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公開番号2024173390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091773
出願日2023-06-02
発明の名称含フッ素重合体、離型剤組成物および離型方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C08F 220/00 20060101AFI20241205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】優れた離型性を有する、新規離型剤組成物の提供。
【解決手段】(A)含フッ素単量体、および(B)官能基を有しないラジカル重合反応性単量体から誘導された繰り返し単位を有する含フッ素重合体であって、含フッ素単量体(A)が、式:CH2=C(-X11)-C(=O)-Y11-Y12-RA[式中、各記号は、明細書中の記載と同意義である]で示される化合物である、含フッ素重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)含フッ素単量体、および
(B)官能基を有しないラジカル重合反応性単量体
から誘導された繰り返し単位を有する含フッ素重合体であって、
含フッ素単量体(A)が、式:
CH

=C(-X
11
)-C(=O)-Y
11
-Y
12
-R

[式中、


は、CF

-、CF

O-、CF

NH-、CF

CH

NH-、(CF



N-、(CF

CH



N-、CF

S-、CF

C(=O)-、CF

CH

C(=O)-、CF

C(=O)O-、CF

CH

OC(=O)-、CF

CONH-、CF

CH

CONH-、CF

NHCO-、CF

CH

NHCO-、CF

CON(CF

)-、CF

CH

CON(CF

)-、CF

CON(CH

CF

)-、CF

CH

CON(CH

CF

)-、(CF



NCO-又は(CF

CH
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
含フッ素単量体(A)において、Y
12
は、式(I):
-(Ar)
a1
-(CFH)
b1
-(CH


c1
-(O)
d1
- (I)
[式中:
Arは、フッ素原子またはR

により置換されていてもよい2価の芳香族基であり、


は、CF

-、CF

O-、CF

NH-、CF

CH

NH-、(CF



N-、(CF

CH



N-、CF

S-、CF

C(=O)-、CF

CH

C(=O)-、CF

C(=O)O-、CF

CH

OC(=O)-、CF

CONH-、CF

CH

CONH-、CF

NHCO-、CF

CH

NHCO-、CF

CON(CF

)-、CF

CH

CON(CF

)-、CF

CON(CH

CF

)-、CF

CH

CON(CH

CF

)-、(CF



NCO-又は(CF

【請求項3】
含フッ素単量体(A)において、R

は、CF

O-、CF

NH-、又は(CF



N-である、請求項1に記載の含フッ素重合体。
【請求項4】
含フッ素単量体(A)において、X
11
が水素原子、メチル基または塩素原子である、請求項1に記載の含フッ素重合体。
【請求項5】
ラジカル重合反応性単量体(B)は、式(II)
TIFF
2024173390000004.tif
18
163
[式中、


は、直鎖状若しくは分岐状の一価の脂肪族炭化水素基、一価の芳香族炭化水素基又は一価の環状脂肪族炭化水素基であり、


は、水素原子又はメチル基である。)
で表されるアルキル(メタ)アクリル酸エステルである、請求項1に記載の含フッ素重合体。
【請求項6】
(1)請求項1~5のいずれか1項に記載の含フッ素重合体、および
(2)水および有機溶媒から選択された少なくとも1種である液状媒体
を含んでなる離型剤組成物。
【請求項7】
離型剤組成物が、有機溶媒を含有する溶液またはエアゾール、あるいは水を含有する水系エマルションである、請求項6に記載の離型剤組成物。
【請求項8】
含フッ素重合体(1)の含有量が離型剤組成物に対して0.1~50重量%である、請求項6に記載の離型剤組成物。
【請求項9】
(i)請求項6に記載の離型剤組成物を成形型の内面に塗布して離型剤組成物の被膜を形成する工程
を含む、離型剤被膜の形成方法。
【請求項10】
(i)請求項6に記載の離型剤組成物を成形型の内面に塗布して離型剤組成物の被膜を形成する工程、
(ii)離型剤組成物の被膜を有する成形型に成形用組成物を充填して成形体を得る工程;および
(iii)成形体を成形型から取り出す工程
を含む、成形体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、含フッ素重合体、離型剤組成物および離型方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
合成樹脂やゴム等を成形する際に、成形型(金型)の内面にあらかじめ離型剤(外部離型剤)を塗布して離型性を高めることが必要とされている。
【0003】
従来、離型剤としては、ワックス系及びシリコーン系の離型剤に加えてフッ素系の離型剤が使用されてきた(特許文献1~4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許5060847号
特公平3-8245号公報
特開昭60-262870号公報
特開2014-129517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の目的は、優れた離型性を有する、新規離型剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1] (A)含フッ素単量体、および
(B)官能基を有しないラジカル重合反応性単量体
から誘導された繰り返し単位を有する含フッ素重合体であって、
含フッ素単量体(A)が、式:
CH

=C(-X
11
)-C(=O)-Y
11
-Y
12
-R

[式中、


は、CF

-、CF

O-、CF

NH-、CF

CH

NH-、(CF



N-、(CF

CH



N-、CF

S-、CF

C(=O)-、CF

CH

C(=O)-、CF

C(=O)O-、CF

CH

OC(=O)-、CF

CONH-、CF

CH

CONH-、CF

NHCO-、CF

CH

NHCO-、CF

CON(CF

)-、CF

CH

CON(CF

)-、CF

CON(CH

CF

)-、CF

CH

CON(CH

CF

)-、(CF



NCO-又は(CF

CH
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、優れた離型性を有する新規離型剤組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[離型剤組成物の成分]
離型剤組成物は、
(1)含フッ素重合体、および
(2)水および/または有機溶媒である液状媒体
を含んでなる。
離型剤組成物において、含フッ素重合体が離型剤として働く。離型剤組成物は、溶液または水系エマルションであることが好ましい。
【0009】
(1)含フッ素重合体
含フッ素重合体は、離型剤組成物における活性成分、すなわち、離型剤である。
【0010】
含フッ素重合体は、
(A)含フッ素単量体から誘導された繰り返し単位、および
(B)官能基を有しないラジカル重合反応性単量体から誘導された繰り返し単位
を有する。含フッ素重合体は、繰り返し単位(A)および(B)に加えて、他の繰り返し単位(C)(他の単量体(C)から誘導された繰り返し単位)を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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