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公開番号
2024168366
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084967
出願日
2023-05-23
発明の名称
管継手
出願人
ニッタ株式会社
代理人
弁理士法人ドライト国際特許事務所
主分類
F16L
37/34 20060101AFI20241128BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】カプラーボディの全長及び外径を小さくしつつ、ロックスリーブの脱落を防ぐことが可能な管継手を提供する。
【解決手段】管継手100は、互いに接続される雄型部材10と雌型部材20を備え、前記雌型部材20は、貫通孔21aを有し貫通孔21aに前記雄型部材10が挿入されるカプラーボディ21と、前記カプラーボディ21の外周に設けられ、前記貫通孔21aの中心軸に沿って移動可能な外周スリーブ28と、前記カプラーボディ21の外周に形成された雄ネジ部21cと螺合し、前記中心軸の周りに回転することで前記中心軸に沿って移動し前記外周スリーブ28をロックするロックスリーブ31と、前記雄ネジ部21cとの螺合により前記カプラーボディ21に締結され、前記ロックスリーブ31の抜止めをするアダプタ22と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに接続される雄型部材と雌型部材を備え、
前記雌型部材は、
貫通孔を有し、前記貫通孔に前記雄型部材が挿入されるカプラーボディと、
前記カプラーボディの外周に設けられ、前記貫通孔の中心軸に沿って移動可能な外周スリーブと、
前記カプラーボディの外周に形成された雄ネジ部と螺合し、前記中心軸の周りに回転することで前記中心軸に沿って移動し前記外周スリーブをロックするロックスリーブと、
前記雄ネジ部との螺合により前記カプラーボディに締結され、前記ロックスリーブの抜止めをするアダプタと、を備える、
管継手。
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【請求項2】
前記カプラーボディと前記アダプタとの間を閉塞するシール部材をさらに備え、
前記アダプタは、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部と、前記シール部材を収容するシール収容部と、を有し、
前記シール収容部は、前記雌ネジ部に対して前記アダプタの奥側に設けられている、
請求項1に記載の管継手。
【請求項3】
前記雌型部材は、
前記貫通孔によって形成される流路を開閉するバルブと、
前記バルブを付勢するバルブスプリングと、
前記アダプタの締結により前記カプラーボディに固定され、前記バルブスプリングを支持するバルブストップと、をさらに備え、
前記バルブストップの外周は、前記アダプタの奥側に進むにつれ前記アダプタの内周から離れるように傾斜する傾斜面を有している、
請求項2に記載の管継手。
【請求項4】
前記ロックスリーブの内周は、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部と、前記雄ネジ部と螺合不能な非ネジ部と、を有し、
前記非ネジ部は、前記外周スリーブに向かって延びている、
請求項1に記載の管継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管継手に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
雌型部材のカプラーボディに雄型部材を挿入して、配管を接続する管継手が知られている。特許文献1には、カプラーボディの外周に移動可能に設けられた外周スリーブを備える管継手が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された管継手では、雌型部材は、カプラーボディの外周に形成された雄ネジ部と螺合するロックスリーブを備えている。ロックスリーブが回転して移動することで、外周スリーブがロックされる。カプラーボディには、径方向外側に突出する鍔部が設けられており、鍔部によってロックスリーブの脱落を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/137027号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された管継手では、カプラーボディに設けられた鍔部によりロックスリーブの脱落を防止している。鍔部は、径方向外側に突出しているため、このような鍔部の分、カプラーボディの全長及び外径が大きくなっている。
【0006】
本発明は、カプラーボディの全長及び外径を小さくしつつ、ロックスリーブの脱落を防ぐことが可能な管継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る管継手は、互いに接続される雄型部材と雌型部材を備え、前記雌型部材は、貫通孔を有し、前記貫通孔に前記雄型部材が挿入されるカプラーボディと、前記カプラーボディの外周に設けられ、前記貫通孔の中心軸に沿って移動可能な外周スリーブと、前記カプラーボディの外周に形成された雄ネジ部と螺合し、前記中心軸の周りに回転することで前記中心軸に沿って移動し前記外周スリーブをロックするロックスリーブと、前記雄ネジ部との螺合により前記カプラーボディに締結され、前記ロックスリーブの抜止めをするアダプタと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アダプタは、カプラーボディに締結され、ロックスリーブの抜止めをする。そのため、カプラーボディに、径方向外側に突出する鍔部を設ける必要が無くなる。また、カプラーボディの鍔部が無いことで、鍔部長さが不要となり、全長も小さくなる。したがって、カプラーボディの全長及び外径を小さくしつつ、ロックスリーブの脱落を防ぐことが可能な管継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る管継手の半裁断面図であり、雄型部材と雌型部材とを分離した状態を示す。
第1実施形態に係る管継手の半裁断面図であり、雄型部材を雌型部材に挿入した状態を示す。
第1実施形態に係る管継手の半裁断面図であり、図2に示す状態からロックスリーブを移動させて外周スリーブに接触させた状態を示す。
図3に示すA部の拡大図である。
第2実施形態に係る管継手の半裁断面図であり、雄型部材と雌型部材とを分離した状態を示す。
第3実施形態に係る管継手の半裁断面図であり、雄型部材と雌型部材とを分離した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に示す各実施形態は、本発明の一例であり、本発明はこれに限られるものではない。各実施形態に関する以下の説明において、同様の構成については同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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