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公開番号2024168947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086027
出願日2023-05-25
発明の名称制御システム、作業機械、及び制御方法
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20241128BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】電動ファンの回転数の過度な上昇を抑制すること。
【解決手段】冷却対象を冷却する電動ファンを備える作業機械のための制御システムは、電動ファンを回転させるための電流を電動ファンに供給する電流供給装置と、少なくとも2つのプロセッサを有するコントローラと、を備える。コントローラは、電動ファンを目標回転数で回転させるための回転数指令を出力し、電動ファンを目標回転数で回転させるために電流供給装置から電動ファンに供給する電流値を決定し、回転数指令に基づいて、電動ファンの回転数を制御し、電流値に基づいて、電流供給装置を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷却対象を冷却する電動ファンを備える作業機械のための制御システムであって、
前記電動ファンを回転させるための電流を前記電動ファンに供給する電流供給装置と、
少なくとも2つのプロセッサを有するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記電動ファンを目標回転数で回転させるための回転数指令を出力し、
前記電動ファンを目標回転数で回転させるために前記電流供給装置から前記電動ファンに供給する電流値を決定し、
前記回転数指令に基づいて、前記電動ファンの回転数を制御し、
前記電流値に基づいて、前記電流供給装置を制御する、
制御システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記電動ファンに前記電流値の電流を供給するための電流値指令を出力し、
前記電流値指令に基づいて、前記電流供給装置を制御する、
請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記冷却対象の温度を検出する温度センサを備え、
前記コントローラは、前記温度センサの検出値に基づいて、前記目標回転数を決定する、
請求項1に記載の制御システム。
【請求項4】
前記コントローラは、前記冷却対象の温度と前記冷却対象を目標温度にするための前記電動ファンの回転数との関係を示す第1相関データを記憶し、
前記温度センサの検出値と前記第1相関データとに基づいて、前記目標回転数を決定する、
請求項3に記載の制御システム。
【請求項5】
前記コントローラは、前記目標回転数と前記電流値との関係を示す第2相関データを記憶し、
前記目標回転数と前記第2相関データとに基づいて、前記電流値を決定する、
請求項1に記載の制御システム。
【請求項6】
前記作業機械は、電動モータと、前記電動モータにより駆動される油圧ポンプと、を有し、
前記冷却対象は、前記電動モータを含む、
請求項1に記載の制御システム。
【請求項7】
請求項1に記載の制御システムを備える、
作業機械。
【請求項8】
冷却対象を冷却する電動ファンを備える作業機械のための制御システムであって、
前記電動ファンを回転させるための電流を前記電動ファンに供給する電流供給装置と、
前記電動ファンの回転数を制御するための第1コントローラと、
前記電流供給装置を制御するための第2コントローラと、
メインコントローラと、を備え、
前記メインコントローラは、
前記電動ファンを目標回転数で回転させるための回転数指令を前記第1コントローラに出力し、
前記電動ファンを目標回転数で回転させるための電流値指令を前記第2コントローラに出力する、
制御システム。
【請求項9】
冷却対象を冷却する電動ファンと、少なくとも2つのプロセッサを有するコントローラとを備える作業機械のための制御方法であって、
前記電動ファンを目標回転数で回転させるための回転数指令を生成することと、
前記電動ファンを目標回転数で回転させるために電流供給装置から前記電動ファンに供給する電流値を決定することと、
前記電流値に基づいて、前記電流供給装置を制御することと、
生成した前記回転数指令を出力することと、
前記回転数指令に基づいて、前記電動ファンを制御すること、を含む、
制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御システム、作業機械、及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような、バッテリ装置に外気を吹き付けて冷却する電動ファンを備える建設機械が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-051065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば異常の発生により、電動ファンが目標回転数を上回る回転数で回転すると、電動ファンの消費電力量が増加したり、騒音が発生したりする可能性がある。
【0005】
本開示は、電動ファンの回転数の過度な上昇を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、冷却対象を冷却する電動ファンを備える作業機械のための制御システムが提供される。制御システムは、電動ファンを回転させるための電流を電動ファンに供給する電流供給装置と、少なくとも2つのプロセッサを有するコントローラと、を備える。コントローラは、電動ファンを目標回転数で回転させるための回転数指令を出力し、電動ファンを目標回転数で回転させるために電流供給装置から電動ファンに供給する電流値を決定し、回転数指令に基づいて、電動ファンの回転数を制御し、電流値に基づいて、電流供給装置を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電動ファンの回転数の過度な上昇が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る作業機械を模式的に示す図である。
図2は、第1実施形態に係る作業機械を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る作業機械の制御システムを示すブロック図である。
図4は、第1実施形態に係る第1相関データの一例を示す図である。
図5は、第1実施形態に係る第2相関データの一例を示す図である。
図6は、第1実施形態に係る作業機械の制御方法を示すフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係るコンピュータシステムを示すブロック図である。
図8は、第2実施形態に係る作業機械の制御システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
〔第1実施形態〕
第1実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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