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公開番号2024169232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086536
出願日2023-05-25
発明の名称記録装置及び吐出方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/17 20060101AFI20241128BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 インク受け部でのインクの堆積を抑制することを目的とする。
【解決手段】 予備吐出の受け部に傾斜があり、キャリッジが傾斜を上る方向に走査しながら予備吐出動作を行う場合、堆積抑制インクの着弾位置を、堆積し易いインクの着弾位置と一部を重ねた状態で、傾斜の下流にずらす。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
吐出受け部に吐出された場合にインクの堆積が発生する第1インクと、前記第1インクの堆積を抑制する第2インクと、を含む複数種類のインクを吐出可能な記録手段と、
前記記録手段を所定の方向に移動可能な移動手段と、
前記記録手段から吐出した画像の記録に用いられないインクが着弾する吐出受け部と、
前記記録手段からのインクの吐出タイミングを制御する制御手段と、
を有し、
前記吐出受け部は、インクが着弾する位置が、前記所定の方向において一方よりも他方の方が低くなるような傾斜となっており、
前記制御手段は、前記記録手段が前記移動手段により、前記吐出受け部の傾斜の低い位置から高い位置に向かって移動しながらインクの吐出を行う場合に、前記吐出受け部に吐出された前記第1インクの着弾位置と前記第2インクの着弾位置は少なくとも一部が重なっており、前記第1インクの方が前記第2インクよりも前記吐出受け部の傾斜の高い位置に着弾位置がずれるように吐出タイミングを制御することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記記録手段が前記移動手段により、前記吐出受け部の傾斜の高い位置から低い位置に向かって移動しながらインクの吐出を行う場合に、前記吐出受け部に吐出された前記第1インクの着弾位置と前記第2インクの着弾位置は少なくとも一部が重なっており、前記第1インクの方が前記第2インクよりも前記吐出受け部の傾斜の低い位置に着弾位置がずれるように吐出タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
吐出受け部に吐出された場合にインクの堆積が発生する第1インクと、前記第1インクの堆積を抑制する第2インクと、を含む複数種類のインクを吐出可能な記録手段と、
前記記録手段を所定の方向に移動可能な移動手段と、
前記記録手段から吐出した画像の記録に用いられないインクが着弾する吐出受け部と、
前記記録手段からのインクの吐出タイミングを制御する制御手段と、
を有し、
前記吐出受け部は、インクが着弾する位置が、前記移動手段の移動方向において一方よりも他方の方が低くなるような傾斜となっており、
前記制御手段は、前記記録手段が前記移動手段により、前記吐出受け部の傾斜の高い位置から低い位置に向かって移動しながらインクの吐出を行う場合に、前記吐出受け部に吐出された前記第1インクの着弾位置と前記第2インクの着弾位置は少なくとも一部が重なっており、前記第1インクの方が前記第2インクよりも前記吐出受け部の傾斜の低い位置に着弾位置がずれるように吐出タイミングを制御することを特徴とする記録装置。
【請求項4】
前記第2インクは前記第1インクよりも多い量のインクを前記吐出受け部に吐出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記所定の方向において前記吐出受け部における前記第2インクの着弾位置は前記第1インクの着弾位置より長く、前記第2インクの着弾位置は、前記第1インクの着弾位置の全領域と重なるように吐出タイミングを制御することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記第1インクはブラックインクまたはイエローインクの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】
前記第1インクはブラックインクとイエローインクを含むことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記第2インクはシアンインク、マゼンタインク、グレーインクの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第2インクはシアンインク、マゼンタインク、グレーインクを含むことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記第2インクは色材を含まないインクであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置及び吐出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置においては記録ヘッドの吐出口内のインクが増粘することにより吐出ができなくなることを防ぐために吐出口内のインクを記録媒体以外の場所に排出する予備吐出動作を行うものがある。特許文献1では、予備吐出されたインクを受けるインク受け部として、プラテン上にキャリッジ走査方向に高低差がある溝が設けられることが開示されている。また、インク受け部の傾斜部分に着弾したインクは傾斜の低い方に流れ、プラテン上から排出される構造になっていることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-73581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、先行文献のように傾斜のあるインク受け部であっても、使用するインクの性質や、記録装置の置かれた温湿度環境によっては、インク受け部内でインクが傾斜部分を流れ落ちずに斜部分に留まって増粘し、インクが堆積してしまうことがある。堆積物が高くなると、インク受け部上を記録媒体が通過した時に堆積物に接触して記録媒体が汚れたり、キャリッジが通過した時にキャリッジに付着してしまったりする虞がある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、インク受け部でのインクの堆積を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、吐出受け部に吐出された場合にインクの堆積が発生する第1インクと、前記第1インクの堆積を抑制する第2インクと、を含む複数種類のインクを吐出可能な記録手段と、前記記録手段を所定の方向に移動可能な移動手段と、前記記録手段から吐出した画像の記録に用いられないインクが着弾する吐出受け部と、前記記録手段からのインクの吐出タイミングを制御する制御手段と、を有し、前記吐出受け部は、インクが着弾する位置が、前記所定の方向において一方よりも他方の方が低くなるような傾斜となっており、前記制御手段は、前記記録手段が前記移動手段により、前記吐出受け部の傾斜の低い位置から高い位置に向かって移動しながらインクの吐出を行う場合に、前記吐出受け部に吐出された前記第1インクの着弾位置と前記第2インクの着弾位置は少なくとも一部が重なっており、前記第1インクの方が前記第2インクよりも前記吐出受け部の傾斜の高い位置に着弾位置がずれるように吐出タイミングを制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、インク受け部でのインクの堆積を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の外観図である。
第1の実施形態に係るキャリッジおよびプラテンの周辺を示した断面図である。
第1の実施形態に係るインクジェット記録装置内部の模式的な上面図である。
第1の実施形態に係る記録ヘッドの吐出口の並びを説明する図である。
第1の実施形態における予備吐出受け部の断面図である。
第1の実施形態における記録動作中の予備吐出発数を示す表である。
第1の実施形態における予備吐出受け部の断面図である。
第1の実施形態に係る適用可能なインクジェット記録装置のブロック図である。
第1の実施形態における各インクの堆積し易さを判定する実験例の結果である。
第1の実施形態における各インクの堆積を抑制するインク量の判定をする実験例の結果である。
第1の実施形態における堆積抑制インクと堆積し易いインクの予備吐出開始位置と、着弾位置の関係を示した図である。
第2の実施形態における堆積抑制インクと堆積し易いインクの予備吐出開始位置と、着弾位置の関係を示した図である。
第3の実施形態における記録動作中の予備吐出発数を示す表である。
第3の実施形態における堆積抑制インクと堆積し易いインクと発数が異なるインクの、予備吐出開始位置と、着弾位置の関係を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では,同一の機能を有する構成には図面中同一の番号を付与し、その説明を省略する場合がある。
【0010】
本明細書中で用いる「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表す。
(【0011】以降は省略されています)

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