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公開番号
2024171896
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089175
出願日
2023-05-30
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
H01L
29/78 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電気的特性を向上できる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1Aは、第1主面3を有するチップ2と、第1主面3の表層部に形成されたn型の第1半導体領域8と、第1半導体領域8に位置されるように第1主面3に形成され、断面視で第1側壁30a、第2側壁30bおよび底壁30cを有するトレンチ型のソース構造30と、第1主面3の表層部においてソース構造30に沿う領域に形成され、断面視でソース構造30の中央部を通過する仮想鉛直線Lzに対して左右非対称な断面レイアウトを有するp型のコンタクト領域50と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
SiCを含み、主面を有するチップと、
前記主面の表層部に形成された第1導電型の半導体領域と、
前記半導体領域に位置されるように前記主面に形成され、断面視で第1側壁、第2側壁および底壁を有するトレンチ型のソース構造と、
前記主面の表層部において前記ソース構造の前記第2側壁および前記底壁に沿う領域に形成され、断面視で前記ソース構造の中央部を通過する仮想鉛直線に対して左右非対称な断面レイアウトを有する第2導電型のコンタクト領域と、を含む、半導体装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記コンタクト領域は、前記第2側壁側の第2導電型不純物濃度が前記第1側壁側の第2導電型不純物濃度よりも高い濃度分布を有している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記コンタクト領域は、前記ソース構造の前記第1側壁に沿う領域に形成されていない、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記コンタクト領域は、前記第2側壁の上端側において前記主面に沿って水平方向に延びる部分を有している、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記コンタクト領域は、前記ソース構造の前記底壁のうち前記仮想鉛直線に対して前記第1側壁側の部分に沿う第1領域、および、前記ソース構造の前記底壁のうち前記仮想鉛直線に対して前記第2側壁側の部分に沿う第2領域を含み、
前記第1領域は、第1厚さを有し、
前記第2領域は、前記第1厚さとは異なる第2厚さを有している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2厚さは、前記第1厚さよりも大きい、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記主面の表層部において前記ソース構造の周囲に形成された第1導電型のソース領域をさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ソース領域は、
前記主面の表層部において前記ソース構造の前記第1側壁に沿う領域に形成された第1ソース領域と、
前記主面の表層部において前記ソース構造の前記第2側壁に沿う領域に形成され、前記第1ソース領域とは異なる断面レイアウトを有する第2ソース領域と、を含む、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記半導体領域に位置されるように前記主面に形成されたトレンチ型のゲート構造をさらに含み、
前記ソース構造は、前記ゲート構造から間隔を空けて前記主面に形成され、
前記コンタクト領域は、前記ゲート構造から間隔を空けて形成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記ソース構造は、前記ゲート構造の深さとは異なる深さを有している、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、トレンチゲート構造、および、当該トレンチゲート構造に隣り合う保護トレンチ構造を含む半導体装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2017/0040423号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、電気的特性を向上できる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態は、主面を有するチップと、前記主面の表層部に形成された第1導電型の半導体領域と、前記半導体領域に位置されるように前記主面に形成され、断面視で第1側壁、第2側壁および底壁を有するトレンチ型のソース構造と、前記主面の表層部において前記ソース構造の前記第2側壁および前記底壁に沿う領域に形成され、断面視で前記ソース構造の中央部を通過する仮想鉛直線に対して左右非対称な断面レイアウトを有する第2導電型のコンタクト領域と、を含む、半導体装置を提供する。
【0006】
実施形態は、主面を有するチップと、前記主面の表層部に形成された第1導電型の半導体領域と、前記半導体領域に位置されるように前記主面に形成され、断面視で第1側壁、第2側壁および底壁を区画するトレンチ、前記トレンチの壁面を被覆する絶縁膜、および、前記絶縁膜を挟んで前記トレンチに埋設された埋設電極を有するソース構造と、前記主面の表層部において前記ソース構造の前記第1側壁に沿う領域に形成された第1導電型のソース領域と、前記主面の表層部において前記ソース構造の前記第2側壁に沿う領域に形成され、前記ソース構造を挟んで前記ソース領域に対向する第2導電型のコンタクト領域と、を含む、半導体装置を提供する。
【0007】
上述のまたはさらに他の目的、特徴および効果は、添付図面の参照によって説明される実施形態により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置を示す平面図である。
図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。
図3は、第1主面のレイアウト例を示す平面図である。
図4は、第1主面の一要部のレイアウト例を示す拡大平面図である。
図5は、図4に示すV-V線に沿う断面図である。
図6は、図4に示す構造物の一要部を示す拡大断面図である。
図7は、図6に示すゲート構造の拡大断面図である。
図8は、図6に示すソース構造の拡大断面図である。
図9は、半導体装置の製造に使用されるウエハを示す概略図である。
図10Aは、半導体装置の製法例を示す断面図である。
図10Bは、図10Aの後の工程を示す断面図である。
図10Cは、図10Bの後の工程を示す断面図である。
図10Dは、図10Cの後の工程を示す断面図である。
図10Eは、図10Dの後の工程を示す断面図である。
図10Fは、図10Eの後の工程を示す断面図である。
図10Gは、図10Fの後の工程を示す断面図である。
図10Hは、図10Gの後の工程を示す断面図である。
図10Iは、図10Hの後の工程を示す断面図である。
図10Jは、図10Iの後の工程を示す断面図である。
図10Kは、図10Jの後の工程を示す断面図である。
図10Lは、図10Kの後の工程を示す断面図である。
図10Mは、図10Lの後の工程を示す断面図である。
図11は、参考例に係る半導体装置の電気的特性を示すグラフである。
図12は、第1実施形態に係る半導体装置の電気的特性を示すグラフである。
図13は、第2実施形態に係る半導体装置の一要部を示す拡大平面図である。
図14は、図13に示すXIV-XIV線に沿う断面図である。
図15は、図13に示すXV-XV線に沿う断面図である。
図16は、第3実施形態に係る半導体装置の一要部を示す拡大平面図である。
図17は、図16に示すXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図16に示すXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19は、第1変形例に係るソース構造を示す断面図である。
図20は、第2変形例に係るソース構造を示す断面図である。
図21は、第3変形例に係るソース構造を示す断面図である。
図22は、第1変形例に係るコンタクト領域を示す断面図である。
図23は、第2変形例に係るコンタクト領域を示す断面図である。
図24は、第3変形例に係るコンタクト領域を示す断面図である。
図25は、第4変形例に係るコンタクト領域を示す断面図である。
図26は、変形例に係るウェル領域を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、実施形態が詳細に説明される。添付図面は、いずれも模式図であり、厳密に図示されたものではなく、相対的な位置関係、縮尺、比率、角度等は必ずしも一致しない。添付図面の間で対応する構造には同一の参照符号が付され、重複する説明は省略または簡略化される。説明が省略または簡略化された構造については、省略または簡略化される前になされた説明が適用される。
【0010】
この明細書において「ほぼ(substantially)」の文言が使用される場合、この文言は、比較対象の数値(形態)と等しい数値(形態)を含む他、比較対象の数値(形態)を基準とする±10%の範囲の数値誤差(形態誤差)も含む。以下の説明では「第1」、「第2」、「第3」等の文言が使用されるが、これらは説明順序を明確にするために各構造の名称に付された記号であり、各構造の名称を限定する趣旨で付されていない。
(【0011】以降は省略されています)
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