該アルカンジイル基及び該環状炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよく、
該環状炭化水素基は、置換基を有してもよい請求項1に記載の酸発生剤。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載の酸発生剤を含有するレジスト組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塩、酸発生剤、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩に由来する構造単位を含む樹脂を含有するレジスト組成物が記載されている。
TIFF
2024173808000001.tif
28
71
【0003】
特許文献2には、下記式で表される塩に由来する構造単位を含む樹脂を含有するレジスト組成物が記載されている。
TIFF
2024173808000002.tif
28
72
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-77404号公報
特開2007-197718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記のレジスト組成物によって形成されたレジストパターンよりも、ラインエッジラフネス(LER)が良好なレジストパターンを形成する塩を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]式(I)で表される塩又は式(IP)で表される構造単位を含有する酸発生剤。
TIFF
2024173808000003.tif
103
159
[式(I)及び式(IP)中、
Xは、硫黄原子又はヨウ素原子を表す。
m10は、0又は1を表し、Xが硫黄原子の場合、m10は1であり、Xがヨウ素原子の場合、m10は0である。
R
1A
及びR
1B
は、それぞれ独立に、-X
1
-R
10
、-X
1
-L
11
-X
2
-R
10
を表す。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、ベンゼン環又はL
11
との結合部位を表す。)を表す。
L
11
は、置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
R
10
は、酸不安定基を表す。
R
4
、R
7
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子又は炭素数1~36の炭化水素基を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。Xが硫黄原子の場合、R
7
とR
8
又はR
8
とR
9
が結合して、S
+
を含む環を形成してもよい。該環を形成するR
7
とR
8
又はR
8
とR
9
は、S
+
と結合する2つのベンゼン環の間に形成される単結合であってもよい。該環に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
m1Aは、0~5のいずれかの整数を表し、m1Aが2以上のとき、複数のR
1A
は互いに同一であっても異なってもよい。
m1Bは、0~4のいずれかの整数を表し、m1Bが2以上のとき、複数のR
1B
は互いに同一であっても異なってもよい。但し、m1A及びm1Bのいずれか一方は、少なくとも1以上の整数である。
m4は、0~4のいずれかの整数を表し、m4が2以上のとき、複数のR
4
は互いに同一であっても異なってもよく、0≦m1A+m4≦5を満たす。
m7は、0~4のいずれかの整数を表し、m7が2以上のとき、複数のR
【発明の効果】
【0007】
本発明のレジスト組成物を用いることにより、良好なラインエッジラフネス(LER)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「アクリル系モノマー及びメタクリル系モノマーの少なくとも1種」を意味する。「(メタ)アクリレート」及び「(メタ)アクリル酸」等の表記も同様の意味を表す。本明細書中に記載する基において、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。炭化水素基等に含まれる-CH
2
-が-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-で置き換わる場合、各基において同様の例を適用するものとし、置き換わる前の炭素数を炭化水素基等の炭素数とする。「組み合わせた基」とは、例示した基を2種以上結合させた基を意味し、それら基の価数は結合形態によって適宜変更してもよい。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C結合が重合により-C-C-基(単結合)となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての立体異性体を含む。各基は、置換基の数等によって、その基に含まれる任意の位置及び数の水素原子が結合部位に置き換わることがある。置換基における炭素数は、被置換基の炭素数には含めない。酸不安定基とは、酸(例えば、トリフルオロメタンスルホン酸等)と接触すると、脱離基が脱離して、親水性基(例えば、ヒドロキシ基又はカルボキシ基等)を形成する基を意味する。塩基不安定基とは、塩基(例えば、トリメチルアミン等)と接触すると、脱離基が脱離して、親水性基(例えば、カルボキシ基又はヒドロキシ基等)を形成する基を意味する。
本明細書において、「レジスト組成物の固形分」とは、レジスト組成物の総量から、後述する溶剤(E)を除いた成分の合計を意味する。
【0009】
〔式(I)で表される塩〕
本発明は、式(I)で表される塩(以下「塩(I)」という場合がある)に関する。
塩(I)のうち、正電荷を有する側を「カチオン(I)」、負電荷を有する側を「アニオン(I)」と称することがある。
【0010】
〔カチオン(I)〕
式(I)で表される塩のカチオン(I)は、式(I-C)で表されるカチオンである。
TIFF
2024173808000014.tif
52
95
[式(I-C)中、全ての符号は、式(I)と同じ意味を表す。]
(【0011】以降は省略されています)
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