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公開番号2024167080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2024080701
出願日2024-05-17
発明の名称行動制御システム
出願人ソフトバンクグループ株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06N 3/008 20230101AFI20241122BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの行動に対して適切な行動を電子機器に実行させる。
【解決手段】行動制御システムは、ユーザの行動を含むユーザ状態、及び電子機器の状態を認識する状態認識部と、前記ユーザの感情又は前記電子機器の感情を判定する感情決定部と、所定のタイミングで、前記ユーザ状態、前記電子機器の状態、前記ユーザの感情、及び前記電子機器の感情の少なくとも一つと、行動決定モデルとを用いて、作動しないことを含む複数種類の機器作動の何れかを、前記電子機器の行動として決定する行動決定部と、を含み、前記機器作動は、前記電子機器のジェスチャーを予め決めることを含み、前記行動決定部は、前記電子機器の行動として、前記電子機器のジェスチャーを予め決めることを決定した場合には、前記ジェスチャーを発動する発動条件を決定して行動予定データに記憶させ、前記発動条件を満たした場合に、前記ジェスチャーを実行することを決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの行動を含むユーザ状態、及び電子機器の状態を認識する状態認識部と、
前記ユーザの感情又は前記電子機器の感情を判定する感情決定部と、
所定のタイミングで、前記ユーザ状態、前記電子機器の状態、前記ユーザの感情、及び前記電子機器の感情の少なくとも一つと、行動決定モデルとを用いて、作動しないことを含む複数種類の機器作動の何れかを、前記電子機器の行動として決定する行動決定部と、
を含み、
前記機器作動は、前記電子機器のジェスチャーを予め決めることを含み、
前記行動決定部は、前記電子機器の行動として、前記電子機器のジェスチャーを予め決めることを決定した場合には、前記ジェスチャーを発動する発動条件を決定して行動予定データに記憶させ、
前記行動予定データの前記発動条件を満たした場合に、前記ジェスチャーを実行することを決定する、行動制御システム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
ユーザの行動を含むユーザ状態、及び電子機器の状態を認識する状態認識部と、
前記ユーザの感情又は前記電子機器の感情を判定する感情決定部と、
所定のタイミングで、前記ユーザ状態、前記電子機器の状態、前記ユーザの感情、及び前記電子機器の感情の少なくとも一つと、行動決定モデルとを用いて、作動しないことを含む複数種類の機器作動の何れかを、前記電子機器の行動として決定する行動決定部と、
を含み、
前記機器作動は、前記電子機器の発話内容を予め決めることを含み、
前記行動決定部は、前記電子機器の行動として、前記電子機器の発話内容を予め決めることを決定した場合には、前記発話内容を発話する発動条件を決定して行動予定データに記憶させ、
前記行動予定データの前記発動条件を満たした場合に、前記発話内容を発話することを決定する、行動制御システム。
【請求項3】
前記電子機器はロボットであり、
前記行動決定部は、行動しないことを含む複数種類のロボット行動の何れかを、前記ロボットの行動として決定する請求項1又は2記載の行動制御システム。
【請求項4】
前記行動決定モデルは、対話機能を有する文章生成モデルであり、
前記行動決定部は、前記ユーザ状態、前記ロボットの状態、前記ユーザの感情、及び前記ロボットの感情の少なくとも一つを表すテキストと、前記ロボット行動を質問するテキストとを前記文章生成モデルに入力し、前記文章生成モデルの出力に基づいて、前記ロボットの行動を決定する請求項3記載の行動制御システム。
【請求項5】
前記ロボットは、ぬいぐるみに搭載され、又はぬいぐるみに搭載された制御対象機器に無線又は有線で接続されている請求項3記載の行動制御システム。
【請求項6】
前記ロボットは、前記ユーザと対話するためのエージェントである請求項3記載の行動制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、行動制御システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの状態に対してロボットの適切な行動を決定する技術が開示されている。特許文献1の従来技術は、ロボットが特定の行動を実行したときのユーザの反応を認識し、認識したユーザの反応に対するロボットの行動を決定できなかった場合、認識したユーザの状態に適した行動に関する情報をサーバから受信することで、ロボットの行動を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6053847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら従来技術では、ユーザの行動に対して適切な行動をロボットに実行させる上で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、行動制御システムが提供される。当該行動制御システムは、ユーザの行動を含むユーザ状態、及び電子機器の状態を認識する状態認識部と、前記ユーザの感情又は前記電子機器の感情を判定する感情決定部と、所定のタイミングで、前記ユーザ状態、前記電子機器の状態、前記ユーザの感情、及び前記電子機器の感情の少なくとも一つと、行動決定モデルとを用いて、作動しないことを含む複数種類の機器作動の何れかを、前記電子機器の行動として決定する行動決定部と、を含み、前記機器作動は、前記電子機器のジェスチャーを予め決めることを含み、前記行動決定部は、前記電子機器の行動として、前記電子機器のジェスチャーを予め決めることを決定した場合には、前記ジェスチャーを発動する発動条件を決定して行動予定データに記憶させ、前記行動予定データの前記発動条件を満たした場合に、前記ジェスチャーを実行することを決定する。
【0006】
本発明の第2の態様によれば、行動制御システムが提供される。当該行動制御システムは、ユーザの行動を含むユーザ状態、及び電子機器の状態を認識する状態認識部と、前記ユーザの感情又は前記電子機器の感情を判定する感情決定部と、所定のタイミングで、前記ユーザ状態、前記電子機器の状態、前記ユーザの感情、及び前記電子機器の感情の少なくとも一つと、行動決定モデルとを用いて、作動しないことを含む複数種類の機器作動の何れかを、前記電子機器の行動として決定する行動決定部と、を含み、前記機器作動は、前記電子機器の発話内容を予め決めることを含み、前記行動決定部は、前記電子機器の行動として、前記電子機器の発話内容を予め決めることを決定した場合には、前記発話内容を発話する発動条件を決定して行動予定データに記憶させ、前記行動予定データの前記発動条件を満たした場合に、前記発話内容を発話することを決定する。
【0007】
前記電子機器はロボットであり、前記行動決定部は、行動しないことを含む複数種類のロボット行動の何れかを、前記ロボットの行動として決定するようにしてもよい。ここで、ロボットとは、物理的な動作を行う装置、物理的な動作を行わずに映像や音声を出力する装置、及びソフトウェア上で動作するエージェントを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。
第1実施形態に係るロボット100の機能構成を概略的に示す。
第1実施形態に係るロボット100による収集処理の動作フローの一例を概略的に示す。
第1実施形態に係るロボット100による応答処理の動作フローの一例を概略的に示す。
第1実施形態に係るロボット100による自律的処理の動作フローの一例を概略的に示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ400を示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ900を示す。
(A)第2実施形態に係るぬいぐるみ100Nの外観図、(B)ぬいぐるみ100Nの内部構造図である。
第2実施形態に係るぬいぐるみ100Nの背面正面図である。
第2実施形態に係るぬいぐるみ100Nの機能構成を概略的に示す。
第3実施形態に係るエージェントシステム500の機能構成を概略的に示す。
エージェントシステムの動作の一例を示す。
エージェントシステムの動作の一例を示す。
第4実施形態に係るスマート眼鏡720の機能構成を概略的に示す。
スマート眼鏡によるエージェントシステムの利用態様の一例を示す。
コンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。システム5は、ロボット100、ロボット101、ロボット102、及びサーバ300を備える。ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dは、ロボット100のユーザである。ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cは、ロボット101のユーザである。ユーザ12a及びユーザ12bは、ロボット102のユーザである。なお、本実施形態の説明において、ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dを、ユーザ10と総称する場合がある。また、ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cを、ユーザ11と総称する場合がある。また、ユーザ12a及びユーザ12bを、ユーザ12と総称する場合がある。ロボット101及びロボット102は、ロボット100と略同一の機能を有する。そのため、ロボット100の機能を主として取り上げてシステム5を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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