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公開番号2024171627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088741
出願日2023-05-30
発明の名称耐油剤
出願人サカタインクス株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C09D 191/06 20060101AFI20241205BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】紙基材に塗布することにより、耐油性、透気度、及び、印刷適性に優れる耐油紙を得ることができる耐油剤を提供する。
【解決手段】パラフィンワックスと、バインダー樹脂と、湿潤剤とを含有する耐油剤であって、上記パラフィンワックスの含有量が、上記耐油剤の全質量に対して10~40質量%であり、上記バインダー樹脂の含有量が、上記耐油剤の全質量に対して2~20質量%であり、上記湿潤剤は、ソルビトール、尿素、及び、グリセリンからなる群より選択される1種以上であり、上記湿潤剤の含有量が、上記耐油剤の全質量に対して10~20質量%である耐油剤。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
パラフィンワックスと、バインダー樹脂と、湿潤剤とを含有する耐油剤であって、
前記パラフィンワックスの含有量が、前記耐油剤の全質量に対して10~40質量%であり、
前記バインダー樹脂の含有量が、前記耐油剤の全質量に対して2~20質量%であり、
前記湿潤剤は、ソルビトール、尿素、及び、グリセリンからなる群より選択される1種以上であり、
前記湿潤剤の含有量が、前記耐油剤の全質量に対して10~20質量%である耐油剤。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記パラフィンワックスは、融点が55~120℃である請求項1に記載の耐油剤。
【請求項3】
前記バインダー樹脂は、スチレンアクリル樹脂、及び、ウレタン樹脂からなる群より選択される1種以上である請求項1又は2に記載の耐油剤。
【請求項4】
前記湿潤剤は、ソルビトールである請求項1又は2に記載の耐油剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐油剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
耐油剤は、紙基材に塗布することにより、耐油性を付与する材料である。
耐油性を付与された紙基材は、耐油紙として主に食品用の包装容器等として幅広く用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、坪量が20~70g/m

、JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.5-2:2000に準じて測定した王研式透気度が70秒以上である紙支持体の少なくとも片面に耐油層を設けた耐油紙であって、耐油層を構成する耐油剤が重量平均分子量5万~200万、ガラス転移温度30℃未満のアクリル系樹脂であり、かつ折り目部分におけるJAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.41:2000に準じて測定したキット法による耐油度が4級以上であることを特徴とする耐油紙が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-172277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の耐油紙は、耐油性に優れ、フッ素化合物を含まないために、健康や環境に対する悪影響が少なく、食品用途等の包装に好適に用いることができることが開示されている。
【0006】
近年、耐油剤には、耐油性に優れる性質や、フッ素化合物を含まないことに加えて、透気度や印刷適性に優れることも要求されるようになってきた。
特許文献1では、透気度については十分では無く、印刷適性については言及されておらず、更なる改善の余地があった。
【0007】
そこで本発明は、紙基材に塗布することにより、耐油性、透気度、及び、印刷適性に優れる耐油紙を得ることができる耐油剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、パラフィンワックスと、バインダー樹脂と、湿潤剤とを含有する耐油剤において、上記パラフィンワックス、バインダー樹脂、及び、湿潤剤の含有量を特定の範囲とし、かつ、上記湿潤剤として特定の材料を選択することにより、上述した課題を全て解決できることを見出した。
【0009】
すなわち本発明は、パラフィンワックスと、バインダー樹脂と、湿潤剤とを含有する耐油剤であって、上記パラフィンワックスの含有量が、上記耐油剤の全質量に対して10~40質量%であり、上記バインダー樹脂の含有量が、上記耐油剤の全質量に対して2~20質量%であり、上記湿潤剤は、ソルビトール、尿素、及び、グリセリンからなる群より選択される1種以上であり、上記湿潤剤の含有量が、上記耐油剤の全質量に対して10~20質量%である耐油剤である。
【0010】
本発明の耐油剤において、上記パラフィンワックスは、融点が55~120℃であることが好ましい。
また、上記バインダー樹脂は、スチレンアクリル樹脂、及び、ウレタン樹脂からなる群より選択される1種以上であることが好ましい。
また、上記湿潤剤は、ソルビトールであることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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