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公開番号
2024168952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086040
出願日
2023-05-25
発明の名称
マージンを反映可能な評価プログラム、装置及び方法、並びに選定プログラム、装置、システム及び方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】評価の前提における変動・変更を考慮して、機器又は機器セットを評価することができる評価プログラムを提供する。
【解決手段】本評価プログラムは、機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報、及び機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る取得された実績情報を用いて、機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段としてコンピュータを機能させる。またこの評価決定手段は、機器情報、実績情報、及び推定した評価情報のうちの少なくとも1つに対し、設定されたマージンを反映させて、評価結果としての評価情報を決定する。さらに本評価プログラムは、機器情報、実績情報、及び評価情報のうちの少なくとも1つについて、マージンを設定するマージン設定手段としてコンピュータを更に機能させることも好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報、及び当該機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る取得された実績情報を用いて、当該機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段としてコンピュータを機能させ、
前記評価決定手段は、当該機器情報、当該実績情報、及び推定した当該評価情報のうちの少なくとも1つに対し、設定されたマージンを反映させて、評価結果としての評価情報を決定する、
評価プログラム。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
当該機器情報、当該実績情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについて、当該マージンを設定するマージン設定手段としてコンピュータを更に機能させ、
前記評価決定手段は、取得された当該機器情報、又は取得された当該機器情報に対し当該マージンを反映させた機器情報、又は取得された当該機器情報及び当該マージンと、取得された当該実績情報、又は取得された当該実績情報に対し当該マージンを反映させた実績情報、又は取得された当該実績情報及び当該マージンとを用いて、当該評価情報を推定し、推定した当該評価情報を、又は当該評価情報に当該マージンが設定されているならば、推定した当該評価情報に対し当該マージンを反映させた評価情報を、当該評価結果としての評価情報に決定する、
請求項1に記載の評価プログラム。
【請求項3】
当該機器若しくは機器セットの稼働、運用若しくは設定に係る取得された機器稼働情報、又は取得された当該機器稼働情報に対し、設定された、想定される若しくは推定される変動分を反映させた機器稼働情報、又は取得された当該機器稼働情報及び当該変動分と、当該機器若しくは機器セットに関係する空間の稼働、運用若しくは設定に係る取得された空間運用情報、又は取得された当該空間運用情報に対し、設定された、想定される若しくは推定される変動分を反映させた空間運用情報、又は取得された当該空間運用情報及び当該変動分と、当該空間の構成、性能若しくは仕様に係る取得された空間構成情報、又は取得された当該空間構成情報に対し、設定された、想定される若しくは推定される変動分を反映させた空間構成情報、又は取得された当該空間構成情報及び当該変動分と、当該機器若しくは機器セットに関係する環境に係る取得された環境情報、又は取得された当該環境情報に対し、設定された、想定される若しくは推定される変動分を反映させた環境情報、又は取得された当該環境情報及び当該変動分と、のうちの少なくとも1つであって、このうちの少なくとも1つは変動分を反映させた情報又は変動分を含む情報となっている少なくとも1つを用いて、当該実績情報の変動分を推定する変動推定手段としてコンピュータを更に機能させ、
前記マージン設定手段は、推定された当該実績情報の変動分に基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該マージンを設定する、
請求項2に記載の評価プログラム。
【請求項4】
前記マージン設定手段は、当該実績情報の変動分の推定処理における期間に係る情報、当該期間に係る当該機器若しくは機器セット又は当該空間の用途又は使用態様に係る情報、及び、当該推定処理における推定の確からしさ又は実際との乖離の度合いに係る情報のうちの少なくとも1つに基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該マージンを設定する、請求項3に記載の評価プログラム。
【請求項5】
前記マージン設定手段は、時系列情報となっている推定された当該実績情報の変動分に対し、一定の係数若しくは時系列に係る時間の関数である係数を掛けた時系列情報又は所定の変換式による変換処理を施した時系列情報を、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該マージンとする、請求項3に記載の評価プログラム。
【請求項6】
前記マージン設定手段は、当該機器稼働情報、当該空間運用情報、当該空間構成情報、及び当該環境情報のうちの少なくとも1つに係る当該変動分の大きさに基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該マージンを設定する、請求項2から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項7】
前記マージン設定手段は、当該機器情報及び当該実績情報のうちの少なくとも1つにおける経時変化分に基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該マージンを設定する、請求項2から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項8】
当該機器又は機器セットは空調機器又は空調機器セットであって、当該機器情報は、当該空調機器又は空調機器セットに係る能力情報を含み、当該実績情報は、当該空調機器又は空調機器セットに係る空調負荷情報、運転周波数情報、及び運転回転数情報のうちの少なくとも1つを含み、当該評価情報は、当該空調機器又は空調機器セットに係る消費電力情報、コスト情報、未処理負荷情報、実績温度情報、及び実績湿度情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項9】
当該機器又は機器セットは空調機器又は空調機器セットであり、
前記変動推定手段は、少なくとも当該環境情報としての外気温度情報について設定された変動分を用いて当該実績情報の変動分を推定し、
前記マージン設定手段は、推定された当該実績情報の変動分に基づき、当該実績情報についての当該マージンを設定し、当該空調機器又は空調機器セットの空調に係る能力における基準時からの又はメンテナンス後の経時劣化分に基づき、当該機器情報についての当該マージンを設定する、
請求項3から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項10】
機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報、及び当該機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る取得された実績情報を用いて、当該機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段であって、当該機器情報、当該実績情報、及び推定した当該評価情報のうちの少なくとも1つに対し、設定されたマージンを反映させて、評価結果としての評価情報を決定する評価決定手段と、
選定の候補である複数の機器又は機器セットに係る当該機器情報である複数の候補機器情報に対し、当該機器又は機器セットについて決定された当該評価結果としての評価情報を含む値、又は当該評価結果としての評価情報を用いて導出される情報を含む値を目的変数とした選定処理を実施し、選定すべき当該機器又は機器セットに係る当該機器情報である選定機器情報を決定する機器選定手段と
してコンピュータを機能させる選定プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、機器又は機器セットを評価する技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ある使用条件の下で、機器又は機器セットのコストやパフォーマンスを適切に評価することは、例えばより好適な機器又は機器セットを選定するに当たり、非常に重要となっている。
【0003】
このような評価技術を含む機器選定技術として、例えば特許文献1には、部屋の特性にあった冷暖房機器を選定する冷暖房機器選定支援システムが開示されている。このシステムでは、冷暖房機器の使用に関する実績情報と、冷暖房機器が設置された各部屋の熱の出入りに関わる部屋情報とに基づき、各部屋における冷暖房時に必要な熱量を算出し、この算出結果に基づいて、市販の複数の冷暖房機器の中から各部屋に適した冷暖房機器を選定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-027433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
機器又は機器セットの評価に当たり、評価の前提として設定される使用条件は、実際には変動したり変更されたりすることも少なくない。例えば通年における空調機の評価を行う場合に、実際には冷夏であって夏季の外気温度が設定された値を下回ってしまうことも考えられる。また、空調機が使用される部屋の什器やレイアウトが、実際には設定されたものから変更される可能性もある。
【0006】
その結果、機器又は機器セットの評価結果が、実際に具現されるコストやパフォーマンスから乖離し、例えば不適切な機器又は機器セットを選定してしまうことも生じ得る。しかしながら、特許文献1に開示されたような従来技術では、使用条件の変動・変更を考慮してこのような問題に対処することは、何ら行われてこなかった。
【0007】
本開示は、上記の点を鑑み、評価の前提における変動・変更を考慮して、機器又は機器セットを評価することができる評価プログラム、装置及び方法を提供することを目的とする。また、この評価結果を用いて、機器又は機器セットを選定することができる選定プログラム、装置、システム及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示によれば、
機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報、及び機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る取得された実績情報を用いて、機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段としてコンピュータを機能させ、
この評価決定手段は、機器情報、実績情報、及び推定した評価情報のうちの少なくとも1つに対し、設定されたマージンを反映させて、評価結果としての評価情報を決定する、
評価プログラムが提供される。
【0009】
本開示によれば、また、
機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報、及び機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る取得された実績情報を用いて、機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段であって、機器情報、実績情報、及び推定した評価情報のうちの少なくとも1つに対し、設定されたマージンを反映させて、評価結果としての評価情報を決定する評価決定手段と、
選定の候補である複数の機器又は機器セットに係る機器情報である複数の候補機器情報に対し、機器又は機器セットについて決定された評価結果としての評価情報を含む値、又は評価結果としての評価情報を用いて導出される情報を含む値を目的変数とした選定処理を実施し、選定すべき機器又は機器セットに係る機器情報である選定機器情報を決定する機器選定手段と
してコンピュータを機能させる選定プログラムが提供される。
【0010】
本開示によれば、さらに、
機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報、及び機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る取得された実績情報を用いて、機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段を有し、
この評価決定手段は、機器情報、実績情報、及び推定した評価情報のうちの少なくとも1つに対し、設定されたマージンを反映させて、評価結果としての評価情報を決定する、
評価装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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