TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024172422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090130
出願日2023-05-31
発明の名称フロアーハッチ
出願人カネソウ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04F 19/08 20060101AFI20241205BHJP(建築物)
要約【課題】蓋体を容易に開閉できると共に、該蓋体が不必要に取り外されることを抑制し得るフロアーハッチを提案する。
【解決手段】蓋体3の側縁部に、蓋受枠2の回転軸部15を回転自在に嵌入する嵌入穴27と嵌入穴27に連通する案内溝路28とを備え、蓋体3を特定の傾斜角度範囲で傾斜させることにより、蓋体3と蓋受枠2の垂直後壁部12bとの間に間隙tを生じさせ、該蓋体3を後方へ移動させることで、回転軸部15を案内溝路28に挿入可能とする一方、特定の傾斜角度範囲外で傾斜させた場合に、回転軸部15を案内溝路28に挿入不能とした。かかる構成では、蓋体3を特定の傾斜角度範囲に傾斜させれば、回転軸部15を嵌入穴27から案内溝路28を介して取り出しできることから、蓋体3を蓋受枠2から取り外しできる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
床に形成された開口の内周縁に配設された蓋受枠と、前記蓋受枠に被着されて前記開口を閉鎖する矩形状の蓋体とを備え、
前記蓋受枠が、被着された前記蓋体を囲繞する矩形状の垂直周壁部と、該垂直周壁部に一体的に設けられて、該蓋体を支持する蓋支持部とを備えたものであるフロアーハッチにおいて、
前記蓋受枠には、前記垂直周壁部を構成する左右の側壁部の一端部に、内方へ夫々突出する回転軸部が対向状に設けられ、
前記蓋体には、左右の側面部の、前記蓋受枠の左右の回転軸部に夫々対向する部位に、各回転軸部が回転自在に嵌入される嵌入穴が夫々設けられ、
前記蓋体の嵌入穴に前記回転軸部が嵌入された状態で、該蓋体を回転させることによって、前記開口を開閉するものであり、
前記蓋体が、少なくとも左右一方の側面部に、当該側面部の前記嵌入穴に連通され且つ前記一端側に開口されて設けられた、当該嵌入穴に前記回転軸部を入出可能な案内溝路を備えてなり、
前記蓋体を特定の傾斜角度範囲で傾斜させるにより、当該蓋体の一端部と該一端部に対向する前記垂直周壁部との間に間隙を生じさせ、該間隙を狭める方向へ該蓋体を移動させることで、前記嵌入穴に嵌入された前記回転軸部を前記案内溝路へ挿入可能とする一方、
前記蓋体を前記特定の傾斜角度範囲外で傾斜させた場合に、前記嵌入穴に嵌入された前記回転軸部を前記案内溝路へ挿入不能としたものであることを特徴とするフロアーハッチ。
続きを表示(約 99 文字)【請求項2】
前記蓋体は、
前記一端部が、左右方向に亘って、下底から外方へ上り勾配で傾斜するテーパ形状に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のフロアーハッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショールーム、店舗、およびオフィス等の床に配設されるフロアーハッチに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ショールームやオフィス等の床には、該床に設けれた各種点検口を閉鎖するためのフロアーハッチが配設されている。こうしたフロアーハッチとして、例えば特許文献1には、床に固定された蓋受枠と該蓋受枠に被着される蓋体とを備え、該蓋体を蓋受枠に脱着することによって点検口を開閉する構成が提案されている。かかる構成は、蓋体と蓋受枠とがセパレートタイプのものであるから、該蓋体を蓋受枠から外すことにより点検口を開放できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-74408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、床下に配設されたコンセントやガス栓などのカバーとして、前記のフロアーハッチが適用されている。こうしたコンセント等のフロアーハッチは、前述した点検口のフロアーハッチに比して小型軽量であることから、蓋体の脱着を容易に行うことができる。このため、コンセント等の小型のフロアーハッチは、使用目的以外の悪戯などで蓋体が取り外されてしまうことがあった。特に、床下コンセント用としてホテルや飲食店の大広間や宴会場などに設けられたフロアーハッチでは、本来の使用目的以外で蓋体が取り外されることが懸念され、対策が急務となっていた。
【0005】
本発明は、蓋体を比較的容易に開閉できると共に、脱着可能でありながら不必要に取り外されてしまうことを抑制し得るフロアーハッチを提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、床に形成された開口の内周縁に配設された蓋受枠と、前記蓋受枠に被着されて前記開口を閉鎖する矩形状の蓋体とを備え、前記蓋受枠が、被着された前記蓋体を囲繞する矩形状の垂直周壁部と、該垂直周壁部に一体的に設けられて、該蓋体を支持する蓋支持部とを備えたものであるフロアーハッチにおいて、前記蓋受枠には、前記垂直周壁部を構成する左右の側壁部の一端部に、内方へ夫々突出する回転軸部が対向状に設けられ、前記蓋体には、左右の側面部の、前記蓋受枠の左右の回転軸部に夫々対向する部位に、各回転軸部が回転自在に嵌入される嵌入穴が夫々設けられ、前記蓋体の嵌入穴に前記回転軸部が嵌入された状態で、該蓋体を回転させることによって、前記開口を開閉するものであり、 前記蓋体が、少なくとも左右一方の側面部に、当該側面部の前記嵌入穴に連通され且つ前記一端側に開口されて設けられた、当該嵌入穴に前記回転軸部を入出可能な案内溝路を備えてなり、前記蓋体を特定の傾斜角度範囲で傾斜させるにより、当該蓋体の一端部と該一端部に対向する前記垂直周壁部との間に間隙を生じさせ、該間隙を狭める方向へ該蓋体を移動させることで、前記嵌入穴に嵌入された前記回転軸部を前記案内溝路へ挿入可能とする一方、前記蓋体を前記特定の傾斜角度範囲外で傾斜させた場合に、前記嵌入穴に嵌入された前記回転軸部を前記案内溝路へ挿入不能としたものであることを特徴とするフロアーハッチである。
【0007】
ここで、蓋体を特定の傾斜角度範囲外の角度で傾斜させた場合に回転軸部を案内溝路へ挿入不能であることは、具体的に言うと、当該蓋体の一端部と該一端部に対向する前記垂直周壁部との間に間隙が生じないこと、生じた間隙を狭める方向(換言すれば、閉じる方向)へ蓋体を移動できないこと、又は生じた間隙を狭める方向へ蓋体を移動させても回転軸部を案内溝路へ挿入できないことを示す。尚、特定の傾斜角度範囲外とは、特定の傾斜角度範囲を除く他の角度を示す。
【0008】
かかる構成にあっては、蓋体を回転させて特定の傾斜角度範囲に傾斜させると、該回転軸部が案内溝路を介して該蓋体の外へ取り出しできることから、当該蓋体を蓋受枠から取り外すことができる。一方、蓋体を特定の傾斜角度範囲外で傾斜させると、回転軸部が案内溝路に挿入できないことから、当該蓋体を蓋受枠から取り外せない。このように本発明の構成は、蓋体を特定の傾斜角度範囲に傾斜させた場合に限って、該蓋体を蓋受枠から取り外しできるようにしたものである。尚、当然ながら、取り外された蓋体は、特定の傾斜角度範囲で傾斜させた状態で蓋受枠に取り付けることが可能である。
【0009】
このように本発明の構成は、蓋体を特定の傾斜角度範囲に傾斜させた場合に限って取り外し可能であることから、メンテナンス時などで蓋体を取り外すことによって作業性を向上できると共に、悪戯等によって蓋体が不必要に取り外されることを抑制できる。
【0010】
前述した本発明のフロアーハッチにあって、前記蓋体は、前記一端部が、左右方向に亘って、下底から外方へ上り勾配で傾斜するテーパ形状に形成されたものである構成が提案される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
塗装ユニット
1か月前
個人
テント補強構造
2か月前
個人
防護用浮上シート
2か月前
積水樹脂株式会社
取付金具
22日前
積水樹脂株式会社
フェンス
1か月前
積水樹脂株式会社
取付金具
22日前
宗教法人常妙寺
墓石
1か月前
積水樹脂株式会社
取付金具
22日前
セーレン株式会社
屋根下葺材
2か月前
個人
屋根の雪下し装置
2か月前
三協立山株式会社
手すり
1か月前
個人
連結具及び施工方法
2日前
三協立山株式会社
構造体
8日前
三協立山株式会社
構造体
8日前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
2か月前
鹿島建設株式会社
接合構造
2か月前
ミサワホーム株式会社
住宅
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
ミサワホーム株式会社
住宅
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
2か月前
ミサワホーム株式会社
庇構造
2か月前
明正工業株式会社
建材パネル
2か月前
大和ハウス工業株式会社
建物
2か月前
株式会社大林組
構造体
16日前
日精株式会社
機械式駐車装置
1か月前
三洋工業株式会社
膜天井構造
1か月前
ミサワホーム株式会社
接合構造
2か月前
片山鐵工株式会社
転倒防止器具
1か月前
株式会社タツミ
建築用接合金具
15日前
ミサワホーム株式会社
耐火構造
2か月前
株式会社熊谷組
CLTユニット
2か月前
続きを見る