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公開番号2024166063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024007691
出願日2024-01-22
発明の名称皮膚外用剤
出願人共栄化学工業株式会社
代理人
主分類A61K 8/9794 20170101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】天然物由来で生体安全性にすぐれ、シミ、シワ、タルミ又はくすみ等の皮膚の老化を抑制する有効成分を配合した皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、ヒメユリ(Lilium concolor)又はその亜種の抽出物を有効成分とする皮膚外用剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ヒメユリ（Lilium concolor）又はその亜種の抽出物を有効成分とする皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、安定性及び有効性にすぐれた、ヒメユリの抽出物を有効成分とする皮膚外用剤に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
皮膚の老化又は不調は、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下などの内的要因と、太陽光（紫外線）に誘発される活性酸素による細胞・組織の損傷、又は炎症などの外的要因とが複雑に絡み合って生ずる現象である。皮膚の老化又は不調としては、例えば、シワ、タルミ、ハリの低下、皮膚のバリア機能の低下、色素沈着又はくすみ等が挙げられ、それぞれの皮膚の状態に応じて、シワ改善剤、保湿剤、シミ予防剤等が提案されている。
【０００３】
従来、皮膚の老化又は不調を予防又は改善する成分としては、例えば、ビタミンＡ，Ｅ等の抗酸化剤や保湿剤（例えば、アミノ酸、有機酸、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン、ヘパリン類似物質等）が提案されているが、安全性の点で課題がある。また、植物等の天然物由来の成分の利用も提案されているが、有効性の点で課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開昭63-057510号
特開平04-244005号
特開平11-029460号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、天然物由来で、有効性の高い新たな有効成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、ヒメユリ又はその亜種の抽出物が抗酸化効果、抗老化効果及び美白効果を有することを見出した。
【０００６】
従来、ユリ科ユリ属の植物抽出物が、皮膚生理活性を有することは、例えば、上記特許文献１～３により開示されているものの、ヒメユリ（Lilium concolor）又はその亜種の抽出物が抗酸化効果、抗老化効果及び美白効果を有することについては知られていなかった。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、ヒメユリ（Lilium concolor）又はその亜種の抽出物を有効成分とする皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、安全性にすぐれた（Lilium concolor）又はその亜種の抽出物を有効成分とし、抗酸化効果、保湿効果、抗老化効果及び美白効果を発揮する皮膚外用剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本発明は、ユリ科ユリ属のヒメユリ（Lilium concolor）又はその亜種の抽出物を有効成分とするものである。ヒメユリの亜種としては、例えば、ミチノクヒメユリ（Lilium concolor Salisb. var. mutsuanum Makino）、チョウセンヒメユリ（Lilium concolor var.pulchellum）、キヒメユリ（ilium concolor f.coridion）、トサヒメユリが挙げられる。
【００１０】
本発明で用いるヒメユリの抽出部位としては、全草、葉、茎、根、花、蕾等を使用することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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