TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024166626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082833
出願日
2023-05-19
発明の名称
半導体モジュール、および半導体モジュールの製造方法
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20241122BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】半導体モジュールの信頼性を向上させる。
【解決手段】半導体モジュールは、半導体素子を搭載する回路基板と、半導体素子を収容するケースと、ケースの内外を貫通するリード端子と、ケース内で半導体素子とリード端子とを電気的に接続するボンディングワイヤと、を備え、リード端子は、ボンディングワイヤが接合されるパッド部を有し、ケースは、パッド部を囲むようにパッド部の少なくとも一部を底面とする凹部を有し、凹部の側面のうち、回路基板の厚さ方向にみてボンディングワイヤに重なる部分である第1側面は、当該底面から凹部の開口に向かうに従い凹部を広げるように傾斜する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体素子を搭載する回路基板と、
前記半導体素子を収容するケースと、
前記ケースの内外を貫通するリード端子と、
前記ケース内で前記半導体素子と前記リード端子とを電気的に接続するボンディングワイヤと、を備え、
前記リード端子は、前記ボンディングワイヤが接合されるパッド部を有し、
前記ケースは、前記パッド部を囲むように前記パッド部の少なくとも一部を底面とする凹部を有し、
前記凹部の側面のうち、前記回路基板の厚さ方向にみて前記ボンディングワイヤに重なる部分である第1側面は、前記底面から前記凹部の開口に向かうに従い前記凹部を広げるように傾斜する、
半導体モジュール。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記凹部の側面のうち、前記第1側面とは異なる側面を第2側面としたとき、
前記凹部の深さ方向における前記第1側面の高さは、前記凹部の深さ方向における前記第2側面の高さよりも低い、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記ケースは、前記リード端子の前記凹部に隣り合う部分を挟む位置に設けられる凹状の2つの欠損部を有する、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記ケースは、枠状をなしており、
前記第1側面の下端と前記ケースの内周面との間の距離をWとし、
前記第1側面の高さをHとしたとき、
H/Wは、0.5以上2.0以下の範囲内にある、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記回路基板の厚さ方向にみて前記ボンディングワイヤの延びる方向における前記底面の長さをLとし、
前記第1側面の高さをHとしたとき、
H/Lは、0.2以上0.8以下の範囲内にある、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項6】
前記パッド部に対する前記第1側面の傾斜角度は、45°以下である、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項7】
前記ケース内に充填される封止樹脂をさらに備え、
前記ケースの内壁面には、前記ケースと前記封止樹脂との密着性を高めるコーティング材が塗布される、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項8】
半導体素子を搭載する回路基板と、
前記半導体素子を収容するケースと、
前記ケースの内外を貫通するリード端子と、
前記ケース内で前記半導体素子と前記リード端子とを電気的に接続するボンディングワイヤと、を備える半導体モジュールの製造方法であって、
前記リード端子を含むリードフレームを準備する準備工程と、
型を用いて、前記リードフレームをインサート品とするインサート成形により前記ケースを形成するケース形成工程と、
前記ボンディングワイヤを形成するワイヤ形成工程と、を含み、
前記リード端子は、前記ボンディングワイヤが接合されるパッド部を有し、
前記ケースは、前記パッド部を囲むように前記パッド部の少なくとも一部を底面とする凹部を有し、
前記凹部の側面のうち、前記回路基板の厚さ方向にみて前記ボンディングワイヤに重なる部分である第1側面は、前記底面から前記凹部の開口に向かうに従い前記凹部を広げるように傾斜する、
半導体モジュールの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体モジュール、および半導体モジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
パワー半導体モジュールに代表される半導体モジュールは、一般に、半導体素子を搭載する回路基板と、半導体素子を収容するケースと、回路基板に電気的に接続される複数のリード端子と、を備える。ここで、リード端子は、例えば、特許文献1から4に開示されるように、ケースの内外を貫通しており、ケース内においてボンディングワイヤを介して半導体素子に電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-184449号公報
国際公開第2015/152373号
特開2017-199818号公報
特開2022-82033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リード端子に超音波を用いてワイヤボンディングする際、共振によりリード端子とケースとの接合強度が低下する場合がある。これを防止するには、特許文献1、2に開示されるように、リード端子のワイヤボンディングのためのパッド部をケースに押さえ付けるように、パッド部を底面とする凹部をケースに設けることが考えられる。しかし、特許文献1、2に開示される構成では、当該凹部の側面が全周にわたりパッド部から急峻に立ち上がる形状をなすため、ボンディングワイヤがケースに接触することにより信頼性の低下を招く虞がある。
【0005】
以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、優れた信頼性を有する半導体モジュールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本開示の好適な態様に係る半導体モジュールは、半導体素子を搭載する回路基板と、前記半導体素子を収容するケースと、前記ケースの内外を貫通するリード端子と、前記ケース内で前記半導体素子と前記リード端子とを電気的に接続するボンディングワイヤと、を備え、前記リード端子は、前記ボンディングワイヤが接合されるパッド部を有し、前記ケースは、前記パッド部を囲むように前記パッド部の少なくとも一部を底面とする凹部を有し、前記凹部の側面のうち、前記回路基板の厚さ方向にみて前記ボンディングワイヤに重なる部分である第1側面は、前記底面から前記凹部の開口に向かうに従い前記凹部を広げるように傾斜する。
【0007】
本開示の好適な態様に係る半導体モジュールの製造方法は、半導体素子を搭載する回路基板と、前記半導体素子を収容するケースと、前記ケースの内外を貫通するリード端子と、前記ケース内で前記半導体素子と前記リード端子とを電気的に接続するボンディングワイヤと、を備える半導体モジュールの製造方法であって、前記リード端子を含むリードフレームを準備する準備工程と、型を用いて、前記リードフレームをインサート品とするインサート成形により前記ケースを形成するケース形成工程と、前記ボンディングワイヤを形成するワイヤ形成工程と、を含み、前記リード端子は、前記ボンディングワイヤが接合されるパッド部を有し、前記ケースは、前記パッド部を囲むように前記パッド部の少なくとも一部を底面とする凹部を有し、前記凹部の側面のうち、前記回路基板の厚さ方向にみて前記ボンディングワイヤに重なる部分である第1側面は、前記底面から前記凹部の開口に向かうに従い前記凹部を広げるように傾斜する。
【発明の効果】
【0008】
本開示では、半導体モジュールの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
図1中のA-A線断面図である。
リード端子のパッド部と回路基板との電気的な接続状態を示す斜視図である。
リード端子のパッド部とケースの凹部とを示す平面図である。
図4中のB-B線断面図である。
実施形態に係る半導体モジュールの製造方法の流れを示す図である。
準備工程を説明するための図である。
ケース形成工程を説明するための図である。
ワイヤ形成工程およびコーティング工程を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際と適宜に異なり、理解を容易にするために模式的に示している部分もある。また、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
富士電機株式会社
保冷庫
3日前
富士電機株式会社
冷却装置
28日前
富士電機株式会社
漏電遮断器
今日
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
切替バルブ
6日前
富士電機株式会社
自動販売機
28日前
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
富士電機株式会社
電力変換装置
6日前
富士電機株式会社
制御システム
6日前
富士電機株式会社
冷凍サイクル
14日前
富士電機株式会社
電力変換装置
28日前
富士電機株式会社
冷却システム
28日前
富士電機株式会社
静止誘導機器
今日
富士電機株式会社
飲料供給装置
6日前
富士電機株式会社
ショーケース
28日前
富士電機株式会社
飲料供給装置
6日前
富士電機株式会社
沸騰冷却装置
28日前
富士電機株式会社
冷却システム
28日前
富士電機株式会社
飲料供給装置
6日前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
3日前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
16日前
富士電機株式会社
無線通信システム
14日前
富士電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
14日前
富士電機株式会社
水質アルカリ化装置
6日前
富士電機株式会社
ブラケット補強構造
28日前
富士電機株式会社
自動販売機システム
28日前
富士電機株式会社
集積回路、及び電源回路
14日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置の製造方法
6日前
富士電機株式会社
半導体装置およびその製造方法
15日前
富士電機株式会社
膜分離システム、及び膜分離方法
28日前
続きを見る
他の特許を見る