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公開番号2024172317
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089954
出願日2023-05-31
発明の名称画像処理装置及びその制御方法とプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20241205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ログイン中のユーザが画像処理装置を使用していない蓋然性が高い状況になると自動ログアウトを実行する画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置104は、携帯端末101との通信を行うBLE通信部372及びUWB通信部373と、BLE通信部372及びUWB通信部373を介して携帯端末101を所持したユーザのログインとログアウトを制御するCPU301を備える。CPU301は、携帯端末101を所持したユーザがログインしている状態において、該ユーザにより画像形成装置104で実行されたジョブが終了してから予め定められたログアウト時間Tが経過した場合に、該ユーザを自動でログアウトさせる。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
携帯端末との通信を行う通信手段と、
前記通信手段を介して前記携帯端末を所持したユーザのログインとログアウトを制御する制御手段と、を備える画像処理装置であって、
前記制御手段は、前記携帯端末を所持したユーザがログインしている状態において、前記ユーザにより前記画像処理装置で実行されたジョブが終了してから予め定められたログアウト時間が経過した場合に、前記ユーザを自動でログアウトさせることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記ログアウト時間が経過する前に、前記ユーザの移動に伴って前記携帯端末が前記画像処理装置から予め定められたログアウト距離よりも遠くへ移動した場合に、前記ユーザを自動でログアウトさせることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記ユーザが所持している携帯端末が予め定められたログイン距離の範囲内に入った際に当該携帯端末との通信により当該ユーザを自動でログインさせ、
前記ログアウト距離は前記ログイン距離よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記ログイン距離として、前記画像処理装置での設定値と前記携帯端末での設定値のいずれかを選択可能な第1のユーザインタフェースを備えることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記ログアウト時間および前記ログアウト距離として、前記画像処理装置での設定値と前記携帯端末での設定値のいずれかを選択可能な第2のユーザインタフェースを備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記ジョブは前記携帯端末から前記通信手段を介して前記画像処理装置へ送信されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項7】
携帯端末との通信を行う画像処理装置の制御方法であって、
ユーザが所持した携帯端末が予め定められたログイン距離の範囲内に入った際に当該携帯端末との通信により当該ユーザを自動でログインさせるステップと、
前記ユーザの移動により前記携帯端末が前記画像処理装置から予め定められたログアウト距離よりも遠くへ移動した場合に、または、前記ユーザにより前記画像処理装置で実行されたジョブが終了してから予め定められたログアウト時間が経過した場合に、前記ユーザを自動でログアウトさせるステップと、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項8】
コンピュータを請求項1に記載の画像処理装置の前記制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
携帯端末を所持するユーザが予め定められたログイン距離の範囲内に入った際に当該携帯端末との通信により当該ユーザを自動でログインさせる制御手段を備える画像処理装置であって、
前記制御手段は、前記ユーザが前記画像処理装置にログインしている状態で、当該ユーザが当該画像処理装置を使用していない蓋然性が高いと判断した場合に、前記ユーザを自動でログアウトさせることを特徴とする画像処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末と通信可能に接続される画像処理装置及びその制御方法とプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、人の手を介さずに自動で処理を実行することが一般的に行われつつあり、その一例として、画像処理装置へのログイン処理及びログアウト処理の自動化が挙げられる。例えば、画像処理装置からの自動ログアウトを実施する方法として、操作部に対する操作が一定時間行われなかった場合に自動的にログアウトを実行する技術が知られている。一例として特許文献1には、画像処理装置に対する操作をイベントとして自動ログアウトを行う技術が記載されている。特許文献1に記載された技術では、画像処理装置の動作が終了し、且つ、ユーザが操作部に対する操作を行わない状態で所定の待機時間が経過すると、画像処理装置はログイン中のユーザを自動的にログアウトさせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-137081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、画像処理装置において動作(処理)が行われていない時間をイベントに用いて自動ログアウトを実施する。そのため、ログイン中のユーザが画像処理装置から離れた状況、つまり、ユーザが画像処理装置を使用していない蓋然性が高い状況、であっても、待機時間が経過するまではログイン状態が継続してしまう。
【0005】
本発明は、ログイン中のユーザが画像処理装置を使用していない蓋然性が高い状況になると自動ログアウトを実行することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像処理装置は、携帯端末との通信を行う通信手段と、前記通信手段を介して前記携帯端末を所持したユーザのログインとログアウトを制御する制御手段と、を備える画像処理装置であって、前記制御手段は、前記携帯端末を所持したユーザがログインしている状態において、前記ユーザにより前記画像処理装置で実行されたジョブが終了してから予め定められたログアウト時間が経過した場合に、前記ユーザを自動でログアウトさせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ログイン中のユーザが画像処理装置を使用していない蓋然性が高い状況になると自動ログアウトを実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る画像処理システムの概略構成を示す図である。
携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
携帯端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。
画像処理装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。
画像処理装置が管理するユーザ識別情報及びジョブ管理データの一例を示す図である。
画像処理装置による測距方式を表した模式図である。
画像処理システムで実行されるプリントジョブのすシーケンス図である。
携帯端末のディスプレイでの各種表示例を示す第1の図である。
携帯端末のディスプレイでの各種表示例を示す第2の図である。
携帯端末と画像処理装置の間でやりとりされる各種パケットの構成を示す図である。
画像処理装置の操作部の一例を示す図である。
画像処理装置の操作部の別の例を示す図である。
画像処理装置が携帯端末をログアウトさせる処理のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
<画像処理システムの概略構成>
図1は、実施形態に係るデータ処理システムの一例としての画像処理システムの概略構成を示す図である。画像処理システム100は、LAN103を介して通信可能に接続された無線LANターミナル102及び画像形成装置104,105,106,107を有する。無線LANターミナル102は、一般的なネットワークルータ機能を有する無線LANの親機であって、家庭内やオフィス等でWi-Fi(登録商標)による無線LAN機能を提供している。画像形成装置104~107は、画像処理装置の一例であり、少なくともプリンタ機能(印刷機能)を有するものとする。画像形成装置104~107は、更にコピー機能やスキャナ機能、ファクス送受信機能等を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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