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公開番号
2024167315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-03
出願番号
2024146293,2023529685
出願日
2024-08-28,2022-05-13
発明の名称
端子
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01R
13/11 20060101AFI20241126BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】外力によって変形しにくく、振動環境下での相手側端子との接続信頼性を確保できる端子を提供する。
【解決手段】端子10は、前方から相手側端子のタブが挿入される角筒部11と、内に設けられる弾性接触片15と受け部を備える。角筒部11は、第1壁と第2壁13と一対の側壁14とを備える。一対の側壁14の少なくとも一方は、第1方向における角筒部11の内方にタブの側縁を押圧し、タブが第1方向に移動することを抑制する弾性片23を備える。角筒部11は、弾性片23の先端部23Aのストッパ部22を備え、弾性片23は、第1方向についてストッパ部22に対向して配される当接部27を備え、ストッパ部22は、第1方向について弾性接触片15と弾性片23との間に配されており、当接部27とストッパ部22とが当接することにより、弾性片23の先端部23Aが弾性接触片15に接触することが抑制されることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
前方から相手側端子のタブが挿入される角筒部と、
前記角筒部内に設けられる弾性接触片と、
前記角筒部内に設けられ、前記弾性接触片とともに前記タブを挟持する受け部と、を備えた端子であって、
前記角筒部は、前記弾性接触片が設けられる第1壁と、前記受け部が設けられる第2壁と、前記第1壁の両側縁と前記第2壁の両側縁とを接続する一対の側壁と、を備え、
前記一対の側壁が対向する方向は、第1方向とされ、
前記一対の側壁の少なくとも一方は、前記第1方向における前記角筒部の内方に前記タブの側縁を押圧し、前記タブが前記第1方向に移動することを抑制する弾性片を備え、
前記角筒部は、前記弾性片の先端部が前記第1方向における前記角筒部の内方に移動することを抑制するストッパ部を備え、
前記弾性片は、前記第1方向について前記ストッパ部に対向して配される当接部を備え、
前記ストッパ部は、前記第1方向について前記弾性接触片と前記弾性片との間に配されており、
前記当接部と前記ストッパ部とが当接することにより、前記弾性片の先端部が前記弾性接触片に接触することが抑制される、端子。
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【請求項2】
前記第1壁及び前記第2壁のいずれか一方が前記ストッパ部を備える、請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記弾性片は、前後方向に長い本体部と、前記本体部の先端部から前記第1方向及び前後方向の双方に直交する方向にのびる延出部と、を備え、
前記延出部は、前記当接部を有する、請求項1または請求項2に記載の端子。
【請求項4】
前記一対の側壁の一方のみが前記弾性片を備え、
前記一対の側壁の他方は、前記弾性片とともに前記タブを前記第1方向に挟持する押さえ部を備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の端子。
【請求項5】
前方から相手側端子のタブが挿入される角筒部と、
前記角筒部内に設けられる弾性接触片と、
前記角筒部内に設けられ、前記弾性接触片とともに前記タブを挟持する受け部と、を備えた端子であって、
前記角筒部は、前記弾性接触片が設けられる第1壁と、前記受け部が設けられる第2壁と、前記第1壁の両側縁と前記第2壁の両側縁とを接続する一対の側壁と、を備え、
前記一対の側壁が対向する方向は、第1方向とされ、
前記一対の側壁の一方は、前記第1方向における前記角筒部の内方に前記タブの側縁を押圧し、前記タブが前記第1方向に移動することを抑制する弾性片と、前記弾性片の前方に配され、前記角筒部の内方に突出する突出部と、を備え、
前記弾性片は前後方向にのびており、
前記弾性片の後端部が前記一対の側壁の一方に接続され、
前記弾性片の前端部寄りの位置には、前記タブを押圧する押圧部が配され、
前記押圧部は前記突出部の近傍に配されており、
前記突出部は、前記第1方向及び前記前後方向の双方に直交する方向において前記弾性片と揃う位置に配されている、端子。
【請求項6】
前記突出部は、前記一対の側壁の他方との間で、前記角筒部に挿入された前記タブを挟持するようになっている、請求項5に記載の端子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、端子に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等に使用される端子金具として、従来、特開2009-54504号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この端子金具は、前方から相手側端子のタブが挿入される角筒部を備える。角筒部の底壁には弾性接触片が設けられ、角筒部の上面壁には下方に突出する受け部が設けられている。角筒部の左右一対の側壁には、斜め後方へ片持ち状に延出する弾性片が形成されている。角筒部に挿入されたタブは、弾性接触片と受け部との間で厚さ方向に挟まれ、一対の弾性片の間で幅方向に挟まれるようになっている。一対の弾性片の弾性押圧力によってタブの幅方向への移動が抑制されるので、タブ、弾性接触片、及び受け部の摩耗を抑制することができる。よって、自動車等の振動環境下においても端子金具と相手側端子との接続信頼性を確保することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-54504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の構成では、弾性片が外力により角筒部の内方に折り曲げられることで、弾性接触片が変形したり、角筒部への相手側端子の挿入が阻害されたりする場合が考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の端子は、前方から相手側端子のタブが挿入される角筒部と、前記角筒部内に設けられる弾性接触片と、前記角筒部内に設けられ、前記弾性接触片とともに前記タブを挟持する受け部と、を備えた端子であって、前記角筒部は、前記弾性接触片が設けられる第1壁と、前記受け部が設けられる第2壁と、前記第1壁の両側縁と前記第2壁の両側縁とを接続する一対の側壁と、を備え、前記一対の側壁が対向する方向は、第1方向とされ、前記一対の側壁の少なくとも一方は、前記第1方向における前記角筒部の内方に前記タブの側縁を押圧し、前記タブが前記第1方向に移動することを抑制する弾性片を備え、前記角筒部は、前記弾性片の先端部が前記第1方向における前記角筒部の内方に移動することを抑制するストッパ部を備え、前記弾性片は、前記第1方向について前記ストッパ部に対向して配される当接部を備え、前記ストッパ部は、前記第1方向について前記弾性接触片と前記弾性片との間に配されており、前記当接部と前記ストッパ部とが当接することにより、前記弾性片の先端部が前記弾性接触片に接触することが抑制される、端子である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、外力によって変形しにくく、振動環境下での相手側端子との接続信頼性を確保できる端子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態1にかかる端子の斜視図である。
図2は、端子の平面図である。
図3は、端子の正面図である。
図4は、端子の左側面図である。
図5は、図3のA-A断面図である。
図6は、図3のA-A断面において相手側端子のタブが角筒部に挿入された状態を示す図である。
図7は、図3のB-B断面図である。
図8は、図4のC-C断面図である。
図9は、図4のC-C断面において相手側端子のタブが角筒部に挿入された状態を示す図である。
図10は、図4のD-D断面図である。
図11は、実施形態2にかかる端子の斜視図である。
図12は、端子の左側面図である。
図13は、端子の正面図である。
図14は、図13のE-E断面図である。
図15は、図13のE-E断面において相手側端子のタブが角筒部に挿入され始め、弾性片の先端部に接触した状態を示す図である。
図16は、図13のE-E断面において相手側端子のタブが角筒部に挿入された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【0009】
(1)本開示の端子は、前方から相手側端子のタブが挿入される角筒部と、前記角筒部内に設けられる弾性接触片と、前記角筒部内に設けられ、前記弾性接触片とともに前記タブを挟持する受け部と、を備えた端子であって、前記角筒部は、前記弾性接触片が設けられる第1壁と、前記受け部が設けられる第2壁と、前記第1壁の両側縁と前記第2壁の両側縁とを接続する一対の側壁と、を備え、前記一対の側壁が対向する方向は、第1方向とされ、前記一対の側壁の少なくとも一方は、前記第1方向における前記角筒部の内方に前記タブの側縁を押圧し、前記タブが前記第1方向に移動することを抑制する弾性片を備え、前記角筒部は、前記弾性片の先端部が前記第1方向における前記角筒部の内方に移動することを抑制するストッパ部を備え、前記弾性片は、前記第1方向について前記ストッパ部に対向して配される当接部を備え、前記ストッパ部は、前記第1方向について前記弾性接触片と前記弾性片との間に配されており、前記当接部と前記ストッパ部とが当接することにより、前記弾性片の先端部が前記弾性接触片に接触することが抑制される。
【0010】
このような構成によると、弾性片によってタブの第1方向における移動が抑制されるから、振動環境下においてもタブ、弾性接触片、及び受け部の摩耗が抑制され、端子と相手側端子との接続信頼性を確保できる。弾性片の当接部と角筒部のストッパ部とが当接することにより、弾性片の先端部が第1方向における角筒部の内方に移動することを抑制することができる。ストッパ部は、第1方向について弾性接触片と弾性片との間に配されるから、弾性片の先端部が弾性接触片に接触することを抑制することができる。したがって、弾性接触片の変形、端子と相手側端子との接続不良等を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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