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公開番号
2024171309
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2024033742,2023088082
出願日
2024-03-06,2023-05-29
発明の名称
排水の処理における異常を検出するためのシステムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラム
出願人
株式会社Nocnum
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
3/34 20230101AFI20241204BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】排水の処理における異常を検出するためのシステムを提供すること。
【解決手段】本発明のシステムは、時間の経過に伴って、複数回、排水内のpH値を特定する手段と、排水内の特定された複数のpH値の推移に基づいて、排水内のアンモニウムイオンが亜硝酸イオンに変化する反応に異常が発生しているか否かを判定する手段と、反応に異常が発生していると判定される場合に、反応に異常が発生している旨の警告を提示する手段とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水の処理における異常を検出するためのシステムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、硝化脱窒反応を用いた排水処理が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開第2009-022865号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、硝化脱窒反応に異常が発生しているか否かを、排水の汚泥濃度分布およびpH値などに基づいて判定する手法が、開示されている。しかしながら、排水の汚泥濃度分布を測定するための装置は、余分にコストがかかり、設置スペースも必要となる。
【0005】
本発明は、排水内のpH値のみに基づいて排水の処理における異常を検出することを可能にするシステムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの局面において、本発明のシステムは、排水の処理における異常を検出するためのシステムであり、前記システムは、時間の経過に伴って、複数回、前記排水内のpH値を特定する手段と、前記排水内の前記特定された複数のpH値の推移に基づいて、前記排水内のアンモニウムイオンが亜硝酸イオンに変化する反応に異常が発生しているか否かを判定する手段と、前記反応に異常が発生していると判定される場合に、前記反応に異常が発生している旨の警告を提示する手段とを備える。
【0007】
本発明の1つの実施形態では、前記反応に異常が発生しているか否かを判定する手段は、前記排水内の前記特定された複数のpH値の推移が所定の推移を示すか否かを判定する手段と、前記排水内の前記特定された複数のpH値の推移が前記所定の推移を示す場合に、前記反応に異常が発生していると判定する手段とを備えていてもよい。
【0008】
本発明の1つの実施形態では、前記排水内の前記特定された複数のpH値の推移が前記所定の推移を示すか否かを判定する手段は、前記排水内の前記特定された複数のpH値の推移から、所定の時間毎のpH値を特定する手段と、各pH値について、前記pH値の近傍の他のpH値と前記pH値との相加平均値を算出することによって、前記所定の時間毎のpH値に対応する前記所定の時間毎の相加平均値を特定する手段と、前記所定の時間毎の相加平均値を離散値から連続値に変換し、前記所定の時間毎の相加平均値の連続関数を生成する手段と、前記所定の時間毎の相加平均値の連続関数の極小が存在するか否かを判定する手段と、前記所定の時間毎の相加平均値の連続関数の極小が存在する場合に、前記排水内の前記特定された複数のpH値の推移が前記所定の推移を示すと判定する手段とを含んでいてもよい。
【0009】
本発明の1つの実施形態では、前記所定の時間毎の相加平均値の連続関数の極小が存在するか否かを判定する手段は、前記所定の時間毎の相加平均値の連続関数を微分する手段と、前記所定の時間毎の相加平均値の連続関数の導関数に対して求根アルゴリズムを適用し、解が存在するか否かを判定する手段と、前記解が存在する場合に、前記所定の時間毎の相加平均値の連続関数の極小が存在すると判定する手段とを含んでいてもよい。
【0010】
本発明の1つの実施形態では、前記所定の時間毎の相加平均値は、時刻t-Nから時刻tまでの相加平均値であり、Nは、t未満の正の値であり、前記システムは、前記解が存在しない場合に、時刻t-Nより前のある時刻sのpH値を特定し、前記時刻sのpH値の近傍の他のpH値と前記時刻sのpH値との相加平均値を算出することによって、時刻sの相加平均値を特定する手段と、(前記時刻tの相加平均値)-(前記時刻sの相加平均値)をΔXとして算出する手段と、前記ΔXが正の値であるか否かを判定する手段とをさらに備え得、前記ΔXが正の値ではないと判定される場合に、前記反応に異常が発生していないと判定されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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