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公開番号
2024168556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085340
出願日
2023-05-24
発明の名称
半導体装置及び半導体装置の製造方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
29/78 20060101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】pn接合の接合面積を適切に大きくすることが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体装置は、第1主面及び第2主面を有する半導体基板と、第1主面上に第1絶縁膜を介して設けられたポリシリコン素子とを備える。ポリシリコン素子は、第1絶縁膜上に設けられた、第1導電型の第1領域、及び、第2導電型の第2領域と、第1領域と第2領域との間に設けられ、第2領域よりも不純物濃度が低い第2導電型の第3領域とを含む。断面視における第1領域の幅が、第2主面から第1主面へ向かう方向に対して変化する。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
第1主面及び第2主面を有する半導体基板と、
前記第1主面上に第1絶縁膜を介して設けられたポリシリコン素子と
を備え、
前記半導体基板は、
前記第1主面側に第1電極が設けられ、前記第2主面側に第2電極が設けられた通電領域を含み、
前記ポリシリコン素子は、
前記第1絶縁膜上に設けられた、第1導電型の第1領域、及び、第2導電型の第2領域と、
前記第1領域と前記第2領域との間に設けられ、前記第2領域よりも不純物濃度が低い第2導電型の第3領域と
を含み、
断面視における前記第1領域の幅が、前記第2主面から前記第1主面へ向かう方向に対して変化する、半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置であって、
断面視における前記第1領域の幅が前記方向に対して変化することによって、前記第1領域がテーパ形状を有する、半導体装置。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体装置であって、
断面視における前記第1領域の幅が、前記方向に対して階段状に変化する、半導体装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の半導体装置であって、
前記第1領域の不純物濃度が、前記方向に対して勾配を有する、半導体装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の半導体装置であって、
前記ポリシリコン素子は、温度センスダイオードまたはツェナーダイオードである、半導体装置。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の半導体装置であって、
前記通電領域は、IGBT領域、及び、ダイオード領域の少なくともいずれか1つである、半導体装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の半導体装置であって、
前記ポリシリコン素子の上部を少なくとも覆う第2絶縁膜をさらに備え、
前記第1絶縁膜の厚みは、前記第2絶縁膜の厚み以下である、半導体装置。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の半導体装置であって、
断面視における前記第2領域の幅が、前記方向に対して変化する、半導体装置。
【請求項9】
第1主面及び第2主面を有する半導体基板を準備する工程と、
前記第1主面上に第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜上に第2導電型のポリシリコン膜を形成する工程と、
前記ポリシリコン膜のうちの離間した部分に、第1導電型の不純物と第2導電型の不純物とを注入する工程と、
前記ポリシリコン膜の上部を少なくとも覆う第2絶縁膜を形成する工程と、
アニール処理によって、前記第2絶縁膜を平坦化し、かつ、前記ポリシリコン膜に、第1導電型の第1領域と、第2導電型の第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間に設けられ、前記第2領域よりも不純物濃度が低い第2導電型の第3領域とを形成する工程とを備え、
断面視における前記第1領域の幅が、前記第2主面から前記第1主面に向かう方向に対して変化する、半導体装置の製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記ポリシリコン膜の厚みが500nm以下である、半導体装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体装置の温度を測定するための温度センスダイオードが、半導体基板上に設けられた構成が提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-211087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、断面視における温度センスダイオード中の複数の不純物領域が、上下方向(つまり厚さ方向)に亘って設けられており、pn接合の境界が上下方向に対して傾かずに延在している。このような温度センスダイオードのpn接合の接合面積を大きくして、順方向電圧を小さくする構成として、平面視での温度センスダイオードの面積を大きくする構成と、断面視での複数の不純物領域の厚みを大きくする構成とが考えられる。しかしながら、平面視での温度センスダイオードの面積を大きくする構成では、半導体装置の通電領域などの有効領域が低減されるという問題がある。また、断面視での不純物領域の厚みを大きくする構成では、不純物を拡散する時間が長くなるという問題がある。
【0005】
そこで、本開示は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、pn接合の接合面積を適切に大きくすることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る半導体装置は、第1主面及び第2主面を有する半導体基板と、前記第1主面上に第1絶縁膜を介して設けられたポリシリコン素子とを備え、前記半導体基板は、前記第1主面側に第1電極が設けられ、前記第2主面側に第2電極が設けられた通電領域を含み、前記ポリシリコン素子は、前記第1絶縁膜上に設けられた、第1導電型の第1領域、及び、第2導電型の第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間に設けられ、前記第2領域よりも不純物濃度が低い第2導電型の第3領域とを含み、断面視における前記第1領域の幅が、前記第2主面から前記第1主面へ向かう方向に対して変化する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、断面視における第1領域の幅が、第2主面から第1主面へ向かう方向に対して変化する。このような構成によれば、pn接合の接合面積を適切に大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の別の構成を示す平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域の構成を示す部分拡大平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のダイオード領域の構成を示す部分拡大平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のダイオード領域の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のダイオード領域の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域とダイオード領域との境界領域の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の終端領域の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の終端領域の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
変形例に係る半導体装置の構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。以下の各実施の形態で説明される特徴は例示であり、すべての特徴は必ずしも必須ではない。また、以下に示される説明では、複数の実施の形態において同様の構成要素には同じまたは類似する符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。また、以下に記載される説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「表」または「裏」などの特定の位置及び方向は、実際の実施時の位置及び方向とは必ず一致しなくてもよい。
【0010】
また、ある部分が別部分よりも濃度が高いことは、例えば、ある部分の濃度の平均が、別部分の濃度の平均よりも高いことを意味するものとする。逆に、ある部分が別部分よりも濃度が低いことは、例えば、ある部分の濃度の平均が、別部分の濃度の平均よりも低いことを意味するものとする。また、以下では第1導電型がn型であり、第2導電型がp型であるとして説明するが、第1導電型がp型であり、第2導電型がn型であってもよい。また、n
-
は不純物濃度がnよりも低濃度であることを示し、n
+
は不純物濃度がnよりも高濃度であることを示す。同様に、p
-
は不純物濃度がpよりも低濃度であることを示し、p
+
は不純物濃度がpよりも高濃度であることを示す。
(【0011】以降は省略されています)
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