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公開番号2024167101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2024151063,2020020204
出願日2024-09-02,2020-02-07
発明の名称積層体およびチューブ容器
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B32B 27/10 20060101AFI20241122BHJP(積層体)
要約【課題】 チューブ容器の胴部を折り曲げた場合であっても、紙基材の露出を抑えることが可能なチューブ容器用の積層体、およびこのような積層体を用いたチューブ容器を提供する。
【解決手段】 少なくとも第1シーラント層12、紙基材層13、第2シーラント層15が、他の層を挟むか、または他の層を挟まずに連続して、順に積層されてなり、チューブ容器30の胴部31に用いられる積層体10であって、第1シーラント12層の厚みの紙基材層13の厚みに対する比率が0.65以上であることを特徴とする積層体10。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも第1シーラント層、紙基材層、第2シーラント層が、他の層を挟むか、または他の層を挟まずに連続して、順に積層されてなり、チューブ容器の胴部に用いられる積層体であって、
前記第1シーラント層の厚みの前記紙基材層の厚みに対する比率が0.65以上であることを特徴とする積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ容器用の積層体、およびチューブ容器に関し、特に、積層体が紙基材層を備えている場合であっても紙剥けを抑えた積層体、およびチューブ容器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、チューブ容器に用いられる積層体は、外面と内面に用いられるシーラント層の間に基材層が設けられた構成となっている。基材層としては、機械的、物理的、化学的、その他等における適性を満たすため、樹脂フィルムが用いられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-178851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、近年では、環境に配慮し、使用する樹脂の量を削減することが推奨されている。使用する樹脂の量を削減するため、チューブ容器においても胴部の積層体に紙基材を用いることが行われている。一方、チューブ容器では、内容物が全て出し切れず、内容物が残ってしまうことがある。このような場合、利用者は、残っている内容物を出すためにチューブ状の胴部を折り曲げることが行われる。このように胴部を折り曲げた場合、胴部の積層体に紙基材を用いたチューブ容器では、折り曲げた部分の付近において積層体から紙基材が露出してしまうことがある。紙基材が露出することにより外観の美観を損なったり、紙基材が露出したとことから水が入って層間が剥離したり、という問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、チューブ容器の胴部を折り曲げた場合であっても、紙基材の露出を抑えることが可能なチューブ容器用の積層体、およびこのような積層体を用いたチューブ容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、
第1シーラント層、紙基材層、第2シーラント層が、他の層を挟むか、または他の層を挟まずに連続して、順に積層されてなり、チューブ容器の胴部に用いられる積層体であって、
前記第1シーラント層の厚みの前記紙基材層の厚みに対する比率が0.65以上であることを特徴とする積層体を提供する。
【0007】
また、本発明の積層体は、
前記第1シーラント層の厚みの前記紙基材層の厚みに対する比率が2.0以下であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の積層体は、
前記第2シーラント層の厚みの前記紙基材層の厚みに対する比率が0.65以上であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の積層体は、
前記第2シーラント層の厚みの前記紙基材層の厚みに対する比率が2.0以下であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の積層体は、
前記紙基材層の層間強度は、0.7N/15mm以上であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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