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公開番号
2024169604
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2024162593,2021062137
出願日
2024-09-19,2021-03-31
発明の名称
コンバイン
出願人
ヤンマーホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01D
41/12 20060101AFI20241128BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】コンバインにおいて、機体のスペースを有効に活用し、排気ガス浄化装置をコンパクトに設置することを可能とするとともに、優れた重量バランスを得る。
【解決手段】走行機体の前部にエンジン11を配置したコンバインであって、エンジン11の排気ガス中の粒子状物質を除去するDPFケース31、およびエンジン11の排気ガス中の窒素酸化物質を除去するSCRケース32を有する排気ガス浄化装置30を備え、DPFケース31およびSCRケース32は、長手方向を前後方向とする向きで上下に並んだ状態で、エンジン11よりも上方に配置されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
走行機体の前部にエンジンを配置したコンバインであって、
前記エンジンの排気ガス中の粒子状物質を除去する第1ケース、および前記エンジンの排気ガス中の窒素酸化物質を除去する第2ケースを有する排気ガス浄化装置を備え、
前記第1ケースおよび前記第2ケースは、長手方向を前後方向とする向きで上下に並んだ状態で、前記エンジンよりも上方に配置されている
ことを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記エンジンからの排気ガスを排出する排気管を備え、
前記排気管は、前記エンジンから上方に向けて延出し、前記第1ケースに接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記排気管の少なくとも一部は、フレキシブル管により構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記第1ケースおよび前記第2ケースの少なくともいずれか一方は、前記走行機体上に配置された脱穀部に上面視で少なくとも一部を重ねる位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンからの排気ガスを浄化するための排気ガス浄化装置を備えたコンバインに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンからの排気ガスを浄化するための排気ガス浄化装置を備えたコンバインがある。排気ガス浄化装置としては、例えば、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)としてのDPFケースと、尿素を用いた選択触媒還元(SCR:Selective Catalytic Reduction)のシステムをなすSCRケースとを有し、これらのケースにディーゼルエンジンからの排気ガスを導入して浄化する構成のものがある。DPFケースおよびSCRケースは、互いに同程度の大きさの略円筒状のケースとして構成されている。
【0003】
このような排気ガス浄化装置に関し、特許文献1には、DPFケースおよびSCRケースを、長手方向(筒軸方向)を機体の前後方向とする向きで左右に横並びに配置した構成が開示されている。特許文献1において、DPFケースおよびSCRケースは、収穫した穀物を貯留する穀物タンクの外側に形成された凹部内に配置されている。
【0004】
また、特許文献2には、機体の後部にエンジンを配置するとともに機体の左側に脱穀装置を設けた構成において、エンジンと脱穀装置との間に、DPFケースおよびSCRケースを、長手方向を機体の前後方向とする向きで上下に配置した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6489638号公報
特開2016-29895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された構成によれば、DPFケースおよびSCRケースをコンパクトに設置できる反面、穀物タンクに凹部を設ける必要があるため、穀物タンクの貯留量に影響するタンク容積の確保が困難となるという問題がある。
【0007】
また、特許文献2に開示された構成によれば、重量物であるエンジンおよび排気ガス浄化装置が機体の後部に集中的に配置されているため、機体の重量バランスの面で不利であるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、機体のスペースを有効に活用することができ、排気ガス浄化装置をコンパクトに設置することができるとともに、優れた重量バランスを得ることができるコンバインを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るコンバインは、走行機体の前部にエンジンを配置したコンバインであって、前記エンジンの排気ガス中の粒子状物質を除去する第1ケース、および前記エンジンの排気ガス中の窒素酸化物質を除去する第2ケースを有する排気ガス浄化装置を備え、前記第1ケースおよび前記第2ケースは、長手方向を前後方向とする向きで上下に並んだ状態で、前記エンジンよりも上方に配置されているものである。
【0010】
本発明の他の態様に係るコンバインは、前記コンバインにおいて、前記エンジンからの排気ガスを排出する排気管を備え、前記排気管は、前記エンジンから上方に向けて延出し、前記第1ケースに接続されているものである。
(【0011】以降は省略されています)
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