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公開番号
2024168778
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085712
出願日
2023-05-24
発明の名称
荷物固定装置
出願人
株式会社東海理化電機製作所
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A44B
11/12 20060101AFI20241128BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】荷物の天面に架け渡された索状部材に、荷物に対する固定力としての張力を容易に付与できる荷物固定装置を得る。
【解決手段】荷物Gを収容可能な収容部材12の一方側に設けられ、一端部側が巻取方向に付勢された状態で巻き取られた索状部材28を付勢力に抗して繰り出し可能に収容する巻取装置20と、荷物Gを挟んで収容部材12の他方側に設けられた被係止部40と、索状部材28の他端部に取り付けられ、被係止部40に対して着脱可能に係止される係止部30と、被係止部40に対する係止部30の係止に伴い、被係止部40が荷物Gの天面よりも下方側へ移動するように、被係止部40を移動可能に支持する支持機構50と、を備えた荷物固定装置10とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
荷物を収容可能な収容部材の一方側に設けられ、一端部側が巻取方向に付勢された状態で巻き取られた索状部材を付勢力に抗して繰り出し可能に収容する巻取装置と、
前記荷物を挟んで前記収容部材の他方側に設けられた被係止部と、
前記索状部材の他端部に取り付けられ、前記被係止部に対して着脱可能に係止される係止部と、
前記被係止部に対する前記係止部の係止に伴い、前記被係止部が前記荷物の天面よりも下方側へ移動するように、前記被係止部を移動可能に支持する支持機構と、
を備えた荷物固定装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記係止部は、前記被係止部に対する係止方向とは反対側にロボットハンドが把持可能な被把持部を有する請求項1に記載の荷物固定装置。
【請求項3】
前記支持機構は、前記被係止部を段階的に下方側へ移動させるように構成されている請求項1に記載の荷物固定装置。
【請求項4】
前記係止部がタングであり、前記被係止部がバックル装置である請求項1に記載の荷物固定装置。
【請求項5】
前記バックル装置に、前記タングが係止及び係止解除されたことを検知する検知装置が設けられている請求項4に記載の荷物固定装置。
【請求項6】
前記支持機構は、前記検知装置による前記タングの係止解除の検知結果に基づき、前記バックル装置の位置を初期位置に復帰移動させる復帰装置を有する請求項5に記載の荷物固定装置。
【請求項7】
前記初期位置は、前記荷物の天面以上の高さ位置とされている請求項6に記載の荷物固定装置。
【請求項8】
前記復帰装置は、前記バックル装置を上方側へ付勢する付勢部材を含んで構成されている請求項6に記載の荷物固定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物固定装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の荷物上に押さえ棒を装架し、押さえ棒の長手方向に沿って位置調整されてセットされた巻取装置で巻き取られたラッシングベルトの張力によって、その押さえ棒が荷物を押圧固定するようにした荷物固定装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-158279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような構成であると、巻取装置を押さえ棒にセットした後、その巻取装置でラッシングベルトを巻き取らなければ、荷物に対する固定力としての張力をラッシングベルトに付与することができないため、その作業が煩瑣となる。特に、ロボットハンドを使って張力を付与する場合には、そのロボットハンドの動作が複雑になり、荷物を固定する作業が容易ではなくなる。
【0005】
そこで、本発明は、荷物の天面に架け渡された索状部材に、荷物に対する固定力としての張力を容易に付与できる荷物固定装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の荷物固定装置は、荷物を収容可能な収容部材の一方側に設けられ、一端部側が巻取方向に付勢された状態で巻き取られた索状部材を付勢力に抗して繰り出し可能に収容する巻取装置と、前記荷物を挟んで前記収容部材の他方側に設けられた被係止部と、前記索状部材の他端部に取り付けられ、前記被係止部に対して着脱可能に係止される係止部と、前記被係止部に対する前記係止部の係止に伴い、前記被係止部が前記荷物の天面よりも下方側へ移動するように、前記被係止部を移動可能に支持する支持機構と、を備えている。
【0007】
第1の態様の発明によれば、支持機構に移動可能に支持されている被係止部が、その被係止部に対する係止部の係止に伴い、荷物の天面よりも下方側へ移動する。したがって、荷物の天面に架け渡された索状部材に、荷物に対する固定力としての張力が容易に付与される。
【0008】
また、本発明に係る第2の態様の荷物固定装置は、第1の態様の荷物固定装置であって、前記係止部は、前記被係止部に対する係止方向とは反対側にロボットハンドが把持可能な被把持部を有している。
【0009】
第2の態様の発明によれば、被係止部に対する係止方向とは反対側にロボットハンドが把持可能な被把持部を係止部が有している。したがって、ロボットハンドを使って被係止部を下方側へ移動させて荷物を固定する場合に、そのロボットハンドの動作が複雑になることがなく、荷物を固定する作業がロボットハンドでも容易になる。
【0010】
また、本発明に係る第3の態様の荷物固定装置は、第1又は第2の態様の荷物固定装置であって、前記支持機構は、前記被係止部を段階的に下方側へ移動させるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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