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公開番号
2024169582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2024161533,2022040983
出願日
2024-09-18,2015-08-20
発明の名称
薬剤仕分装置
出願人
株式会社湯山製作所
代理人
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20241128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】薬剤の大きさ、種類等を自動的に認識して高い自由度を確保して薬剤を格納する薬剤仕分装置を提供する。
【解決手段】本発明の薬剤仕分装置は、薬剤の大きさを認識する第1の認識部と、前記薬剤の種類を認識する第2の認識部と、認識された前記薬剤を格納する格納部と、前記格納部に格納された薬剤の格納位置および前記薬剤の種類を記憶する記憶部とを備え、前記記憶部に記憶される格納位置および前記第1の認識部により得られた前記大きさに基づいて、格納される薬剤の格納位置を決定し、第2の認識部により得られた種類と、前記格納位置とを関連付けて前記記憶部に記録する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
処理対象の薬剤の種類に対応する薬剤識別情報とは異なり当該処理対象の薬剤に割り当てられる一意的識別情報と病棟の識別情報と前記薬剤識別情報とが対応付けられた返却薬剤データを登録する第1処理部と、
少なくとも前記薬剤識別情報又は前記病棟の識別情報について入力される抽出条件を満たす前記返却薬剤データを抽出し、当該抽出された返却薬剤データの前記薬剤識別情報及び前記病棟の識別情報を、当該返却薬剤データの前記一意的識別情報ごとに異なる行に一覧で表示する第2処理部と、
を備える管理システム。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
一又は複数のプロセッサが、
処理対象の薬剤の種類に対応する薬剤識別情報とは異なり当該処理対象の薬剤に割り当てられる一意的識別情報と病棟の識別情報と前記薬剤識別情報とが対応付けられた返却薬剤データを対応付けて登録する第1ステップと、
少なくとも前記薬剤識別情報又は前記病棟の識別情報について入力される抽出条件を満たす前記返却薬剤データを抽出し、当該抽出された返却薬剤データの前記薬剤識別情報及び前記病棟の識別情報を、当該返却薬剤データの前記一意的識別情報ごとに異なる行に一覧で表示する第2ステップと、
を実行する管理方法。
【請求項3】
一又は複数のプロセッサに、
処理対象の薬剤の種類に対応する薬剤識別情報とは異なり当該処理対象の薬剤に割り当てられる一意的識別情報と病棟の識別情報と前記薬剤識別情報とが対応付けられた返却薬剤データを対応付けて登録する第1ステップと、
少なくとも前記薬剤識別情報又は前記病棟の識別情報について入力される抽出条件を満たす前記返却薬剤データを抽出し、当該抽出された返却薬剤データの前記薬剤識別情報及び前記病棟の識別情報を、当該返却薬剤データの前記一意的識別情報ごとに異なる行に一覧で表示する第2ステップと、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤仕分装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
患者に処方された薬剤が、処方変更等の理由により医療機関内の薬剤処方を管理する部署に返却される場合がある(返品薬剤)。特許文献1には、返品薬剤の処理作業の効率化と、この作業におけるヒューマンエラー防止のための、返品薬剤を自動的に認識して格納する返品薬剤仕分装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-215343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、返品薬剤は、種類、形状、大きさ、使用期限等の性状が種々異なる。しかし、特許文献1に開示されたものを含め、従来の返品薬剤仕分装置では、性状が種々異なる返品薬剤をその後の払出作業の効率等の要因を考慮した高い自由度を確保して格納することについて、特段の考慮が払われていない。より具体的には、性状が種々異なる返品薬剤を、例えば処方情報に応じた自由な払い出しが可能となるように、高い自由度を確保して格納することについて、特段の考慮が払われていない。
【0005】
本発明は、種類、形状、大きさ、使用期限等の性状が種々異なり、かつ非整列状態で供給された薬剤を、自動的に認識して高い自由度を確保して格納することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施の形態1に係る薬剤仕分装置は、
薬剤の大きさを認識する第1の認識部と、
前記薬剤の種類を認識する第2の認識部と、
認識された前記薬剤を格納する格納部と、
前記格納部に格納された薬剤の格納位置および前記薬剤の種類を記憶する記憶部とを備え、
前記記憶部に記憶される格納位置および前記第1の認識部により得られた前記大きさに基づいて、格納される薬剤の格納位置を決定し、第2の認識部により得られた種類と、前記格納位置とを関連付けて前記記憶部に記録する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の薬剤仕分装置によれば、薬剤の向き及び姿勢と、形状、大きさ、種類、使用期限のような性状とを自動的に認識し、例えば処方情報に応じた自由な払い出しが可能であるような、高い自由度を確保して薬剤を格納できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの概略構成図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムにおける薬剤返戻制御装置が格納するデータベースのレイアウトを示す図である。(A)は返品薬払出装置在庫用テーブルのレイアウトを示す図である。(B)は返品薬払出装置払出用テーブルのレイアウトを示す図である。(C)は返品薬払出装置回収用テーブルのレイアウトを示す図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムにおける指示端末に接続するローカルデータベースのレイアウトを示す図である。
返品薬払出装置、及び返品薬払出装置を含む払出ラインシステムの、構成図である。
図5(1)は、払出時における、処理の流れを示す図である。図5(2)は、回収時における、処理の流れを示す図である。
本発明の実施の形態1における、払出処理のフローチャートである。
図7(a)は、本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムのメイン画面図である。図7(b)は、返品薬管理システムのメイン画面図にて、各種設定ボタンをタッチした際に示されるボタンである。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの薬剤回収画面図である。
返品薬管理システムの薬品回収処理の対象データを抽出するためのフローチャートである。
返品薬払出装置回収用テーブルにレコードを作成する処理例のフローチャートである。
本発明の実施の形態1における、回収処理のフローチャートである。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの自動回収設定(パターン設定)画面図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの自動回収設定画面図(一覧図)である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの薬品有効期限登録一覧画面図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの薬品有効期限登録画面図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの、各種設定におけるその他設定画面図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの、返却薬品設定画面図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの返却許可設定画面図である。
返却許可設定画面による返却許可設定に基づく処理のフローチャートである。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの返却トレイ病棟登録画面図である。
本発明の実施の形態1に係る返品薬管理システムの入出庫照会画面図である。
本発明の実施の形態1に係る払出ラインシステムにより出力される病棟別薬品集計表の図である。
薬品集計表におけるマークを付す処理のフローチャートである。
図24(a)は、本発明の実施の形態1に係る払出ラインシステムにより出力される回収リライトカードの図である。図24(b)は、回収リライトカードを出力する処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る好適な実施形態を説明する。
【0010】
なお、以下の実施形態の説明では、返品薬管理システム(薬剤仕分装置)に収容される薬剤として、病院等における未使用の返品薬を取り挙げている。ここで、本発明に係る実施形態においては、収容される薬剤は未使用の返品薬に限定されない。つまり、収容される薬剤は、製薬メーカから納入された新しい薬剤を収納箱から取出してランダムに収容したものであってもよい。更に、そのランダムに収容することとは、同一薬品を整列させることなく収容することや、複数種の新たな未使用薬品を同時に収容することなどであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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