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公開番号
2024172557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090346
出願日
2023-05-31
発明の名称
情報処理システム、及びプログラム
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06Q
10/08 20240101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約
【課題】収容箱ごとに累積でのCO
2
の合計排出量を算出する。
【解決手段】物品を収容して複数の拠点間を繰り返し搬送される収容箱に付されたID情報と、前記収容箱の前記拠点間の搬送の各々とを関連付けて記憶する記憶部と、前記収容箱ごとに累積でのCO
2
合計排出量を算出する排出量算出部と、を含み、前記CO
2
合計排出量は、前記記憶部に記憶された前記収容箱の前記搬送の履歴に基づいて算出された搬送時のCO
2
排出量を含む、情報処理システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を収容して複数の拠点間を繰り返し搬送される収容箱に付されたID情報と、前記収容箱の前記拠点間の搬送の各々とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記収容箱ごとに累積でのCO
2
合計排出量を算出する排出量算出部と、
を含み、
前記CO
2
合計排出量は、前記記憶部に記憶された前記収容箱の前記搬送の履歴に基づいて算出された搬送時のCO
2
排出量を含む、情報処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記CO
2
合計排出量は、前記搬送時のCO
2
排出量と、前記収容箱の製造時のCO
2
排出量と、前記収容箱の洗浄時のCO
2
排出量との合計である、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記排出量算出部は、所定の期間、所定の範囲、又は所定の期間かつ範囲における前記CO
2
合計排出量を算出する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
ユーザによって前記所定の期間、前記所定の範囲、又は前記所定の期間かつ範囲が入力される入力部と、
前記ユーザの入力に対応する表示を行う表示部と、
をさらに備える、請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記入力部は、前記所定の範囲に対して複数の前記所定の期間を入力可能である、請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記入力部は、前記所定の期間に対して複数の前記所定の範囲を入力可能である、請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記排出量算出部は、使い捨ての段ボール箱を前記収容箱に替えて使用した場合の累積でのCO
2
合計排出量をさらに算出する、請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記排出量算出部は、前記段ボール箱を使用した場合の累積でのCO
2
合計排出量と、前記収容箱を用いた場合の累積でのCO
2
合計排出量との差をCO
2
の排出削減量としてさらに算出する、請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理システムにさらに含まれる表示端末であって、
前記収容箱に付与されたID情報を読み取るためのID情報読み取り部と、
前記ID情報を読み取った前記収容箱のCO
2
合計排出量を表示する表示部と、
を備える、表示端末。
【請求項10】
前記表示部は、前記ID情報を読み取った前記収容箱による前記CO
2
の排出削減量をさらに表示する、請求項8に従属する請求項9に記載の表示端末。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
物品の流通の過程では、複数の物品を収容する収容箱が用いられる。例えば、物品を製造するメーカの倉庫から物流倉庫への物品の搬送、物流倉庫から販売店倉庫への物品の搬送などは、物品が収容箱に収容された状態で行われる。従来、このような収容箱としては、段ボール箱が用いられている。
【0003】
しかしながら、段ボール箱は、使い捨てであるため、環境負荷が高くなりやすい。そのため、環境負荷を低減することを目的として、繰り返し使用可能な合成樹脂製のコンテナを収容箱として用いることが検討されている。
【0004】
例えば、下記の特許文献1には、パレット、通い箱、コンテナ、又はカゴ台車等の繰り返し利用可能な物品搬送部材が記載されている。また、特許文献1には、物品搬送部材を用いた物品の入出荷の際に、物品搬送部材に付与された識別情報を読み取ることで、物品の入出荷を管理することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-043661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
収容箱を繰り返し使用するためには、物品の搬送後に空の収容箱を回収する作業が追加で必要となる。空の収容箱の回収には、トラック等の運搬車両が使用されるため、収容箱の回収の際にもCO
2
が排出される。
【0007】
そこで、繰り返し使用可能な収容箱を物品の搬送に用いた場合に、どの程度の環境負荷が発生しているかを可視化することが求められていた。
【0008】
本発明は、収容箱ごとに累積でのCO
2
の合計排出量を算出することが可能な技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のある観点は、物品を収容して複数の拠点間を繰り返し搬送される収容箱に付されたID情報と、前記収容箱の前記拠点間の搬送の各々とを関連付けて記憶する記憶部と、前記収容箱ごとに累積でのCO
2
合計排出量を算出する排出量算出部と、を含み、前記CO
2
合計排出量は、前記記憶部に記憶された前記収容箱の前記搬送の履歴に基づいて算出された搬送時のCO
2
排出量を含む、情報処理システムに関する。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本発明によれば、収容箱ごとに累積でのCO
2
の合計排出量を算出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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