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公開番号
2024168859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085878
出願日
2023-05-25
発明の名称
すべり軸受構造及びターボ式流体機械
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
F16C
27/02 20060101AFI20241128BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸受の軸受面又は回転体の被軸受面に形成されたコーティング層の耐久性を向上させて、軸受構造の寿命を向上させることができるすべり軸受構造及びターボ式流体機械を提供する。
【解決手段】ターボ式流体機械は、被軸受面24gを有する回転体24と、回転体24と一体的に回転して外部流体を圧送する作動体と、被軸受面24gに対向する軸受面60aを有し、回転体24をハウジング11に対して回転可能に支持するフォイル軸受60と、を備える。被軸受面24g及び軸受面60aの一方にコーティング層61が形成されている。コーティング層61は、樹脂バインダ61aとしてのポリアミドイミドと、固体潤滑剤61bとしての二硫化モリブデンと、を含有する。被軸受面24g及び軸受面60aの他方に酸化チタン膜62が形成されている。コーティング層61と酸化チタン膜62とは対向している
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
回転体と、前記回転体を支持するすべり軸受と、を備えるすべり軸受構造であって、
前記すべり軸受の軸受面及び前記回転体の被軸受面の一方にコーティング層が形成され、
前記コーティング層は、樹脂バインダとしてのポリアミドイミドと、固体潤滑剤としての二硫化モリブデンと、を含有し、
前記軸受面及び前記被軸受面の他方に酸化チタン膜が形成され、
前記コーティング層と前記酸化チタン膜とは対向していることを特徴とするすべり軸受構造。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記ポリアミドイミドの含有量に対する前記二硫化モリブデンの含有量の質量百分率が42質量%以上127質量%以下である請求項1記載のすべり軸受構造。
【請求項3】
前記コーティング層は、固体潤滑剤としてのポリテトラフルオロエチレンをさらに含有する請求項1又は2記載のすべり軸受構造。
【請求項4】
前記軸受面に前記コーティング層が形成され、前記被軸受面に前記酸化チタン膜が形成されている請求項1又は2記載のすべり軸受構造。
【請求項5】
前記軸受面及び前記被軸受面の間隙には気体の潤滑剤が導入され、前記間隙に発生する動圧によって荷重を支える請求項1又は2記載のすべり軸受構造。
【請求項6】
回転体と、
前記回転体と一体的に回転して外部流体を圧送する作動体と、
前記回転体及び前記作動体を収容するハウジングと、
前記回転体を前記ハウジングに対して回転可能に支持するフォイル軸受と、を備えるターボ式流体機械であって、
前記フォイル軸受の軸受面及び前記回転体の被軸受面の一方にコーティング層が形成され、
前記コーティング層は、樹脂バインダとしてのポリアミドイミドと、固体潤滑剤としての二硫化モリブデンと、を含有し、
前記軸受面及び前記被軸受面の他方に酸化チタン膜が形成され、
前記コーティング層と前記酸化チタン膜とは対向していることを特徴とするターボ式流体機械。
【請求項7】
前記ポリアミドイミドの含有量に対する前記二硫化モリブデンの含有量の質量百分率が42質量%以上127質量%以下である請求項6記載のターボ式流体機械。
【請求項8】
車載燃料電池へ空気を圧送するためのターボ式流体機械であって、
10万rpm以上で回転しつつ前記回転体を駆動する電動モータを備える請求項6又は7記載のターボ式流体機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はすべり軸受構造及びターボ式流体機械に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のターボ式流体機械が開示されている。このターボ式流体機械は、回転体と、回転体と一体的に回転して外部流体を圧送する作動体と、回転体及び作動体を収容するハウジングと、回転体をハウジングに対して回転可能に支持するフォイル軸受とを備えている。
【0003】
回転体は被軸受面を有する一方、回転体を支持するフォイル軸受は被軸受面に対向する軸受面を有する。フォイル軸受は、低速回転する回転体を接触支持し、高速回転する回転体を非接触支持する。すなわち、フォイル軸受は、回転体の低速回転時には、軸受面と被軸受面とが接触した状態で相対回転する回転体を支持し、回転体が高速回転すれば、軸受面と被軸受面とが非接触な状態となり、軸受面と被軸受面との間の軸受隙間に生じる流体膜で回転体を支持する。
【0004】
フォイル軸受が回転体を接触支持する低速回転時には、軸受面と被軸受面とが摺動し、この摺動面に焼付きや損傷の問題が起こりやすい。このため、摺動面における焼付きや損傷を抑えるべく、軸受面や被軸受面にコーティング層を形成することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-82195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フォイル軸受では、その製品寿命を向上させるために、コーティング層の耐久性を向上させることが重要である。
【0007】
発明者らは、コーティング層の耐久性を向上させるべく、コーティング層の材料に高硬度のポリアミドイミドを用いてコーティング層の耐摩耗性を向上させることを指向した。しかし、発明者らの試験によれば、フォイル軸受の軸受面に耐摩耗性の高いポリアミドイミドをコーティングしても、期待するほどコーティング層の耐久性が向上しないことが判明した。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、軸受の軸受面又は回転体の被軸受面に形成されたコーティング層の耐久性を向上させて、軸受構造の寿命を向上させることができるすべり軸受構造及びターボ式流体機械を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のすべり軸受構造は、回転体と、前記回転体を支持するすべり軸受と、を備えるすべり軸受構造であって、
前記すべり軸受の軸受面及び前記回転体の被軸受面の一方にコーティング層が形成され、
前記コーティング層は、樹脂バインダとしてのポリアミドイミドと、固体潤滑剤としての二硫化モリブデンと、を含有し、
前記軸受面及び前記被軸受面の他方に酸化チタン膜が形成され、
前記コーティング層と前記酸化チタン膜とは対向していることを特徴とする。
【0010】
本発明のすべり軸受構造では、軸受面及び被軸受面の一方にコーティング層が形成されている。このコーティング層では、樹脂バインダとしてのポリアミドイミドに対して、固体潤滑剤としての二硫化モリブデンが配合されている。このため、コーティング層の表面においては、ポリアミドイミド中に二硫化モリブデンが分散している。
(【0011】以降は省略されています)
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