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公開番号
2024165924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082520
出願日
2023-05-18
発明の名称
心理状態情報推定システム、心理状態情報推定システムの制御方法及び心理状態情報推定システムの制御プログラム
出願人
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06Q
30/0251 20230101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約
【課題】容易且つ正確に情報表示部に表示された不特定多数人向け情報を視認した通行人等の心理状態情報を取得する心理状態情報推定システム等を提供すること。
【解決手段】不特定多数人向け情報を表示する表示部200を備える情報表示部201と、情報表示部の前を通過する対象者Pを撮像する撮像部300と、これらを管理する管理部10と、を有し、撮像部が撮像した対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まった対象者情報を記憶し、立ち止まった対象者の顔情報を記憶し、情報表示部に向いている立ち止まった対象者情報を不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として記憶し、興味対象者の頭の動作情報に基づき、興味対象者の心理状態情報を取得する構成である心理状態情報推定システム1。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置された情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する心理状態情報推定システムであって、
前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まった対象者情報を記憶する立ち止まり情報記憶部と、
前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、記憶する顔情報記憶部と、
前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として記憶する興味対象者情報記憶部と、
興味対象者の頭の動作情報である頭動作情報に基づき、前記興味対象者の心理状態情報を取得する心理状態情報取得部と、を備えることを特徴とする心理状態情報推定システム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記頭動作情報には、頭を振る動作情報を含み、前記頭を振る動作情報に基づき、前記興味対象者が、前記不特定多数人向け情報を肯定するか否かの前記心理状態情報を取得する構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の心理状態情報推定システム。
【請求項3】
前記頭動作情報は、頭を傾ける動作情報、頭を回転させる動作情報、頭を引く動作情報を含み、これらの動作情報に基づき、前記不特定多数人向け情報について、肯定するか否か以外の前記心理状態情報を取得する構成となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の心理状態情報推定システム。
【請求項4】
前記心理状態情報取得部が、前記興味対象者の顔の表情情報である顔表情情報に基づき、前記興味対象者の前記心理状態情報を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の心理状態情報推定システム。
【請求項5】
前記情報表示部に表示される前記不特定多数人向け情報の内容が、時間毎に変化する時間単位変化情報となり、前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報が、前記時間単位変化情報と関連付けて記憶され、前記時間単位変化情報毎に、前記立ち止まった対象者情報、前記立ち止まった前記対象者の前記顔情報、前記興味対象者情報を生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の心理状態情報推定システム。
【請求項6】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置された情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有し、
前記情報表示部が、複数に分割された各部分である部分情報表示部を有する心理状態情報推定システムであって、
前記部分情報表示部に向いている顔情報を有する立ち止まった対象者情報を前記部分情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある部分興味対象者情報として記憶する部分興味対象者情報記憶部と、
前記部分興味対象者の頭の動作情報である頭動作情報に基づき、前記部分興味対象者の心理状態情報を取得する部分心理状態情報取得部と、を備えることを特徴とする心理状態情報推定システム。
【請求項7】
前記情報表示部には、単一の画像情報が表示され、前記部分情報表示部には、前記情報表示部に表示された前記画像情報が分割された分割画像情報が表示され、前記分割画像情報が組み合わされることで、前記単一の画像情報が形成される構成となっていることを特徴とする請求項6に記載の心理状態情報推定システム。
【請求項8】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置された情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する心理状態情報推定システムの制御方法であって、
前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まり情報記憶部に立ち止まった対象者情報を記憶する工程と、
立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、顔情報記憶部に記憶する工程と、
前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として興味対象者情報記憶部に記憶する工程と、
興味対象者の頭の動作情報である頭動作情報に基づき、前記興味対象者の心理状態情報を取得する工程と、を備えることを特徴とする心理状態情報推定システムの制御方法。
【請求項9】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置された情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する心理状態情報推定システムに、
前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まり情報記憶部に立ち止まった対象者情報を記憶する機能、
立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、顔情報記憶部に記憶する機能、
前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として興味対象者情報記憶部に記憶する機能、
興味対象者の頭の動作情報である頭動作情報に基づき、前記興味対象者の心理状態情報を取得する機能、を実現させることを特徴とする心理状態情報推定システムの制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ等の情報表示部に表示される不特定多数人向け情報等を視認した不特定多数人等の対象者の心理状態情報を取得することができる心理状態情報推定システム、心理状態情報推定システムの制御方法及び心理状態情報推定システムの制御プログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から会議等で参加者の「うなずき」等の人間の動作に関する情報を取得して、参加者を評価する提案はなされていた(例えば、特許文献1等)。
このように、会議等で長時間、同一の場所に着席している参加者の「うなずき」等の動作情報を取得するのは容易であり、また、継続的に同一人等の動作情報を取得し、その動作情報に基づいて、その評価を行うことも容易であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-120787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、公共の場所で、不特定多数人向けの広告等を表示するサイネージ等の情報表示部の前を通過等する対象者がサイネージ等の内容について、どのような心理状態であるかを把握するのは困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、容易且つ正確に情報表示部に表示された不特定多数人向け情報を視認した通行人等の不特定多数の対象者の心理状態情報を取得することができる心理状態情報推定システム、心理状態情報推定システムの制御方法及び心理状態情報推定システムの制御プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
前記目的は、本発明によれば、不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置された情報表示部と、前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する心理状態情報推定システムであって、前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まった対象者情報を記憶する立ち止まり情報記憶部と、前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、記憶する顔情報記憶部と、前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として記憶する興味対象者情報記憶部と、前記興味対象者の頭の動作情報である頭動作情報に基づき、前記興味対象者の心理状態情報を取得する心理状態情報取得部と、を備えることを特徴とする心理状態情報推定システムにより達成される。
【0007】
前記構成によれば、立ち止まり情報記憶部に情報表示部の前で立ち止まった対象者情報を記憶させ、この立ち止まった対象者の顔情報を撮像して記憶し、立ち止まった対象者の顔が情報表示部に向いているとき、その対象者を興味対象者情報として記憶する。
そして、心理状態情報取得部が、興味対象者の頭の動作情報に基づき、興味対象者の心理状態情報を取得する。
このように、情報表示部の前を通過する不特定多数人について、その顔情報から情報表示部に表示された内容について「興味」を持ったか否かを判断し、興味を持った興味対象者の頭動作に基づいて、興味対象者の心理状態情報(例えば、情報表示部に表示されている不特定多数人向け情報を肯定したか否か等)を自動的に精度良く取得することができる。
このような情報に基づいて、当該情報表示部に表示されている不特定多数人向け情報についての不特定多数人の評価や分析も容易に行うことができる。
【0008】
好ましくは、前記心理状態情報推定システムの前記頭動作情報には、頭を振る動作情報を含み、前記頭を振る動作情報に基づき、前記興味対象者が、前記不特定多数人向け情報を肯定するか否かの前記心理状態情報を取得する構成となっていることを特徴とする。
【0009】
前記構成によれば、頭動作情報には、頭を振る動作情報を含み、この頭を振る動作情報に基づき、興味対象者が、不特定多数人向け情報を肯定するか否かの心理状態情報を取得する構成となっているため、頭を振る動作情報に基づいて、興味対象者の肯定か否かの心理状態情報を自動的に取得することができる。
【0010】
好ましくは、前記心理状態情報推定システムの前記頭動作情報は、頭を傾ける動作情報、頭を回転させる動作情報、頭を引く動作情報を含み、これらの動作情報に基づき、前記不特定多数人向け情報について、肯定するか否か以外の前記心理状態情報を取得する構成となっていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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