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公開番号
2024169947
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023086822
出願日
2023-05-26
発明の名称
光触媒塗膜
出願人
株式会社豊田中央研究所
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20241129BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】光触媒材料を利用して製品表面へ高い抗菌抗ウイルス性能を付与することができる光触媒塗膜を提供する。
【解決手段】光触媒材料を含み、表面ゼータ電位が+5mV以上である、光触媒塗膜である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
光触媒材料を含み、表面ゼータ電位が+5mV以上であることを特徴とする光触媒塗膜。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の光触媒塗膜であって、
前記光触媒材料が、可視光に応答する可視光応答型光触媒材料であることを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項3】
請求項2に記載の光触媒塗膜であって、
前記可視光応答型光触媒材料が、窒素をドープした窒素ドープ酸化チタンであることを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項4】
請求項3に記載の光触媒塗膜であって、
前記窒素ドープ酸化チタンの一次粒径が、100nm以下であることを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項5】
請求項1に記載の光触媒塗膜であって、
前記表面電位を調整するための表面電位調整材料を含むことを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項6】
請求項5に記載の光触媒塗膜であって、
前記表面電位調整材料が、等電点が7以上である無機酸化物の粒子であることを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項7】
請求項6に記載の光触媒塗膜であって、
前記無機酸化物の粒子が、アルミニウムの酸化物の粒子、ジルコニウムの酸化物の粒子、マグネシウムの酸化物の粒子、亜鉛の酸化物の粒子、および表面修飾したシリカ粒子のうちの少なくとも1つであることを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項8】
請求項6または7に記載の光触媒塗膜であって、
前記無機酸化物の粒子の一次粒径が、100nm以下であることを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項9】
請求項1に記載の光触媒塗膜であって、
前記表面ゼータ電位が、+6~+20mVの範囲であることを特徴とする光触媒塗膜。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光触媒材料を含む光触媒塗膜に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
家電、車室内の部材など様々な製品の表面に抗菌および/または抗ウイルス性能(以下、「抗菌および/または抗ウイルス」を「抗菌抗ウイルス」と呼ぶ場合がある)を付与することが検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、熱可塑性フィルムの少なくとも一面に、酸化セリウム粒子を20重量%以上、90重量%以下含む樹脂層を有し、樹脂層の表面ゼータ電位を-10mV以上、+70mV以下の範囲で調整する積層フィルムが記載され、抗菌抗ウイルス材料として酸化セリウム粒子を使用している。
【0004】
特許文献2には、抗菌抗ウイルス性能を有するとされる第4級アンモニウム塩の表面をカチオン基とした抗菌抗ウイルス性化合物を繊維表面に付与する抗菌抗ウイルス性繊維の製造方法が記載され、繊維の表面のゼータ電位が-100mV以上、-0.1mV以下の範囲であることが記載されている。
【0005】
特許文献3には、粘着層と、抗菌抗ウイルス剤として作用する銅化合物の粒子と表面電位制御剤として作用するカチオン系界面活性剤と樹脂とを混合した抗菌抗ウイルス層と、樹脂を含んで構成され、粘着層と抗菌抗ウイルス層との間に配置され、銅化合物の粒子と粘着層との接触を阻害する接触阻害層と、を備える抗菌抗ウイルス性貼付けテープ(フィルム)を製造する技術が記載され、表面電位制御剤により抗菌抗ウイルス層表面における樹脂の電位をプラス方向に変化させるとしている。
【0006】
特許文献1では、抗菌抗ウイルス材料として酸化セリウム粒子を使用しており、表面ゼータ電位が-10mV以上、+70mV以下であることを特徴としているが、想定される抗ウイルス性の作用機作が光触媒効果とは異なっていると説明している。また、特許文献1では、抗ウイルス効果の確認をサンプルの酸化力変化によって行っているのみであり、ウイルスの不活化試験を行っておらず、抗ウイルス性能の改善が示されていない。
【0007】
特許文献2では、第4級アンモニウム塩を使用した抗菌抗ウイルス剤を用いているが、繊維の表面のゼータ電位を負に帯電させることを特徴としている。
【0008】
特許文献3では、銅化合物を抗菌抗ウイルス剤として使用し、カチオン系界面活性剤により抗菌抗ウイルス層表面における樹脂の電位を調整しているが、有機物の界面活性剤を使用する技術であるため、酸化能力に優れた光触媒を使用している材料系では界面活性剤が分解されてしまい適用不可である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2022-079832号公報
特開2022-076352号公報
特開2016-088916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、光触媒材料を利用して製品表面へ高い抗菌抗ウイルス性能を付与することができる光触媒塗膜を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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