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公開番号
2024173221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091481
出願日
2023-06-02
発明の名称
プロトコル評価支援装置およびプロトコル評価支援方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
G06Q
50/04 20120101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数の経路を含む工程手順が表現されたプロトコルを適正に評価するための支援を行うことを可能とする技術を提供する。
【解決手段】プロトコル評価支援装置が備える処理装置が、プロトコル中で複数の要素が一つの要素に同時合流する部分に同時合流記号を作成し、プロトコル中で一つの要素が複数の要素に同時分岐する部分に同時分岐記号を作成する作成処理S302,S303と、プロトコルを工程手順に含まれる経路毎に展開する展開処理S304と、プロトコルについて同時合流記号よりも後の工程における要素の全てが重複するものを除去し、同時分岐記号よりも前の工程における要素の全てが重複するものを除去する除去処理S305,S306と、プロトコルについて残存する要素のそれぞれに個別評価値を対応させ、個別評価値に基づいてプロトコルの全体評価値を算出する算出処理S307,S308と、を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の要素をつなぐ複数の経路を含む工程手順が表現されたプロトコルの評価を支援するプロトコル評価支援装置であって、
処理装置を備え、
前記処理装置は、
前記プロトコル中で複数の前記要素が一つの前記要素に同時合流する部分に前記同時合流であることを特定する同時合流記号を作成し、前記プロトコル中で一つの前記要素が複数の前記要素に同時分岐する部分に前記同時分岐であることを特定する同時分岐記号を作成する作成処理と、
前記作成処理の後の前記プロトコルを、前記工程手順に含まれる前記経路毎に展開する展開処理と、
前記展開処理の後の前記プロトコルについて、前記同時合流記号よりも後の工程における前記要素の全てが重複するものを除去し、前記同時分岐記号よりも前の工程における前記要素の全てが重複するものを除去する除去処理と、
前記除去処理の後の前記プロトコルについて、残存する前記要素のそれぞれに個別評価値を対応させ、対応させた前記個別評価値に基づいて前記プロトコルの全体評価値を算出する算出処理と、
を実行する、
プロトコル評価支援装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記処理装置は、
前記作成処理として、前記プロトコル中で複数の前記要素が一つの前記要素につながる部分であって同時記号が付与されている部分に前記同時合流記号を作成し、前記プロトコル中で一つの前記要素が複数の前記要素につながる部分であって前記同時記号が付与されている部分に前記同時分岐記号を作成する、
プロトコル評価支援装置。
【請求項3】
請求項2に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記処理装置は、前記作成処理の前に、操作者による前記同時記号の入力操作を受け付け、評価対象として設定された前記プロトコル中の所定位置に前記同時記号を付与する付与処理を、実行する、
プロトコル評価支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記プロトコルは、プロトコルIDに関連付けられて記憶部に記憶されており、
前記処理装置は、前記作成処理の前に、操作者による前記プロトコルIDの入力操作を受け付けて前記記憶部から前記プロトコルIDに対応する前記プロトコルを読み出し、読み出した前記プロトコルを評価対象として設定する設定処理を、実行する、
プロトコル評価支援装置。
【請求項5】
請求項1に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記処理装置は、前記算出処理を実行する際、操作者による前記個別評価値の入力操作を受け付けて、受け付けた前記個別評価値を前記除去処理後に残存する前記要素のそれぞれに対応させる、
プロトコル評価支援装置。
【請求項6】
請求項1に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記処理装置は、前記算出処理により算出された前記プロトコルの前記全体評価値を表示装置の画面に表示させる表示処理を、実行する、
プロトコル評価支援装置。
【請求項7】
請求項6に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記処理装置は、前記表示処理として、前記作成処理の前の前記プロトコルを前記表示装置の画面にさらに表示させる、
プロトコル評価支援装置。
【請求項8】
請求項6に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記処理装置は、前記表示処理として、前記作成処理の後の前記プロトコルを前記表示装置の画面にさらに表示させる、
プロトコル評価支援装置。
【請求項9】
請求項6に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記処理装置は、前記表示処理として、前記展開処理の後の前記プロトコルに残存する前記要素と、各要素に対応する前記個別評価値と、を前記表示装置の画面にさらに表示させる、
プロトコル評価支援装置。
【請求項10】
請求項1に記載のプロトコル評価支援装置において、
前記個別評価値および前記全体評価値は、コストを評価する値を含む、
プロトコル評価支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プロトコル評価支援装置およびプロトコル評価支援方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
工程手順(作業手順とも言う)の設定においては、手順を構成する様々な要素の組み合わせに対してコストや時間などの評価項目を考慮する必要があり、その設定作業は多くの労力を要するものとなっている。このような設定作業の支援に関する技術として、例えば、データ分析作業の支援を行う支援技術がある(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、分析作業の効率性と多様性をあわせて踏まえつつ、条件変化に柔軟に対応したデータ分析作業の支援を行うデータ分析作業支援装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/186249号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述のごとき困難を伴う設定作業としては、例えば、材料研究における実験手順の設定作業が挙げられる。材料の研究開発では、原料やそれに対する処理、測定、解析など様々な要素(工程)が存在し、要素の種類が多いことから多様な組み合わせが存在しうる。そして多くの場合、工程手順には複数の経路が含まれ、経路の合流や分岐もあることから、工程手順の内容は複雑なものとなることも多く、その設定は専門家による詳細な検討を要するものとなっている。
【0006】
そこで、材料研究等における工程手順(例えば、実験手順)を表現したプロトコルのデータを格納しておき、このプロトコルに基づいて、工程手順の実行にかかるコストなどの評価値を必要に応じて計算することで、工程手順の設定を支援することが考えられる。
【0007】
従来技術では、工程手順を有向グラフの形で表現されたプロトコルについて、それに含まれる分岐の重要度などに基づく評価が行われている。例えば、材料研究の分野においても、工程手順を有向グラフの形で表現されたプロトコルについて、適切な評価が行われることが期待される。
【0008】
しかしながら、例えば、材料研究の分野において、工程手順を表現したプロトコルを適切に評価することは難しい。材料研究においては、複数種類の原料を使用する際、複数種類の原料を個別に使う場合のほか、複数種類の原料を同時に使う場合もありうる。すなわち、材料研究における工程手順を簡潔に表現したプロトコルには、複数種類の要素(例えば、原料)が一つの要素に合流する経路が存在する場合、複数の要素から個別に次の要素に進む場合と、複数種類の要素から同時(「一斉」とも言える)に次の要素に進む場合とが存在し得る。言い換えれば、上記「合流」には、「個別に合流」と「同時に合流」との意味合いが含まれる場合がある。
【0009】
同様に、材料研究の工程手順を表現したプロトコルには、一つの要素から複数の要素に分岐する場合があり、この「分岐」には、「個別に分岐」と「同時に分岐」との意味合いが含まれる場合がある。
【0010】
そして、プロトコルの適切な評価を行うためには、どの要素が何回出現するかを正しく表現する必要がある。そのためには上記「合流」や「分岐」の意味合いに関して、「個別」と「同時」の2種類の意味合いの両方を扱える必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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