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公開番号2024167999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084371
出願日2023-05-23
発明の名称ユニット
出願人ジヤトコ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F16D 28/00 20060101AFI20241128BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】締結要素を有するユニットにおいて、プレートの潤滑効率の向上とピストン構造の軽量化とを両立する。
【解決手段】ユニットは、クラッチハブと、クラッチドラムと、複数のプレートと、ピストンと、を有する締結要素を備え、前記ピストンは、中心軸を含む断面視において前記クラッチハブに近づくほど内径が大きくなる第1傾斜面と、前記中心軸を含む断面視において前記クラッチハブに近づくほど内径が大きくなる第2傾斜面と、を有し、前記第1傾斜面は、前記第2傾斜面よりも前記クラッチハブに近い位置に配置され、前記中心軸に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、前記中心軸に対する前記第1傾斜面の傾斜角度よりも小さく、前記第2傾斜面は、径方向視において、前記締結要素が締結状態である場合と前記締結要素が解放状態である場合との両方でシャフトの油孔と対向するように軸方向長が設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
油孔を有するシャフトの外周に位置するクラッチハブと、
前記クラッチハブの外周に位置するクラッチドラムと、
前記クラッチハブと前記クラッチドラムとの間に設けられた複数のプレートと、
前記シャフトの外周に位置し、前記複数のプレートを軸方向に押圧するピストンと、
を有する締結要素を備え、
前記ピストンは、中心軸を含む断面視において前記クラッチハブに近づくほど内径が大きくなる第1傾斜面と、前記中心軸を含む断面視において前記クラッチハブに近づくほど内径が大きくなる第2傾斜面と、を有し、
前記第1傾斜面は、前記第2傾斜面よりも前記クラッチハブに近い位置に配置され、
前記中心軸に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、前記中心軸に対する前記第1傾斜面の傾斜角度よりも小さく、
前記第2傾斜面は、径方向視において、前記締結要素が締結状態である場合と前記締結要素が解放状態である場合との両方で前記シャフトの前記油孔と対向するように軸方向長が設定されている、
ユニット。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1に記載のユニットであって、
前記ピストンに軸方向の付勢力を付与する付勢部材を有し、
前記付勢部材は、前記ピストンの外周に位置する、
ユニット。
【請求項3】
請求項1に記載のユニットであって、
前記ピストンは、その外周側から支持されており、前記シャフトから離間して配置されている、
ユニット。
【請求項4】
請求項1に記載のユニットであって、
前記ピストンを外周側から支持する軸受を有し、
前記軸受は、径方向視において、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面と重ならない位置に配置されている、
ユニット。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のユニットであって、
前記ピストンは、非油圧式の駆動源を駆動力として軸方向に移動する、
ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1から3には、締結要素の複数のプレートに潤滑油を供給する潤滑油供給構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-99189号公報
特開2006-10074号公報
特開2009-127721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
締結要素を有するユニットにおいては、プレートの潤滑効率の向上とピストン構造の軽量化とが求められている。
【0005】
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、締結要素を有するユニットにおいて、プレートの潤滑効率の向上とピストン構造の軽量化とを両立することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、油孔を有するシャフトの外周に位置するクラッチハブと、前記クラッチハブの外周に位置するクラッチドラムと、前記クラッチハブと前記クラッチドラムとの間に設けられた複数のプレートと、前記シャフトの外周に位置し、前記複数のプレートを軸方向に押圧するピストンと、を有する締結要素を備え、前記ピストンは、中心軸を含む断面視において前記クラッチハブに近づくほど内径が大きくなる第1傾斜面と、前記中心軸を含む断面視において前記クラッチハブに近づくほど内径が大きくなる第2傾斜面と、を有し、前記第1傾斜面は、前記第2傾斜面よりも前記クラッチハブに近い位置に配置され、前記中心軸に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、前記中心軸に対する前記第1傾斜面の傾斜角度よりも小さく、前記第2傾斜面は、径方向視において、前記締結要素が締結状態である場合と前記締結要素が解放状態である場合との両方で前記シャフトの前記油孔と対向するように軸方向長が設定されている、ユニットが提供される。
【発明の効果】
【0007】
上記態様によれば、ピストンの移動位置に関わらず第2傾斜面と油孔とが対向するので、油孔から放出される潤滑油をクラッチハブ側にガイドすることができ、潤滑効率を向上することができる。また、クラッチハブに近い第1傾斜面を所望の角度に設定することにより、クラッチハブの所望の位置へ潤滑油をガイドすることができ、潤滑効率を向上することができる。ここで、ピストンに全面が一定の角度の傾斜面を設けた場合は、油孔に近づくほどピストンの径方向厚が大きくなってピストンの重量が増加する。これに対して、上記態様では、油孔近辺の第2傾斜面の傾斜角度をクラッチハブ側に位置する第1傾斜面の傾斜角度よりも小さくしている。これにより、ピストンの径方向厚を小さくできるので、ピストンを軽くすることができる。よって、上記態様によれば、締結要素を有するユニットにおいて、プレートの潤滑効率の向上とピストン構造の軽量化とを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係るユニットの要部の断面を示す概略構成図である。
図2は、締結要素が締結状態である場合を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るユニット100の要部の断面を示す概略構成図である。具体的には、図1は、中心軸CLを含むユニット100の断面図である。「中心軸CLを含む断面」とは、中心軸CLと平行、且つ、中心軸CLを通る断面である。
(【0011】以降は省略されています)

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