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公開番号2024169073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086261
出願日2023-05-25
発明の名称処理液投入装置及び洗濯機
出願人青島海爾洗衣机有限公司,QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.,アクア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06F 39/02 20060101AFI20241128BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】液剤収容部内の液剤をより有効に活用できる処理液投入装置及び上記処理液投入装置を備えた洗濯機を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る処理液投入装置は、液剤収容部と、液剤収容部内の液剤を吸い出し、水とともに処理液として洗濯槽に供給する供給機構と、を有し、供給機構は、液剤収容部から液剤を取り出すため液剤取出流路と、液剤取出流路内に配置されており液剤収容部と液剤取出流路との連通を開閉し、液剤収容部から液剤取出流路へ液剤を流す第1逆止弁と、を有し、液剤収容部は、液剤取出流路に着脱可能であり、液剤収容部内の液剤を液剤取出流路に流すための液剤案内流路と、液剤案内流路内に配置されており、液剤収容部と液剤取出流路との連通を開閉し、液剤収容部から液剤取出流路へ液剤を流す第2逆止弁と、を有し、液剤取出流路と液剤案内流路とが連結された状態において、第1逆止弁と第2逆止弁は、同じ方向に沿って配置されている。
【選択図】図25
特許請求の範囲【請求項1】
液剤収容部と、
液剤収容部内の液剤を吸い出し、水とともに処理液として洗濯槽に供給する供給機構と、
を有し、
前記供給機構は、
前記液剤収容部から液剤を取り出すため液剤取出流路と、
前記液剤取出流路内に配置されており前記液剤収容部と前記液剤取出流路との連通を開閉し、前記液剤収容部から前記液剤取出流路へ前記液剤を流すための第1逆止弁と、
を有し、
前記液剤収容部は、
前記液剤取出流路に着脱可能であり、前記液剤収容部内の前記液剤を前記液剤取出流路に流すための液剤案内流路と、
前記液剤案内流路内に配置されており、前記液剤収容部と前記液剤取出流路との連通を開閉し、前記液剤収容部から前記液剤取出流路へ前記液剤を流すための第2逆止弁と、
を有し、
前記液剤取出流路と前記液剤案内流路とが連結された状態において、前記第1逆止弁と前記第2逆止弁は、同じ方向に沿って配置されている、
処理液投入装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記供給機構は、前記液剤収容部を収容する収容空間が形成されているハウジングを有し、
前記ハウジングは、
底壁と、
前記底壁に対向する天壁と、
前記底壁と前記天壁を繋いでいる後壁と、
前記底壁、前記天壁及び前記後壁を繋いでいる第1側壁と、
前記底壁、前記天壁及び前記後壁を繋いでおり前記第1側壁と対向している第2側壁と、
を有し、
前記底壁、前記天壁、前記第1側壁及び前記第2側壁によって前記収容空間が形成されており、
前記液剤取出流路は前記後壁から前方に突出しており、
前記液剤案内流路において前記液剤取出流路と連結する連結端は、前記液剤収容部のうち前記後壁と対向する壁から露出している、
請求項1に記載の処理液投入装置。
【請求項3】
前記液剤取出流路の前端には、前記前端から前方に延びており、前記液剤案内流路と前記液剤取出流路とが連結された状態で前記第2逆止弁の開状態を維持するための棒状部材が設けられている、
請求項2に記載の処理液投入装置。
【請求項4】
洗濯槽と、
請求項1~3の何れか1項に記載の処理液投入装置と、
を備える、洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、処理液投入装置及び洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、処理液投入装置を備えた洗濯機が販売されている。上記処理液投入装置の例は、特許文献1に開示された装置である。特許文献1に開示された装置では、液体貯蔵ボックスに溜められた洗剤(液剤)を、負圧パイプを利用して吸引し、水と混合して処理液として洗濯槽に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/113954号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、液体貯蔵ボックスから液剤を取り出すための流路(以下、「液剤取出流路」と称す)には逆止弁が設けられている。液体貯蔵ボックスには、液剤貯蔵ボックスが液剤取出流路に連結された状態で、液体貯蔵ボックス内の液剤を液剤取出流路まで流すための流路(以下、「液剤案内流路」)が設けられている。例えば液体貯蔵ボックスが設置されるハウジングから液体貯蔵ボックスが取り外された場合等において、液剤案内流路から液剤が漏れないように、液剤案内流路にも逆止弁を設けることが考えられる。
【0005】
この場合、液剤案内流路及び液剤取出流路を利用して液体貯蔵ボックスから液剤を取り出す工程を実施した場合、上記2つの逆止弁はともに開状態であり、2つの逆止弁の間を液剤が流れる。よって、2つの逆止弁の間には液剤が存在する。上記2つの逆止弁の間の液剤は、液剤案内流路が液剤取出流路から取り外された場合は、液体貯蔵ボックスを収容しているハウジングの底壁などに垂れるので、洗濯には使用されない。
【0006】
本開示は、液剤収容部内の液剤をより有効に活用できる処理液投入装置及び洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係る処理液投入装置は、液剤収容部と、液剤収容部内の液剤を吸い出し、水とともに処理液として洗濯槽に供給する供給機構と、を有し、上記供給機構は、上記液剤収容部から液剤を取り出すため液剤取出流路と、上記液剤取出流路内に配置されており上記液剤収容部と上記液剤取出流路との連通を開閉し、上記液剤収容部から上記液剤取出流路へ上記液剤を流すための第1逆止弁と、を有し、上記液剤収容部は、上記液剤取出流路に着脱可能であり、上記液剤収容部内の上記液剤を上記液剤取出流路に流すための液剤案内流路と、上記液剤案内流路内に配置されており、上記液剤収容部と上記液剤取出流路との連通を開閉し、上記液剤収容部から上記液剤取出流路へ上記液剤を流すための第2逆止弁と、を有し、上記液剤取出流路と上記液剤案内流路とが連結された状態において、上記第1逆止弁と上記第2逆止弁は、同じ方向に沿って配置されている。
【0008】
上記構成では、上記液剤取出流路と上記液剤案内流路とが連結された状態において、上記第1逆止弁と上記第2逆止弁は、同じ方向に沿って配置されている。そのため、第1逆止弁と上記第2逆止弁を近づけて配置し易いことから、第1逆止弁と上記第2逆止弁の間に残留する液剤の量を低減できる。従って、上記処理液投入装置の構成では、液剤収容部内の液剤を有効に利用可能である。
【0009】
上記供給機構は、上記液剤収容部を収容する収容空間が形成されているハウジングを有し、上記ハウジングは、底壁と、上記底壁に対向する天壁と、上記底壁と上記天壁を繋いでいる後壁と、上記底壁、上記天壁及び上記後壁を繋いでいる第1側壁と、上記底壁、上記天壁及び上記後壁を繋いでおり上記第1側壁と対向している第2側壁と、を有し、上記底壁、上記天壁、上記第1側壁及び上記第2側壁によって上記収容空間が形成されており、 上記液剤取出流路は上記後壁から前方に突出しており、上記液剤案内流路において上記液剤取出流路と連結する連結端は、上記液剤収容部のうち上記後壁と対向する壁から露出していてもよい。
【0010】
上記ハウジングでは前面が開放されていので、液剤収容部を後方にスライドさせることで液剤収容部をハウジングに設置可能である。液剤取出流路は後壁から前方に突出しており、液剤案内流路が有する上記連結端が、上記液剤収容部のうち上記後壁と対向する壁から露出している場合、上記のように液剤収容部を後方にスライドさせることで液剤案内流路と液剤取出流路とを容易に連結可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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