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公開番号2024168566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085361
出願日2023-05-24
発明の名称着脱治具
出願人株式会社フジキン
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F16K 27/00 20060101AFI20241128BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】作業性が悪い場所でも流体供給ユニットに対するバルブの着脱を容易に行うことができる着脱治具を提供する。
【解決手段】着脱治具1は、並列に設けられた一対のアーム2と、一対のアーム2の一端部を接続する接続部3と、一対のアーム2をアーム2の延在方向に沿ってそれぞれ貫通する一対の貫通孔4と、着脱治具1が流路ブロック110に装着された状態において、流路ブロック110に対して着脱治具1を位置決めする位置決め機構5と、を備え、着脱治具1が流路ブロック110に装着された状態において、一対の貫通孔4と一対のボルト孔111aとは、それぞれ同軸に形成され、アクチュエータ120は、一対のアーム2及び接続部3により囲まれた収容領域Sに収容されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流路及び一対のボルト孔が形成された流路ブロックと、高さ方向に沿って延在するように前記流路ブロックに設けられたアクチュエータと、を備えるバルブを流体供給ユニットに対し着脱するための着脱治具であって、
並列に設けられた一対のアームと、
一対の前記アームを接続する接続部と、
一対の前記アームを前記アームの延在方向に沿ってそれぞれ貫通する一対の貫通孔と、
一対の前記アームに設けられ、前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、前記流路ブロックに対して前記着脱治具を位置決めする位置決め機構と、を備え、
前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、平面視にて一対の前記ボルト孔は、それぞれ一対の前記貫通孔の領域内に位置し、前記アクチュエータは、一対の前記アーム及び前記接続部により囲まれた収容領域に収容され、
前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、前記ボルト孔に挿通されたボルトを前記貫通孔に挿通されたレンチにより前記流体供給ユニットにねじ込むことで、前記バルブを前記流体供給ユニットに装着する、
着脱治具。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記位置決め機構は、
平面視において長手方向に沿って延在する前記流路ブロックの一対の第1側壁を挟持可能に前記アームの一端部から突出する一対の第1挟持部と、
平面視において幅方向に沿って延在する前記流路ブロックの一対の第2側壁を挟持可能にそれぞれ一対の前記アームの一端部から突出する一対の第2挟持部と、を有し、
前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、一対の前記第1挟持部及び一対の前記第2挟持部は、それぞれ一対の前記第1側壁及び一対の前記第2側壁を挟持している、
請求項1に記載の着脱治具。
【請求項3】
前記位置決め機構は、それぞれ一対の前記アームの他端に形成された一対の当接部を有し、
前記流路ブロックは、一対の前記ボルト孔が形成されるとともに長手方向において前記アクチュエータを中心として対称的に形成された一対の下段面と、前記長手方向において前記アクチュエータを中心として対称的に形成された一対の上段面と、を有し、
前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、一対の前記当接部は、それぞれ一対の前記上段面に当接している、
請求項1に記載の着脱治具。
【請求項4】
前記流路ブロックは、前記アクチュエータが取り付けられるように一対の前記上段面の間に設けられた取付台をさらに有し、
前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、一対の前記アームは、前記取付台とは離間している、
請求項3に記載の着脱治具。
【請求項5】
一対の前記アーム及び前記接続部とは別体形成されるとともに正面視において前記収容領域と重ならず一対の前記アーム及び前記接続部と重なるように一対の前記アーム及び前記接続部の正面又は背面に設けられた補強部をさらに備える、
請求項1に記載の着脱治具。
【請求項6】
一対の前記アームと一体形成された補強部をさらに備え、
前記収容領域は、一対の前記アーム、前記接続部及び前記補強部により囲まれている、
請求項1に記載の着脱治具。
【請求項7】
一対の前記アームは、アーム本体と、一対の前記アーム本体の間である内側とは反対側である外側に突出するように前記アーム本体の一端部に設けられた第1突出部と、を有し、
一対の前記貫通孔は、一対の前記第1突出部を貫通する一対の第1貫通孔から構成されている、
請求項1に記載の着脱治具。
【請求項8】
一対の前記アームは、一対の前記アーム本体の間である内側とは反対側である外側に突出するとともに前記第1突出部から離間するように前記アーム本体の他端部に設けられた第2突出部をさらに有し、
一対の前記第2突出部には、それぞれ一対の第2貫通孔が形成され、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは、前記レンチが同時に挿通可能に形成されている、
請求項7に記載の着脱治具。
【請求項9】
前記流路ブロックは、前記アクチュエータが取り付けられるように一対の前記上段面の間に設けられた取付台をさらに有し、
一対の前記アームは、アーム本体と、一対の前記アーム本体の間である内側に突出するように前記アーム本体の一端部に設けられた第3突出部と、を有し、
前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、一対の前記第3突出部は、前記取付台を挟持している、
請求項3に記載の着脱治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着脱治具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バルブがボルト締めにより流体供給ユニットに装着され、バルブがボルト緩めにより流体供給ユニットから取り外されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-85470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、作業性が悪い場所ではボルト締め又はボルト緩めを行うことは困難であるため、流体供給ユニットに対するバルブの着脱は困難である。
【0005】
本発明は、この問題点に着目してなされたものであり、作業性が悪い場所でも流体供給ユニットに対するバルブの着脱を容易に行うことができる着脱治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、流路及び一対のボルト孔が形成された流路ブロックと、高さ方向に沿って延在するように前記流路ブロックに設けられたアクチュエータと、を備えるバルブを流体供給ユニットに対し着脱するための着脱治具であって、並列に設けられた一対のアームと、一対の前記アームを接続する接続部と、一対の前記アームを前記アームの延在方向に沿ってそれぞれ貫通する一対の貫通孔と、一対の前記アームに設けられ、前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、前記流路ブロックに対して前記着脱治具を位置決めする位置決め機構と、を備え、前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、平面視にて一対の前記ボルト孔は、それぞれ一対の前記貫通孔の領域内に位置し、前記アクチュエータは、一対の前記アーム及び前記接続部により囲まれた収容領域に収容され、前記着脱治具が前記流路ブロックに装着された状態において、前記ボルト孔に挿通されたボルトを前記貫通孔に挿通されたレンチにより前記流体供給ユニットにねじ込むことで、前記バルブを前記流体供給ユニットに装着する着脱治具が提供される。
【発明の効果】
【0007】
この態様によれば、作業性が悪い場所でも流体供給ユニットに対するバルブの着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るバルブを示す斜視図である。
図2は、第1実施形態に係る着脱治具を示す斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る着脱治具を示す背面図である。
図4は、第1実施形態に係る着脱治具を示す底面図である。
図5は、第1実施形態に係る着脱治具がバルブに装着された状態を示す斜視図である。
図6は、第1実施形態の変形例に係る着脱治具を示す斜視図である。
図7は、第1実施形態の変形例に係る着脱治具を示す底面図である。
図8は、第1実施形態の変形例に係る着脱治具がバルブに装着された状態を示す斜視図である。
図9は、第2実施形態に係るバルブを示す斜視図である。
図10は、第2実施形態に係る着脱治具を示す斜視図である。
図11は、第2実施形態に係る着脱治具がバルブに装着された状態を示す斜視図である。
図12は、第2実施形態の変形例に係る着脱治具を示す斜視図である。
図13は、第2実施形態の変形例に係る着脱治具がバルブに装着された状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本明細書においては、全体を通じて、同一の要素には同一の符号を付する。
【0010】
(第1実施形態)
[バルブの構成]
図1を参照しながら第1実施形態に係るバルブ100の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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