TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024170605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-10
出願番号2024155494,2023004870
出願日2024-09-10,2018-03-21
発明の名称エアロゾル送達装置および関連する方法
出願人アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド
代理人弁理士法人川口國際特許事務所
主分類A24F 40/46 20200101AFI20241203BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】エアロゾル前駆体組成物と直接接触することもなくエアロゾル前駆体組成物の熱劣化を伴うこともなく行われるエアロゾル送達装置を提供する。
【解決手段】エアロゾル送達装置100は、エアロゾル前駆体組成物108が内部に入れられた加熱チャンバ106を含む。マイクロ波放射エネルギー放出装置110は、加熱チャンバに動作可能に係合され、且つ、マイクロ波放射エネルギーによってその中のエアロゾル前駆体組成物を加熱してエアロゾル前駆体組成物からエアロゾルを形成するように構成される。出口ポート118は、エアロゾル送達装置のハウジングに形成され、加熱チャンバに流体連通している。加熱チャンバは、出口ポートに加えられた吸引力に応答して、エアロゾルが出口ポートを通ってハウジングから外側に引き出されるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル送達装置であって、
エアロゾル前駆体組成物が内部に入れられた加熱チャンバと、
加熱チャンバに動作可能に係合された、且つ、マイクロ波放射エネルギーによってその中のエアロゾル前駆体組成物を加熱してエアロゾル前駆体組成物からエアロゾルを形成するように構成された、マイクロ波放射エネルギー放出装置と、
出口ポートを有し、加熱チャンバに流体連通するハウジングと、
を含み、
加熱チャンバが、出口ポートに加えられた吸引力に応答して、エアロゾルが出口ポートを通ってハウジングから外側に引き出されるようにするエアロゾル送達装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
加熱チャンバに動作可能に係合された、且つ、エアロゾル前駆体組成物を内部に収容するように構成されてエアロゾル前駆体送達構成に流体連通するリザーバから加熱チャンバにエアロゾル前駆体組成物を導くように構成された、エアロゾル前駆体送達構成をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
マイクロ波放射エネルギー放出装置が、加熱チャンバの周りに延び、マイクロ波放射エネルギーを放出するように構成されたマグネトロンを含む、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
マグネトロンが、加熱チャンバを実質的に取り囲むように構成されたエンクロージャ内に配置される、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
2つ以上のリザーバを含み、各リザーバが別個のエアロゾル前駆体組成物を内部に収容するように構成され、2つ以上のリザーバのそれぞれが、エアロゾル前駆体送達構成に流体連通し、エアロゾル前駆体送達構成が2つ以上のリザーバのそれぞれ1つから加熱チャンバに別個のエアロゾル前駆体組成物のいずれかを導くようにエアロゾル前駆体送達構成と協働可能である、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
ハウジングまたはエンクロージャ内に画定され、加熱チャンバと、ハウジングまたはエンクロージャの外部の外気との間の空気流を可能にするように構成された空気流路を含む、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
出口ポートまたは空気流路が、エンクロージャと協働してエンクロージャ内にマイクロ波放射エネルギーを閉じ込めるように構成された空気流遮蔽要素を含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
出口ポートに係合される係合近位端と、マウスピース要素に係合される反対側の遠位端とを有するホース部材を含み、マウスピース要素およびホース部材が、出口ポートを介して加熱チャンバに流体連通して、マウスピース要素に加えられた吸引力に応答してそこからエアロゾルを受容する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
マイクロ波放射エネルギー放出装置と、加熱チャンバ内のエアロゾル前駆体組成物に連絡する感知要素との間で通信するコントローラ要素を含み、感知要素が、加熱チャンバ内のエアロゾル前駆体組成物の温度を感知するように構成され、コントローラ要素が、感知された温度に応答して、マイクロ波放射エネルギー放出装置によるマイクロ波放射出力を調整して、加熱チャンバ内のエアロゾル前駆体組成物を最高所望温度まで加熱する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
エアロゾル前駆体組成物が、液体、ゲル、固体、カプセル、コロイド、懸濁液、植物由来物およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項1に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エアロゾル送達装置に関し、さらに具体的には、タバコから製造されたか、タバコに由来するか、そうでなければタバコ関連材料を組み込んだエアロゾル前駆体組成物を加熱して、人間が摂取するための吸入可能な物質を形成するように構成されたマイクロ波放射加熱要素に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
使用のためにタバコを燃焼することを必要とする喫煙製品の改良品または代替品として、喫煙装置が長年にわたって提案されてきた。これらの装置の多くは、紙巻タバコ、葉巻またはパイプの喫煙に関連する感覚を提供するように設計されているが、タバコの燃焼に起因する相当量の不完全燃焼および熱分解生成物を送達することはないと言われている。
【0003】
この目的のために、電気エネルギーを利用して揮発性材料を気化または加熱するか、タバコを著しく燃焼することなく紙巻タバコ、葉巻またはパイプの喫煙感覚を提供しようとする喫煙製品、香味発生器および薬用吸入器が提案されている。例えば、参照により本明細書に組み込まれるCollettらの米国特許第8,881,737号明細書およびRobinsonらの米国特許第7,726,320号明細書、Griffith, Jr.らの米国特許出願公開第2013/0255702号明細書、Sebastianらの米国特許出願公開第2014/0000638号明細書およびSearsらの米国特許出願公開第2014/0096781号明細書に記載の背景技術に記載されている様々な代替喫煙品、エアロゾル送達装置および発熱源を参照されたい。
【0004】
電気エネルギーを使用して煙またはエアロゾルを形成するための熱を生成するこれらの喫煙製品、香味発生器および薬用吸入器のうち、電池などの電源と組み合わせてウィックおよびコイルの構成が利用されることが多い。さらに具体的には、この構成では、コイルはウィックと直接接触し、加熱要素として機能する。コイルは、電池からの電流を伝導し、ウィックに吸収された制限された量のエアロゾル前駆体組成物を直接接触により加熱するように構成される。しかし、直接加熱するとエアロゾル前駆体組成物の加熱が不均一になる可能性があるため、ウィックおよびコイルの構成がエアロゾル前駆体組成物の熱劣化を引き起こす可能性がある。
【0005】
したがって、装置の耐用年数を延長し、均一性が向上したエアロゾルを送達するために、外部エネルギー源によって生成された熱を使用してエアロゾル前駆体組成物を加熱して、紙巻タバコ、葉巻またはパイプの喫煙感覚を提供し、これが好ましくは、エアロゾル前駆体組成物と直接接触することもなくエアロゾル前駆体組成物の熱劣化を伴うこともなく行われるエアロゾル送達装置を提供することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第8,881,737号明細書
米国特許第7,726,320号明細書
米国特許出願公開第2013/0255702号明細書
米国特許出願公開第2014/0000638号明細書
米国特許出願公開第2014/0096781号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、人間が摂取するためのエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル送達装置に関する。一態様では、エアロゾル送達装置は、
エアロゾル前駆体組成物が内部に入れられた加熱チャンバと、
加熱チャンバに動作可能に係合された、且つ、マイクロ波放射エネルギーによってその中のエアロゾル前駆体組成物を加熱してエアロゾル前駆体組成物からエアロゾルを形成するように構成された、マイクロ波放射エネルギー放出装置と、
出口ポートを有し、加熱チャンバに流体連通するハウジングと、
を含み、
加熱チャンバは、出口ポートに加えられた吸引力に応答して、エアロゾルが出口ポートを通ってハウジングから外側に引き出されるようにする。
【0008】
別の態様では、エアロゾル送達装置の製造方法は、
マイクロ波放射エネルギー放出装置を、エアロゾル前駆体組成物を内部に受容するように構成された加熱チャンバに動作可能に係合させることであって、マイクロ波放射エネルギー放出装置は、それにより放出されたマイクロ波放射エネルギーによってエアロゾル前駆体組成物を加熱して、エアロゾル前駆体組成物からエアロゾルを形成するように構成される、動作可能に係合させることと、
加熱チャンバを、出口ポートを有するハウジングに係合させることであって、それにより、出口ポートが加熱チャンバに流体連通するようにし、かつ加熱チャンバが出口ポートに加えられた吸引力に応答してエアロゾルが出口ポートを通ってハウジングから外側に引き出されるようにする、係合させることと、
を含む。
【0009】
したがって、本開示は、限定するものではないが、以下の実施形態を含む。
【0010】
実施形態1:エアロゾル送達装置であって、
エアロゾル前駆体組成物が内部に入れられた加熱チャンバと、
加熱チャンバに動作可能に係合された、且つ、マイクロ波放射エネルギーによって内部のエアロゾル前駆体組成物を加熱してエアロゾル前駆体組成物からエアロゾルを形成するように構成された、マイクロ波放射エネルギー放出装置と、
出口ポートを有し、加熱チャンバに流体連通するハウジングと、
を含み、
加熱チャンバが、出口ポートに加えられた吸引力に応答して、エアロゾルが出口ポートを通ってハウジングから外側に引き出されるようにする、エアロゾル送達装置。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ニチコン株式会社
エアロゾル発生装置およびその製造方法
7日前
Future Technology株式会社
エアロゾル吸引カートリッジ
1か月前
日本たばこ産業株式会社
吸引装置
1か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器
24日前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
3日前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
28日前
日本たばこ産業株式会社
非燃焼式吸引器
24日前
日本たばこ産業株式会社
吸引成分生成装置
28日前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
15日前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
10日前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
8日前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
17日前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
17日前
Future Technology株式会社
電子タバコカートリッジ
17日前
Future Technology株式会社
電子タバコカートリッジ
1か月前
Future Technology株式会社
被加熱芳香カートリッジ
15日前
Future Technology株式会社
被加熱芳香カートリッジ
10日前
Future Technology株式会社
加熱式タバコ用カートリッジ
22日前
日本たばこ産業株式会社
吸引装置、制御方法、及びプログラム
今日
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の電源ユニット
17日前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の電源ユニット
17日前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の電源ユニット
17日前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の電源ユニット
17日前
Future Technology株式会社
エアロゾル吸引カートリッジ用のエアロゾル形成部材、エアロゾル冷却部材及び通気部
7日前
Future Technology株式会社
加熱式タバコ用カートリッジ及び部材
15日前
日本たばこ産業株式会社
カートリッジ及び非燃焼型香味吸引器
24日前
Future Technology株式会社
加熱式タバコ用カートリッジ及び支持部材
1か月前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の電源ユニット
15日前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の電源ユニット
1か月前
ジェイティー インターナショナル エスエイ
棒グラフ表示及び適応制御
10日前
アルトリア クライアント サーヴィシス,エルエルシー
ポッド
17日前
インペリアル、タバコ、リミテッド
喫煙代用消耗品
1か月前
インペリアル、タバコ、リミテッド
喫煙代用消耗品
10日前
インペリアル、タバコ、リミテッド
喫煙代用システム
17日前
ケーティー アンド ジー コーポレイション
ヒータ組立体及びそれを含むエアロゾル発生装置
3日前
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
ヒーター管理
1か月前
続きを見る