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公開番号2024166104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024074847
出願日2024-05-02
発明の名称PtI2またはPtBr2を使用してオレフィンからアセタールを調製する方法
出願人エボニック オクセノ ゲーエムベーハー ウント コー. カーゲー
代理人弁理士法人あしたば国際特許事務所
主分類C07C 41/54 20060101AFI20241121BHJP(有機化学)
要約【課題】良好な収率でオレフィンからアセタールを調製する方法を提供する。
【解決手段】a)最初にオレフィンを投入する工程と、b)キサントホス等のリン化合物を添加する工程と、c)PtI2またはPtBr2を添加する工程と、d)メタノール、エタノール、1-プロパノール、1-ブタノール、1-ペンタノール、1-ヘキサノール、1-ヘプタノール、1-オクタノール、エタン-1,2-ジオール、プロパン-1,2-ジオール、プロパン-1,3-ジオール、ブタン-1,4-ジオールから選択されるアルコールを添加する工程と、e)COおよびH2を供給する工程と、f)前記工程a)~e)の反応混合物を加熱して、前記オレフィンをアセタールに転化する工程と、を含む方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
a)最初にオレフィンを投入する工程と、
b)式(I):
TIFF
2024166104000006.tif
54
161
(式中、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

は、-H、-(C

-C
12
)-アルキル、-(C

-C
20
)-アリールから選択され、


、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

が-(C

-C
20
)-アリールである場合、そのアリール環は、-(C

-C
12
)-アルキル、-O-(C

-C
12
)-アルキルから選択される置換基を有していてもよい。)
の化合物を添加する工程と、
c)PtI

またはPtBr

を添加する工程と、
d)メタノール、エタノール、1-プロパノール、1-ブタノール、1-ペンタノール、1-ヘキサノール、1-ヘプタノール、1-オクタノール、エタン-1,2-ジオール、プロパン-1,2-ジオール、プロパン-1,3-ジオール、ブタン-1,4-ジオールから選択されるアルコールを添加する工程と、
e)COおよびH

を供給する工程と、
f)前記工程a)~e)の反応混合物を加熱して、前記オレフィンをアセタールに添加する工程と、
を含む方法。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】


、R

、R

、R

、R

、R

、R

は、-(C

-C
12
)-アルキル、-(C

-C
20
)-アリールから選択される、請求項1記載の方法。
【請求項3】


、R

、R

、R

は、-(C

-C
20
)-アリールである、請求項1または請求項2記載の方法。
【請求項4】


およびR

は、-(C

-C
12
)-アルキルである、請求項1~請求項3のいずれか一項記載の方法。
【請求項5】


およびR

は、-Hである、請求項1~請求項4のいずれか一項記載の方法。
【請求項6】
前記化合物(I)は、構造(1):
TIFF
2024166104000007.tif
56
158
を有する、請求項1~請求項5のいずれか一項記載の方法。
【請求項7】
PtI

は、前記工程c)で添加される、請求項1~請求項6のいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
PtBr

は、前記工程c)で添加される、請求項1~請求項6のいずれか一項記載の方法。
【請求項9】
前記工程d)の前記アルコールは、メタノール、エタノール、1-プロパノール、1-ブタノール、エタン-1,2-ジオール、プロパン-1,2-ジオールから選択される、請求項1~請求項8のいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
前記工程e)の前記アルコールは、MeOHである、請求項1~請求項9のいずれか一項記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、PtI

またはPtBr

を使用してオレフィンからアセタールを調製する方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本発明の目的は、オレフィンからアセタールを調製する方法を提供することであった。本明細書での意図は、良好な収率を達成することである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
この目的は、請求項1による方法によって達成される。
【0004】
a)最初にオレフィンを投入する工程と、
b)式(I):
【0005】
TIFF
2024166104000001.tif
55
120
【0006】
(式中、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

は、-H、-(C

-C
12
)-アルキル、-(C

-C
20
)-アリールから選択され、


、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

が-(C

-C
20
)-アリールである場合、そのアリール環は、-(C

-C
12
)-アルキル、-O-(C

-C
12
)-アルキルから選択される置換基を有していてもよい。)
の化合物を添加する工程と、
c)PtI

またはPtBr

を添加する工程と、
d)メタノール、エタノール、1-プロパノール、1-ブタノール、1-ペンタノール、1-ヘキサノール、1-ヘプタノール、1-オクタノール、エタン-1,2-ジオール、プロパン-1,2-ジオール、プロパン-1,3-ジオール、ブタン-1,4-ジオールから選択されるアルコールを添加する工程と、
e)COおよびH

を供給する工程と、
f)工程a)~e)の反応混合物を加熱して、オレフィンをアセタールに添加する工程と、
を含む方法。
【0007】
この方法では、工程a)~工程e)は、任意の順序で実行され得る。ただし、通常は、工程a)~工程d)において共反応物が最初に投入された後に、COおよびH

が添加される。
【0008】
表現(C

-C
12
)-は、1~12個の炭素原子を有する直鎖および分岐鎖アルキル基を包含する。これらは、好ましくは(C

-C

)-アルキル基、より好ましくは(C

-C

)-アルキル、最も好ましくは(C

-C

)-アルキルである。
【0009】
適切な(C

-C
12
)-アルキル基は、特に、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、2-ペンチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、1,2-ジメチルプロピル、1,1-ジメチルプロピル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、2-ヘキシル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチルブチル、1-エチル-2-メチルプロピル、n-ヘプチル、2-ヘプチル、3-ヘプチル、2-エチルペンチル、1-プロピルブチル、n-オクチル、2-エチルヘキシル、2-プロピルヘプチル、ノニル、デシルである。
【0010】
表現(C

-C
20
)-アリールは、6~20個の炭素原子を有する単環式または多環式芳香族炭化水素基を包含する。これらは、好ましくは(C

-C
14
)-アリール、より好ましくは(C

-C
10
)-アリールである。
(【0011】以降は省略されています)

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