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公開番号
2024168420
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085101
出願日
2023-05-24
発明の名称
生育支援システム、生育支援方法及び生育支援プログラム
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
A01G
7/00 20060101AFI20241128BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】苗木の生育管理を効率的に支援する生育支援システム、生育支援方法及び生育支援プログラムを提供する。
【解決手段】支援サーバ20は、ユーザ装置10及び計測装置15に接続された制御部21を備える。そして、制御部21が、計測装置15から、移植した複数の苗木の植林画像を取得し、植林画像において、苗木を特定し、苗木の生育状態を特定し、生育状態と成長曲線図とを比較して、生育状態の判定結果をユーザ装置10に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザ装置及び計測装置に接続された制御部を備えた生育支援システムであって、
前記制御部が、
前記計測装置から、移植した複数の苗木の植林画像を取得し、
前記植林画像において、前記苗木を特定し、
前記苗木の生育状態を特定し、
前記生育状態と成長曲線図とを比較して、前記生育状態の判定結果を前記ユーザ装置に出力することを特徴とする生育支援システム。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記制御部が、
前記植林画像において、樹高を算出し、
前記成長曲線図において、前記樹高から地位区分を特定することを特徴とする請求項1に記載の生育支援システム。
【請求項3】
ユーザ装置及び計測装置に接続された制御部を備えた生育支援システムを用いて、苗木の生育を支援する方法であって、
前記制御部が、
前記計測装置から、移植した複数の苗木の植林画像を取得し、
前記植林画像において、前記苗木を特定し、
前記苗木の生育状態を特定し、
前記生育状態と成長曲線図とを比較して、前記生育状態の判定結果を前記ユーザ装置に出力することを特徴とする生育支援方法。
【請求項4】
ユーザ装置及び計測装置に接続された制御部を備えた生育支援システムを用いて、苗木の生育を支援するための生育支援プログラムであって、
前記制御部を、
前記計測装置から、移植した複数の苗木の植林画像を取得し、
前記植林画像において、前記苗木を特定し、
前記苗木の生育状態を特定し、
前記生育状態と成長曲線図とを比較して、前記生育状態の判定結果を前記ユーザ装置に出力する手段として機能させるための生育支援プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、植物の栽培を行なうための生育支援システム、生育支援方法及び生育支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
植林後の苗木の活着状況確認のため、植林地を踏査することにより、目視確認を行なう。この場合、成長量の確認は、毎木調査により、樹高、胸高直径を計測して成長状況を確認する。しかしながら、急な斜面での全数調査は困難である。
【0003】
そこで、森林における苗木の状況を判別するための技術も検討されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載された技術では、森林を空中から撮像した空中画像情報を取得する。次に、過去において森林を空中から撮像した参照用空中画像情報と、その森林における苗木の状況との3段階以上の連関度とを参照する。そして、連関度が高いものを優先させて、苗木の状況を判別する。
【0004】
また、人工林収穫予想表が開示されている(例えば、非特許文献1を参照)。この人工林収穫予想表は、一定の樹種に関する同齢単純林について、一定の施業方式により健全な生育をした場合に生産すると予想される林分構成諸因子(直径、樹高、立木本数、胸高断面積、材積、形数、成長量等)が、地位別、齢級毎に主副林木別に示される。
【0005】
図6に示すように、人工林収穫予想表の地位別上層樹高成長曲線図を用いることにより、林地の材積生産力を示す指数である地位区分(特級~第3等級)毎に、樹齢と上層樹高との関係を特定することができる。ここで、地位区分は、林地の材積生産力を示す指数であって、機構、地勢、土壌条件等の地況因子が総合化されたものである。そして、地位区分毎に、植林からの経過日数(樹齢)に応じて、上層樹高が特定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-53465号公報
【非特許文献】
【0007】
石橋聡他、“北海道地方版 カラマツ人工林収穫予想表2005”,[online],2006年2月1日,独立行政法人森林総合研究所北海道支所,p.1[令和5年4月23日検索],インターネット<URL:https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/chukiseika/documents/1st-chukiseika-9.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載された技術では、森林における苗木の状況を判別する。しかしながら、森林における苗木の状況だけでは、植林の適切な管理が困難である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する生育支援システムは、ユーザ装置及び計測装置に接続された制御部を備える。そして、前記制御部が、前記計測装置から、移植した複数の苗木の植林画像を取得し、前記植林画像において、前記苗木を特定し、前記苗木の生育状態を特定し、前記生育状態と成長曲線図とを比較して、前記生育状態の判定結果を前記ユーザ装置に出力する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、苗木の生育管理を効率的に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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