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公開番号
2024167874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2024000940
出願日
2024-01-09
発明の名称
スパークプラグ
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
H01T
13/20 20060101AFI20241127BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】火炎伝播を促進できるスパークプラグを提供する。
【解決手段】スパークプラグは、軸線に沿って延びる円柱状の中心電極と、中心電極を絶縁保持する主体金具と、主体金具に電気的に接続された接地電極と、を備え、中心電極の側面と接地電極の端面との間に火花ギャップが形成され、主体金具は、火花ギャップが内側に位置する筒状の先端部を含む。軸線に垂直な断面であって端面の重心を含む断面において、重心を含む接地電極の中心線と、中心電極の側面の接線における接点と、の間の距離は、0より大きく、接地電極の端面の縁と重心との間の距離よりも短い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線に沿って延びる円柱状の中心電極と、
前記中心電極を絶縁保持する主体金具と、
前記主体金具に電気的に接続された接地電極と、を備え、
前記中心電極の側面と前記接地電極の端面との間に火花ギャップが形成され、
前記主体金具は、前記火花ギャップが内側に位置する筒状の先端部を含むスパークプラグであって、
前記軸線に垂直な断面であって前記端面の重心を含む断面において、
前記重心を含む前記接地電極の中心線と、前記中心電極の前記側面の接線における接点と、の間の距離は、0より大きく、前記端面の縁と前記重心との間の距離よりも短いスパークプラグ。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記先端部の内周に、周方向に延びる溝が設けられている請求項1記載のスパークプラグ。
【請求項3】
前記接地電極のうち前記先端部の内側に位置する部分の、前記中心線に垂直な断面の形状は、角が丸みを帯びた多角形、円形または楕円形である請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は主体金具に接地電極が電気的に接続されるスパークプラグに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
中心電極と、中心電極を絶縁保持する主体金具と、主体金具に電気的に接続された接地電極と、を備えるスパークプラグにおいて、中心電極の側面と接地電極の端面との間に形成された火花ギャップを主体金具の筒状の先端部の内側に設ける先行技術は特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-191160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術において火炎伝播を促進する技術が求められている。
【0005】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、火炎伝播を促進できるスパークプラグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は、軸線に沿って延びる円柱状の中心電極と、中心電極を絶縁保持する主体金具と、主体金具に電気的に接続された接地電極と、を備え、中心電極の側面と接地電極の端面との間に火花ギャップが形成され、主体金具は、火花ギャップが内側に位置する筒状の先端部を含む。軸線に垂直な断面であって端面の重心を含む断面において、重心を含む接地電極の中心線と、中心電極の側面の接線における接点と、の間の距離は、0より大きく、接地電極の端面の縁と重心との間の距離よりも短い。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、先端部の内周に、周方向に延びる溝が設けられている。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、接地電極のうち先端部の内側に位置する部分の、中心線に垂直な断面の形状は、角が丸みを帯びた多角形、円形または楕円形である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、スパークプラグの軸線に垂直な断面であって接地電極の端面の重心を含む断面において、重心を含む接地電極の中心線と、中心電極の側面の接線における接点と、の間の距離が、0より大きく、接地電極の端面の縁と重心との間の距離よりも短い。接地電極の中心線と接点との間の距離が、接地電極の端面の縁と重心との間の距離よりも長い場合に比べて接地電極や中心電極に生じる放電点を分散できるため、接地電極や中心電極の火花消耗を低減できる。さらに中心電極の周方向に熱損失の差ができるため、熱損失が小さい方へ火炎伝播を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施の形態におけるスパークプラグの部分断面図である。
図1のIIで示す部分を拡大したスパークプラグの断面図である。
図2のIII-III線におけるスパークプラグの断面図である。
図2のIVで示す部分を拡大したスパークプラグの断面図である。
(a)は図3のVa-Va線における接地電極の断面図であり、(b)は変形例における接地電極の断面図であり、(c)は別の変形例における接地電極の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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