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公開番号
2024165704
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082111
出願日
2023-05-18
発明の名称
吸音構造体、吸音装置、及び吸音方法
出願人
株式会社レゾナック
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10K
11/172 20060101AFI20241121BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】低減可能周波数の広帯域化を図ることができる吸音構造体、吸音装置及び吸音方法を提供する。
【解決手段】吸音装置10は、吸音構造体1と、吸音構造体1の箱体3を伸縮するアクチュエータ20と、低減対象音の周波数に関する情報を取得し、取得した情報に基づいてアクチュエータ20を駆動制御する制御部30と、を備える。吸音構造体1は、オーセチック構造を有する箱体3を備える。箱体3は、複数の単位構造体4を並べて構成しており、複数の単位構造体4の少なくとも一つは、開口2を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
開口を有する箱体を備え、
前記箱体は、オーセチック構造を有する、
吸音構造体。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記箱体は、複数の単位構造体が並んで構成されており、
前記複数の単位構造体の少なくとも一つは、前記開口を有する、
請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項3】
前記複数の単位構造体のそれぞれは、前記開口を有する、
請求項2に記載の吸音構造体。
【請求項4】
前記箱体は、弾性材料で構成されている、
請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項5】
前記弾性材料は、エラストマーを有する、
請求項4に記載の吸音構造体。
【請求項6】
請求項1~5の何れか一項に記載の吸音構造体と、
前記吸音構造体の前記箱体を伸縮するアクチュエータと、を備える、
吸音装置。
【請求項7】
低減対象音の周波数に関する情報を取得し、取得した前記情報に基づいて前記アクチュエータを駆動制御する制御部を更に備える、
請求項6に記載の吸音装置。
【請求項8】
請求項1~5の何れか一項に記載の吸音構造体を用いて低減対象音を低減させる吸音方法であって、
前記低減対象音の周波数に関する情報を取得する音情報取得ステップと、
前記音情報取得ステップで取得した前記情報に基づいて前記吸音構造体の前記箱体を伸縮させる伸縮ステップと、を備える、
吸音方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸音構造体、吸音装置、及び吸音方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ヘルムホルツ共鳴によって空洞内の振動を低減する吸音構造体が記載されている。この吸音構造体は、タイヤの内腔部に取り付けられて車両の走行時に生じるタイヤ内腔共鳴音を低減するものである。この吸音構造体は、副室を形成するとともに開口が形成された副室形成部を備えることで、200Hz~300Hzの共鳴音を低減するものとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-067767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された吸音構造体では、吸音特性が固定されているため、吸音構造体が低減可能な周波数である低減可能周波数の広帯域化には限界がある。
【0005】
また、吸音構造体で低減させたい音の周波数は、固定である場合だけでなく、変化する場合もある。例えば、モータから発生される音の周波数は、モータの回転数に応じて、低周波域から高周波域までの広い周波数帯域において変化する。しかしながら、特許文献1に記載された吸音構造体では、吸音特性が固定されているため、低減可能周波数の帯域が狭い。
【0006】
本開示は、低減可能周波数の広帯域化を図ることができる吸音構造体、吸音装置、及び吸音方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る吸音構造体は、開口を有する箱体を備え、箱体は、オーセチック構造を有する。
【0008】
この吸音構造体では、開口を有する箱体を備えるため、箱体をヘルムホルツ共鳴器として機能させることができる。そして、箱体がオーセチック構造を有するため、箱体を伸縮させることで、箱体の容積を変化させることができる。例えば、箱体を伸ばすと、箱体は、箱体を伸ばした方向と直交する方向にも延びて、箱体の容積が大きくなる。ここで、ヘルムホルツ共鳴器として機能する箱体は、箱体の容積に応じて、発生するヘルムホルツ共鳴の共鳴周波数が変わる。例えば、箱体の容積が大きくなるほど、低い共鳴周波数のヘルムホルツ共鳴を発生させることができる。これにより、低減可能周波数の広帯域化を図ることができる。
【0009】
上述した吸音構造体において、箱体は、複数の単位構造体が並んで構成されており、複数の単位構造体の少なくとも一つは、開口を有してもよい。この吸音構造体では、箱体が、複数の単位構造体が並んで構成されており、複数の単位構造体の少なくとも一つが開口を有することで、当該開口を有する単位構造体を、ヘルムホルツ共鳴器として機能させることができる。
【0010】
上述した吸音構造体において、複数の単位構造体のそれぞれは、開口を有してもよい。この吸音構造体では、複数の単位構造体のそれぞれが開口を有することで、全ての単位構造体をヘルムホルツ共鳴器として機能させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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