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公開番号
2024168851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085864
出願日
2023-05-25
発明の名称
調理システムおよび調理機器制御方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
21/44 20130101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】利用者により調理機器が適切に使用される調理システムおよび調理機器制御方法を提供する。
【解決手段】調理システムの調理機器1は、調理対象物を加熱する加熱部と、調理機器を識別する機器識別情報を含む機器情報を端末装置2へ送信する機器情報通知部111と、端末装置2から送信される調理機器1を制御するための制御情報に基づいて、加熱部による調理対象物の加熱を制御する加熱制御部114と、有する。端末装置2は、機器情報を取得すると、取得した機器情報に含まれる機器識別情報を抽出する機器情報取得部212と、機器識別情報に基づいて、調理機器1の認証処理を実行する認証部213と、認証処理において認証が成功した場合、利用者による調理機器1に対する操作の内容に応じて選択された制御情報を調理機器1へ送信することにより調理機器1を制御する機器制御部216と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
調理対象物を加熱調理するための調理機器と、
前記調理機器を操作する端末装置と、を備え、
前記調理機器は、
前記調理対象物を加熱する加熱部と、
前記調理機器を識別する機器識別情報を含む機器情報を前記端末装置へ送信する機器情報通知部と、
前記端末装置から送信される前記調理機器を制御するための制御情報に基づいて、前記加熱部による前記調理対象物の加熱を制御する加熱制御部と、有し、
前記端末装置は、
前記機器情報を取得すると、取得した機器情報に含まれる機器識別情報を抽出する機器情報取得部と、
前記機器識別情報に基づいて、前記調理機器の認証処理を実行する認証部と、
前記認証処理において認証が成功した場合、利用者による前記調理機器に対する操作の内容に応じて選択された前記制御情報を、ネットワークを介して前記調理機器へ送信することにより前記調理機器を制御する機器制御部と、を有する、
調理システム。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記調理機器は、前記端末装置に対して非接触給電を行うとともに前記端末装置との間で通信を行うための送電モジュールを更に有し、
前記端末装置は、
前記調理機器から非接触で受電するための受電モジュールと、
前記受電モジュールによる受電を検知する受電検知部と、を更に有し、
前記機器情報通知部は、前記機器情報を、前記送電モジュールを介して前記端末装置へ送信し、
前記機器情報取得部は、前記受電モジュールによる受電が検知されると、前記受電モジュールを介して前記機器情報を取得する、
請求項1に記載の調理システム。
【請求項3】
前記端末装置は、
表示部と、
前記受電モジュールによる受電が検知された後、前記受電モジュールによる受電が検知されなくなった時点からの経過時間が予め設定された第1基準時間に到達したか否かを判定する経過時間判定部と、
前記経過時間が前記第1基準時間に到達したと判定されると、前記端末装置と前記調理機器との間の前記ネットワークを介した通信を遮断することを予告する遮断予告画像を形成して前記表示部に表示させる表示制御部と、を更に有する、
請求項2に記載の調理システム。
【請求項4】
前記端末装置は、前記受電モジュールによる受電が検知された後、前記受電モジュールによる受電が検知されなくなった時点からの経過時間が予め設定された第2基準時間に到達したか否かを判定する経過時間判定部と、
前記経過時間が前記第2基準時間に到達したと判定されると、前記端末装置と前記調理機器との間の前記ネットワークを介した通信を遮断する遮断処理部と、を更に有する、
請求項2または3に記載の調理システム。
【請求項5】
前記端末装置は、
前記受電モジュールによる受電が検知された時点、または、前記受電モジュールによる受電が検知されている状態で前記利用者による前記調理機器に対する操作が行われた後、前記受電モジュールによる受電が検知された状態での経過時間が予め設定された第3基準時間に到達したか否かを判定する経過時間判定部を更に有し、
前記機器制御部は、前記経過時間が前記第3基準時間に到達したと判定されると、前記調理対象物の加熱を停止するように前記加熱部を制御する、
請求項2または3に記載の調理システム。
【請求項6】
調理対象物を加熱調理するための調理機器と、
前記調理機器を操作する端末装置と、
前記調理機器において前記端末装置を認証するための認証コードを示す認証コード情報を管理する認証コード管理サーバと、を備え、
前記端末装置は、
前記端末装置を識別する端末識別情報を含む端末情報を前記認証コード管理サーバへ送信する端末情報通知部と、
利用者によるコード情報を入力する操作を受け付けると、前記コード情報を前記調理機器へ送信するコード通知部と、
前記調理機器にネットワークを介して接続するための接続情報を取得すると、取得した接続情報に基づいて、前記利用者による前記調理機器に対する操作の内容に応じて選択された前記調理機器を制御するための制御情報を、前記ネットワークを介して前記調理機器へ送信することにより前記調理機器を制御する機器制御部と、を有し、
前記認証コード管理サーバは、前記端末情報を取得すると、これに応じて、前記調理機器において前記端末装置を認証するための認証コードを示す認証コード情報を前記調理機器へ送信する認証コード通知部と、を有し、
前記調理機器は、
前記調理対象物を加熱する加熱部と、
表示部と、
前記認証コード情報を取得する認証コード取得部と、
前記認証コード情報が示す認証コードを前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記端末装置から送信される前記コード情報を取得するコード取得部と、
前記コード情報と前記認証コード情報とに基づいて、前記調理機器の認証処理を実行する認証部と、
前記認証処理において認証が成功した場合、前記接続情報を前記端末装置へ送信する接続情報通知部と、
前記端末装置から送信される前記制御情報に基づいて、前記加熱部による前記調理対象物の加熱を制御する加熱制御部と、有する、
調理システム。
【請求項7】
調理対象物を加熱調理するための調理機器が、前記調理機器を識別する機器識別情報を含む機器情報を、前記調理機器を操作する端末装置へ送信するステップと、
前記端末装置が、前記調理機器から送信される前記機器情報を取得し、取得した前記機器情報に含まれる機器識別情報を抽出するステップと、
前記機器識別情報に基づいて、前記調理機器の認証処理を実行するステップと、
前記認証処理において認証が成功した場合、利用者による前記調理機器に対する操作の内容に応じて選択された前記調理機器を制御するための制御情報を、ネットワークを介して前記調理機器へ送信するステップと、
前記端末装置から送信される前記制御情報に基づいて、前記調理対象物を加熱する加熱部による前記調理対象物の加熱を制御するステップと、を含む、
調理機器制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、調理システムおよび調理機器制御方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
調理対象物を加熱部で加熱する加熱調理機器に、通信回線により相互に通信可能な多機能携帯端末を連携した加熱調理システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-223401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載された加熱調理システムにおいて、加熱調理機器を操作できる多機能携帯端末を、加熱調理機器の使用権限のある利用者が所持する多機能携帯端末に限定することにより加熱調理機器が適切に使用されることが要請されている。
【0005】
本開示は上記事由に鑑みてなされたものであり、利用者により調理機器が適切に操作される調理システムおよび調理機器制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る調理システムは、
調理対象物を加熱調理するための調理機器と、
前記調理機器を操作する端末装置と、を備え、
前記調理機器は、
前記調理対象物を加熱する加熱部と、
前記調理機器を識別する機器識別情報を含む機器情報を前記端末装置へ送信する機器情報通知部と、
前記端末装置から送信される前記調理機器を制御するための制御情報に基づいて、前記加熱部による前記調理対象物の加熱を制御する加熱制御部と、有し、
前記端末装置は、
前記機器情報を取得すると、取得した機器情報に含まれる機器識別情報を抽出する機器情報取得部と、
前記機器識別情報に基づいて、前記調理機器の認証処理を実行する認証部と、
前記認証処理において認証が成功した場合、利用者による前記調理機器に対する操作の内容に応じて選択された前記制御情報を、ネットワークを介して前記調理機器へ送信することにより前記調理機器を制御する機器制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、調理機器の加熱制御部が、端末装置から送信される制御情報に基づいて、加熱部による調理対象物の加熱を制御し、端末装置の認証部が、調理機器から送信される機器情報を取得し、認証部が、取得した機器情報に含まれる機器識別情報に基づいて、調理機器の認証処理を実行する。そして、端末装置の機器制御部が、認証処理において認証が成功した場合、利用者による調理機器に対する操作の内容に応じて選択された制御情報を調理機器へ送信する。これにより、端末装置において調理機器の認証に成功した場合のみ、利用者が端末装置を介して調理機器を制御することができるので、調理機器が適切に操作されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態1に係る調理システムの概略構成図
実施の形態1に係る調理システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態1に係る調理システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態1に係る調理システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態1に係る調理システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態1に係る端末装置が実行する調理機器制御処理の流れの一例を示すフローチャート
本開示の実施の形態2に係る調理システムの概略構成図
実施の形態2に係る調理システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態2に係る調理システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態2に係る調理システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態2に係る調理システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態2に係る端末装置が実行する調理機器制御処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態2に係る調理機器が実行する調理処理の流れの一例を示すフローチャート
変形例に係る調理システムの機能構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施の形態1)
以下、本開示の実施の形態に係る調理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る調理システムは、調理対象物を加熱調理するための調理機器と、調理機器を操作する端末装置と、を備える。調理機器は、調理対象物を加熱する加熱部と、調理機器を識別する機器識別情報を含む機器情報を端末装置へ送信する機器情報通知部と、端末装置から送信される調理機器を制御するための制御情報に基づいて、加熱部による調理対象物の加熱を制御する加熱制御部と、有する。端末装置は、機器識別情報を取得すると、取得した機器情報に含まれる機器識別情報を抽出する機器情報取得部と、機器識別情報に基づいて、調理機器の認証処理を実行する認証部と、認証処理において認証が成功した場合、利用者による調理機器に対する操作の内容に応じて選択された制御情報を調理機器へ送信することにより調理機器を制御する機器制御部と、を有する。
【0010】
本実施の形態に係る調理システムは、図1に示すように、調理機器1と、端末装置2と、を備える。調理機器1と端末装置2とは、局所ネットワークNW2に接続されている。局所ネットワークNW2は、例えば有線LAN(Local Area Network)または無線LANであり、ルータ82が接続されている。また、調理機器1は、端末装置2を近づけると端末装置2へ非接触給電を実行する機能を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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