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公開番号
2024165925
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082521
出願日
2023-05-18
発明の名称
電気機器収納ラック
出願人
河村電器産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
7/18 20060101AFI20241121BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】 サイドレールが取り付けられていても、排熱空間を狭くせずに電源コンセントを設置できる電気機器収納ラックを提供する。
【解決手段】 4隅に支柱4が立設され、当該支柱4で囲まれた空間に電気機器を収容する機器収容部Nを有し、前後関係にある支柱4間の適宜位置にサイドレール6が掛け渡されて成り、機器収容部Nの奥部には、収容された機器から放出される熱を排出するための排熱空間Dを具備し、サイドレール6の排熱空間D側に、複数の電源コンセント5aを備えてたコンセントバー5を収容する凹み63が形成され、凹み63に縦配置されたコンセントバー5の一部が収容されて成る。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
4隅に支柱が立設され、当該支柱で囲まれた空間に電気機器を収容する機器収容部を有し、前後関係にある前記支柱間の適宜位置にサイドレールが掛け渡されて成る電気機器収納ラックであって、
前記機器収容部の奥部には、収容された電気機器から放出される熱を排出するための排熱空間が形成されると共に、
前記サイドレールの前記排熱空間側に、複数の電源コンセントを備えたコンセントバーを収容するための凹みが形成され、
前記凹みを使用して縦配置された前記コンセントバーが設置されることを特徴とする電気機器収納ラック。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記凹みには、凹みの形状に合わせて鋼板を折り曲げて形成した補強部材が重ねて配置され、凹みに固着されて成ることを特徴とする請求項1記載の電気機器収納ラック。
【請求項3】
前記凹みを形成した前記サイドレールの裏面は、平坦であることを特徴とする請求項2記載の電気機器収納ラック。
【請求項4】
全ての前記支柱は、前記コンセントバーの全体或いは背部を収容可能な凹部或いは切り欠きが1側面に上下に亘り形成されてなり、
後部の左右に配置された前記支柱は、前記凹部が対峙するように配置され、前記凹部が前記コンセントバーの設置に使用されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電気機器収納ラック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電気機器収納ラックに関し、特に側面にサイドレールを取り付けて補強した電気機器収納ラックに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電気機器収納ラックは、4隅に立設した支柱により底枠と天枠とが連結されたフレームを有し、フレームの周囲に側板、底板、天板、扉等が取り付けられて形成されている。また、サーバ等の重量のある電気機器が収納される場合、或いは高さのある形状の場合は、前後の支柱の間にサイドレールが掛け渡されて、強度を上げる工夫が成された(例えば、特許文献1参照)。
このような電気機器収納ラックは、収納した電気機器に電源を供給するための電源コンセントが内部に設置されているが、電源コンセントは後方に配置された支柱の長手方向に収容部を設けて支柱内に配置されたものが普及している。例えば、特許文献2では、後方に配置された2本の支柱を、前方の支柱より幅広に形成し、支柱内に複数の電源コンセントを備えたコンセントバーを配置可能とした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-55981号公報
特開2016-225543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気機器収納ラックは、上述したように支柱にコンセントバーが取り付けられたが、収容する電気機器の増加に伴い必要とする電源コンセントも増加し、支柱以外の場所にもコンセントバーを設置する必要がでてきた。
しかしながら、支柱以外に電源コンセントを設置できる場所は限られており、収容された機器の奥部に設けられた排熱空間を利用して設置された。
【0005】
ところが、サイドレールが取り付けられている電気機器収納ラックの場合、サイドレールの内側に取り付けなければならず、ラック内部への突出量が大きくなった。これでは、収容された電気機器から放出される排熱が直接当たる位置に配置される場合が発生し、サイドレールを有するラックに対しては、支柱以外の場所にコンセントバーを設置するのは問題があった。
【0006】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、サイドレールが取り付けられていても、機器からの排熱を直接受けないよう電源コンセントを設置できる電気機器収納ラックを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する為に、本発明に係る電気機器収納ラックは、4隅に支柱が立設され、当該支柱で囲まれた空間に電気機器を収容する機器収容部を有し、前後関係にある支柱間の適宜位置にサイドレールが掛け渡されて成る電気機器収納ラックであって、機器収容部の奥部には、収容された電気機器から放出される熱を排出するための排熱空間が形成されると共に、サイドレールの排熱空間側に、複数の電源コンセントを備えたコンセントバーを収容するための凹みが形成され、凹みを使用して縦配置されたコンセントバーが設置されることを特徴とする。
この構成によれば、前後の支柱間に掛け渡されたサイドレールにコンセントバー収容のための凹みが設けられ、コンセントバーが凹みを利用して設置できるため、サイドレールからの突出量を小さく或いは無くすことができる。即ち、排熱空間である収容された電気機器の奥部への突出量を小さく或いは無くすことができる。
よって、ラック内の排熱空間を形成する部位にコンセントバーを配置しても、電気機器から放出される排熱が直接当たるのを防止でき、コンセントバーの設置エリアを拡張できる。
【0008】
本発明の別の態様は、上記構成において、凹みには、凹みの形状に合わせて鋼板を折り曲げて形成した補強部材が重ねて配置され、凹みに固着されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、凹みを形成しても補強されるため、サイドレールの強度低下を防止できる。
【0009】
本発明の別の態様は、上記構成において、凹みを形成したサイドレールの裏面は、平坦であることを特徴とする。
この構成によれば、凹みを設けても、電気機器収納ラックの外側に対しては突起部が無いため、側板等の取り付けに支障をきたさない。
【0010】
本発明の別の態様は、上記構成において、全ての支柱は、コンセントバーの全体或いは背部を収容可能な凹部或いは切り欠きが1側面に上下に亘り形成されてなり、後部の左右に配置された支柱は、凹部が対峙するように配置され、凹部がコンセントバーの設置に使用されることを特徴とする。
この構成によれば、サイドレールの凹みと支柱内とでコンセントバーを2本隣接させて設置でき、収容した電気機器に対して充分な数の電源コンセントを1ヶ所に配置できる。更に、支柱にコンセントバーの収容部を設けても、4本の支柱は同一形状であるため、部材の種類は増加しない。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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