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公開番号2024167511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083631
出願日2023-05-22
発明の名称実験支援システムおよび制御方法
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20241127BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】従来の実験で用いられる実験装置および実験プロトコルを極力維持しつつ実験を自動化できる実験支援システムおよび制御方法を提供する。
【解決手段】実験支援システム100は、観察対象物を保持可能な保持部と、前記保持部を移動可能な可動部とを有する搬送装置10と、前記搬送装置10が移動する軌道を形成し、前記観察対象物に実験動作を行う複数の実験装置の近傍に設けられたレール部20と、前記レール部20に沿って移動する前記搬送装置10の位置を検出可能な検知部と、前記搬送装置10および前記検知部を制御可能な制御部70と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
観察対象物を保持可能な保持部と、前記保持部を移動可能な可動部とを有する搬送装置と、
前記搬送装置が移動する軌道を形成し、前記観察対象物に実験動作を行う複数の実験装置の近傍に設けられたレール部と、
前記レール部に沿って移動する前記搬送装置の位置を検出可能な検知部と、
前記搬送装置および前記検知部を制御可能な制御部と、
を備える、
実験支援システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記レール部は、少なくとも2つ以上のレール部材で構成され、複数の前記レール部材を組み合わせて分岐又は延長が可能であり、
前記搬送装置は、分岐又は延長された前記レール部に沿って移動可能である、
請求項1に記載の実験支援システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記実験動作における実験結果を取得し、取得した前記実験結果を外部へ送信する、
請求項1に記載の実験支援システム。
【請求項4】
前記搬送装置は、前記観察対象物の搬送を行わないとき、待機場所に待機する、
請求項1に記載の実験支援システム。
【請求項5】
前記実験装置である第一実験装置と、
前記第一実験装置と異なる前記実験装置である第二実験装置と、
をさらに備え、
前記レール部は、前記第一実験装置および前記第二実験装置の近傍に設けられ、
前記搬送装置は、前記レール部に沿って移動し、前記第一実験装置から前記第二実験装置へ前記観察対象物を搬送する、
請求項1に記載の実験支援システム。
【請求項6】
前記搬送装置は、前記レール部に沿って移動し、前記第二実験装置から前記第一実験装置へ前記観察対象物を搬送する、
請求項5に記載の実験支援システム。
【請求項7】
前記第一実験装置はインキュベータであり、
前記第二実験装置は顕微鏡である、
請求項5に記載の実験支援システム。
【請求項8】
前記第一実験装置又は前記第二実験装置は、前記観察対象物を移動可能な副搬送装置を有する、
請求項5に記載の実験支援システム。
【請求項9】
手作業でも実験動作を実施可能な実験装置および複数の前記実験装置間を移動可能な搬送装置の制御方法であって、
前記搬送装置が観察対象物を保持し、
前記観察対象物を保持した前記搬送装置が前記実験装置の近傍に移動し、
前記搬送装置が前記観察対象物を前記実験装置に設置し、
前記実験装置が前記観察対象物に対して実験動作を実施する、
制御方法。
【請求項10】
前記実験動作における実験結果を取得し、取得した前記実験結果を外部へ送信する、
請求項9に記載の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、実験支援システムおよび制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、再生医療領域における研究開発では、人の手作業によって行う実験が一般的であり、実験を効率化および省力化するため、各実験装置の自動化や遠隔操作を可能にすることが求められる。手作業による実験が一般的な理由として、多種多様な実験プロトコルや材料(細胞)を扱うために画一的に自動化することが困難であることと、扱う対象が細胞等の生物であることが挙げられる。扱う対象が生物である細胞であり、培地交換等の操作に対する反応が一定でないため、実験操作の自動化が難しい。
【0003】
例えば、細胞等の生体試料を扱う自動実験装置として、特許文献1に記載のある生体試料を自動的に処理するための実験室システムや、自動細胞培地交換装置であるCellQualia Intelligent Cell Processing System(シンフォニアテクノロジー株式会社製)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6963686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のある実験室システムや前述の自動細胞培地交換装置は、大掛かりな装置を導入する必要があるため、実験プロトコルが比較的頻繁に変わる研究用途では導入が難しい虞があり、従来の手作業による実験で用いられる実験装置や実験プロトコルを極力維持して実験できる自動化システムが求められる。
【0006】
上記事情を踏まえ、本発明は従来の実験で用いられる実験装置および実験プロトコルを極力維持しつつ実験を自動化できる実験支援システムおよび制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の実験支援システムは、観察対象物を保持可能な保持部と、前記保持部を移動可能な可動部とを有する搬送装置と、前記搬送装置が移動する軌道を形成し、前記観察対象物に実験動作を行う複数の実験装置の近傍に設けられたレール部と、前記レール部に沿って移動する前記搬送装置の位置を検出可能な検知部と、前記搬送装置および前記検知部を制御可能な制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実験支援システムおよび制御方法によれば、従来の実験で用いられる実験装置および実験プロトコルを極力維持しつつ実験を自動化できる実験支援システムおよび制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る実験支援システムを模式的に示す斜視図である。
同実験支援システムにおける搬送装置およびレール部を模式的に示す斜視図である。
同実験支援システムにおける第一実験装置の一例を示す斜視図である。
同実験支援システムにおける実験動作の一例を示すフローチャートである。
同実験動作の一例を示すフローチャートである。
同実験動作の一例を示すフローチャートである。
同実験動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る実験支援システム100を模式的に示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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