特許ウォッチ

公開番号2024172961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091046
出願日2023-06-01
発明の名称鞄
出願人ノーノーイエス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A45C 3/00 20060101AFI20241205BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】使用者の体側方に沿って配置され重量を良好に分散することができる鞄を提供することにある。
【解決手段】鞄1は、使用者の体に対向する裏面部2と、裏面部2の反対側の表面部4と、裏面部2の左右端と表面部4の左右端とにそれぞれ連結する一対の側面部6と、裏面部2の下端、表面部4の下端、及び側面部6の下端に連結する底面部8と、を有し、一対の側面部6は、側面上辺22の中心22Cと側面下辺24の中心24Cとを結んだ側面基準線L6が、側面上辺22の中心22Cから側面上辺22に直交して延びる垂直線V6に対して、側面部6を外側から見たときに同じ方向にそれぞれ側面角度γを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
使用者の体に対向する裏面部と、
前記裏面部の反対側の表面部と、
前記裏面部の左右端と前記表面部の左右端とにそれぞれ連結する一対の側面部と、
前記裏面部の下端、前記表面部の下端、及び前記側面部の下端に連結する底面部と、を有する鞄であって、
一対の前記側面部は、側面上辺の中心と側面下辺の中心とを結んだ側面基準線が、前記側面上辺の中心から前記側面上辺に直交して延びる垂直線に対して、前記側面部を外側から見たときに同じ方向にそれぞれ側面角度を有する、
ことを特徴とする鞄。
続きを表示（約 440 文字）【請求項２】
前記裏面部は、裏面上辺の中心と裏面下辺の中心とを結んだ裏面基準線が、前記裏面上辺の中心から前記裏面上辺に直交して延びる垂直線に対して前記側面角度と同じ方向に裏面角度を有し、
前記表面部は、表面上辺の中心と表面下辺の中心とを結んだ表面基準線が、前記表面上辺の中心から前記表面上辺に直交して延びる垂直線に対して、前記表面部を外側から見たときに前記裏面基準線と同じ方向に表面角度を有する、
請求項１に記載の鞄。
【請求項３】
前記側面角度、前記裏面角度、及び前記表面角度は、それぞれ５度以上１０度以下である、
請求項１に記載の鞄。
【請求項４】
前記表面部及び前記裏面部は、その四辺がそれぞれ内側にくびれている、
請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の鞄。
【請求項５】
前記底面部は、前記表面部及び前記裏面部に連結される辺が内側にくびれている、
請求項４に記載の鞄。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、鞄に関し、特に肩掛け鞄に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、鞄は、例えば特許文献１に記載されるように矩形の前面及び後面、矩形の側面、並びに矩形の上面及び底面を有する鞄本体と、鞄を肩に掛けるためのショルダーベルトとを有する。使用者は、ショルダーベルト部分を肩に掛け、鞄本体を体側方に配置した状態で鞄を持つ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実用新案登録第３０８８０００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１のような鞄では、鞄を肩に掛けた際、鞄本体が使用者の体側方に沿わず、その結果、使用者が歩く際に鞄本体が揺れて体側方から離れ、歩きにくくなる。また、鞄本体が体側方に沿わないため、鞄本体の重量が良好に分散されず、使用者が鞄の重みを感じやすくなる。
【０００５】
本発明の目的は、使用者の体側方に沿って配置され重量を良好に分散することができる鞄を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的を達成するために、本発明の鞄は、使用者の体に対向する裏面部と、裏面部の反対側の表面部と、裏面部の左右端と表面部の左右端とにそれぞれ連結する一対の側面部と、裏面部の下端、表面部の下端、及び側面部の下端に連結する底面部と、を有する鞄であって、一対の側面部は、側面上辺の中心と側面下辺の中心とを結んだ側面基準線が、側面上辺の中心から側面上辺に直交して延びる垂直線に対して、側面部を外側から見たときに同じ方向にそれぞれ側面角度を有する、ことを特徴としている。
【０００７】
このように構成された本発明においては、一対の側面部の側面基準線が、側面部を外側から見たときに同じ方向にそれぞれ側面角度を有するので、鞄を上から見たとき、側面部が互いに反対の方向、つまり表面部側及び裏面部側にそれぞれ傾く。これにより、表面部及び裏面部がねじられた状態となり、使用者が鞄を肩に掛けたとき裏面部が体側面に良好に沿うようになる。また、表面部及び裏面部が使用者の体側面により良く沿うので、鞄の重量が良好に分散され、使用者が鞄の重みを感じにくくなる。
【０００８】
本発明において、好ましくは、裏面部は、裏面上辺の中心と裏面下辺の中心とを結んだ裏面基準線が、裏面上辺の中心から裏面上辺に直交して延びる垂直線に対して側面角度と同じ方向に裏面角度を有し、表面部は、表面上辺の中心と表面下辺の中心とを結んだ表面基準線が、表面上辺の中心から表面上辺に直交して延びる垂直線に対して、表面部を外側から見たときに裏面基準線と同じ方向に表面角度を有する。
【０００９】
このように構成された本発明においては、側面部に加えて、裏面部及び表面部も、それぞれ裏面角度及び表面角度を有するので、鞄がより一方向にねじれ、表面部及び裏面部が使用者の体側面により良好に沿うようになる。
【００１０】
本発明において、好ましくは、側面角度、裏面角度、及び表面角度は、それぞれ５度以上１０度以下である。
このように構成された本発明においては、側面角度、裏面角度及び表面角度がそれぞれ適切に設定されているので、鞄が使用者の体側面に良好に沿うようになるとともに、過剰にねじれて持ちにくくなったり荷物を収納しにくくなったりするような不具合が防止される。
（【００１１】以降は省略されています）

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