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公開番号2024166756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083077
出願日2023-05-19
発明の名称車両搬送装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04H 6/34 20060101AFI20241122BHJP(建築物)
要約【課題】前輪を車両搬送装置に搭載し、後輪を接地した状態で車両を搬送する際に、ホイールベースが異なる複数種の車両を所定の走行経路に沿って搬送する。
【解決手段】車両Cの前輪W1を車両搬送装置1に搭載し、車両Cの後輪W2を接地した状態における、車両搬送装置1の前方の車輪9Aの中心O3と車両Cの後輪W2の中心O2との間の水平方向距離である搭載時ホイールベースLを取得する。この搭載時ホイールベースLに基づいて、車両搬送装置1の車輪9の切れ角を設定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
転舵輪と、車両の一部の車輪を搭載する搭載部とを有し、前記搭載部に前記車両の一部の車輪を搭載し、前記車両の他の車輪を接地した状態で前記車両を搬送する車両搬送装置であって、
前記搭載部に前記車両の一部の車輪を搭載し、前記車両の他の車輪を接地した状態における、前記転舵輪と前記車両の他の車輪との間の搭載時ホイールベースを取得する搭載時ホイールベース取得手段と、前記搭載時ホイールベース取得手段で取得した前記搭載時ホイールベースに基づいて前記転舵輪の切れ角を設定する制御部とを有する車両搬送装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記搭載時ホイールベース取得手段が、前記搭載部に前記車両の一部の車輪を搭載し、前記車両の他の車輪を接地した状態における、前記車両のボデーの水平方向に対する傾斜角を用いて、前記搭載時ホイールベースを算出する請求項1に記載の車両搬送装置。
【請求項3】
車両の一部の車輪を車両搬送装置に搭載し、前記車両の他の車輪を接地した状態で、前記車両搬送装置の転舵輪と前記車両の他の車輪との間の搭載時ホイールベースを取得する工程と、
前記搭載時ホイールベースに基づいて前記車両搬送装置の転舵輪の切れ角を設定する工程とを有する車両搬送方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
工場で車両が完成したら、完成車両をストックする車両待機場まで搬送される。このような車両の搬送は、通常、複数の車両を搭載可能なトレーラーを用いて行われるが、この場合、トレーラーを運転する作業者が必要になるため、コストアップを招く。
【0003】
そこで、下記の特許文献1には、車両を自動で搬送する車両搬送装置が示されている。このような車両搬送装置を用いれば、トレーラーを運転する作業者が不要となるため、低コスト化が図られる。
【0004】
また、下記の特許文献2には、搬送すべき車両の前輪のみを搭載し、後輪は接地した状態で搬送する車両搬送装置が示されている。このように、車両の前輪のみを搭載することで、特許文献1のように全ての車輪を搭載する場合と比べて、車両搬送装置を小型化できると共に、車両搬送装置への車両の搭載が容易化される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-78099号公報
特開2021-161703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1のように、車両の全ての車輪を車両搬送装置に搭載する場合、車両の種類が搬送時の旋回性能に影響することはない。一方、上記特許文献2の車両搬送装置に車両の前輪を搭載した状態では、車両搬送装置の車輪と車両の後輪とが接地した状態となる。この場合、車両搬送装置の車輪と車両の後輪との中心間距離が、車両を車両搬送装置に搭載した状態での実質的なホイールベース(以下、「搭載時ホイールベース」と言う。)となる。この場合、車両の種類(ホイールベース)によって、搭載時ホイールベースが異なるため、搬送時の旋回性能(特に、旋回時の回転半径)が異なる。そのため、車両の種類によっては、搬送時の実際の走行経路が、予め設定した所定の走行経路を外れてしまい、無理な旋回になって車両の搬送が不安定になったり、車両が周辺の障害物に接触して損傷したりする恐れがある。
【0007】
そこで、本発明は、車両の一部の車輪(例えば前輪)を車両搬送装置に搭載し、他の車輪(例えば後輪)を接地した状態で搬送する際に、複数種の車両を所定の走行経路に沿って搬送することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明は、転舵輪と、車両の一部の車輪を搭載する搭載部とを有し、前記搭載部に前記車両の一部の車輪を搭載し、前記車両の他の車輪を接地した状態で前記車両を搬送する車両搬送装置であって、
前記搭載部に前記車両の一部の車輪を搭載し、前記車両の他の車輪を接地した状態における、前記転舵輪と前記車両の他の車輪との間の搭載時ホイールベースを取得する搭載時ホイールベース取得手段と、前記搭載時ホイールベース取得手段で取得した前記搭載時ホイールベースに基づいて前記転舵輪の切れ角を設定する制御部とを有する車両搬送装置を提供する。
【0009】
このように、本発明では、車両の一部の車輪を車両搬送装置に搭載し、他の車輪を接地させた状態における搭載時ホイールベースを取得し、この搭載時ホイールベースに基づいて転舵輪の切れ角を設定する。これにより、ホイールベースが異なる複数種の車両を搬送する場合でも、所定の走行経路に沿って搬送することができる。
【0010】
搭載時ホイールベースは、例えば、車両のホイールベースを用いて算出することができる。あるいは、車両の一部の車輪を搭載し、他の車輪を接地した状態における、車両のボデーの水平方向に対する傾斜角を用いて、搭載時ホイールベースを算出することもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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