TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024165624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081975
出願日2023-05-18
発明の名称物品種別判別装置、それを用いた検体処理システム
出願人株式会社日立ハイテク
代理人ポレール弁理士法人
主分類G01N 21/90 20060101AFI20241121BHJP(測定;試験)
要約【課題】色や素材の異なる物品、例えば検体容器の栓であっても、その種類、栓の有無をより正確に判別することができる物品種別判別装置、それを用いた検体処理システムを提供すること。
【解決手段】
被判別物品の拡散反射画像を撮像するために該被判別物品に光を照射する第1の照射機構と、被判別物品の鏡面反射画像を取得するために該被判別物品に光を照射する第2の照射機構と、被判別物品を撮像する撮像機構と、第1の照射機構で前記被判別物品に光を照射している際に前記第2の照射機構の光量を変えて前記被判別物品を複数撮像し、前記撮像機構で撮像した複数の画像の差分画像に基づき、被判別物品の種別を判別する判別機構と、を備えた物品種別判別装置、それを用いた検体処理システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被判別物品の拡散反射画像を撮像するために該被判別物品に光を照射する第1の照射機構と、
被判別物品の鏡面反射画像を取得するために該被判別物品に光を照射する第2の照射機構と、
被判別物品を撮像する撮像機構と、
第1の照射機構で前記被判別物品に光を照射している際に前記第2の照射機構の光量を変えて前記被判別物品を複数撮像し、
前記撮像機構で撮像した複数の画像の差分画像に基づき、被判別物品の種別を判別する判別機構と、
を備えたことを特徴とする物品種別判別装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の物品種別判別装置において、
前記差分画像はグレースケール映像の差分画像であり、該差分画像に基づきマスク画像を作成し、該マスク画像に基づき抽出した被判別物品の画像に基づき前記判別機構で被判別物品の種別を判別することを特徴とする物品種別判別装置。
【請求項3】
請求項1記載の物品種別判別装置において、
前記第1の照射機構の光を発する位置は前記被判別物品を中心とした仮想球体の前記撮像機構がある側の半球体内に位置し、
前記第2の照射機構の光を発する位置は前記第1の照射機構の光を発する位置とは異なる半球体内に設けられていることを特徴とする物品種別判別装置。
【請求項4】
請求項1記載の物品種別判別装置において、
前記第1の照射機構、前記第2の照射機構には共通の光源からの光が導かれていることを特徴とする物品種別判別装置。
【請求項5】
請求項4記載の物品種別判別装置において、
前記共通の光源からの光の一部は、光を屈折させる光学部品で光の方向を変えており、更に該光の光束の少なくとも一部を遮る遮光手段を備えたことを特徴とする物品種別判別装置。
【請求項6】
請求項5記載の物品種別判別装置において、
前記光学部品の角度を変える回転駆動部を有することを特徴とする物品種別判別装置。
【請求項7】
請求項1~5のいずれかに記載の物品種別判別装置において、
前記被判別物品は検体容器の栓であることを特徴とする物品種別判別装置。
【請求項8】
請求項7記載の物品種別判別装置を備え、
更に、前記検体容器を撮像位置に搬送する搬送機構と、前記物品種別判別装置で判別した結果を表示する表示機構とを備えたことを特徴とする検体処理システム。
【請求項9】
請求項8記載の検体処理システムにおいて、
更に前記検体容器を側面より撮影する撮像装置と、
前記撮像装置に対して前記検体容器を背面より照射する背面用照射装置と、
を備えることを特徴とする検体処理システム。
【請求項10】
請求項9記載の検体処理システムにおいて、
前記側面より撮影する撮像装置により撮像された画像に基づき検体中の異物を検出する異物検出部を備えることを特徴とする検体処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の撮像画像に基づき物品の種別を判別する物品種別判別装置に係り、特に医療分野の検体容器の栓種別を判別するのに好適な物品種別判別装置、およびそれを用いた検体処理システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
物品の撮像画像を予め記憶している物品の色、形状等の情報を照合して、どの物品であるか判別する技術は物流等の物品を取り扱う業界で既に導入されている。
【0003】
このような技術として例えば特許文献1には、検査対象物、すなわち、ワークの距離画像を光切断法やパターン投影法に応じて取得するための投光手段と撮像装置とを用いることが記載されている。
【0004】
光切断法ではワークにライン状のレーザー光を投光する投影器を、パターン投影法ではワークに正弦波縞模様パターンを投影するための投影器を用いる。
【0005】
また、光切断法やパターン投影法に応じた投光手段の他に、明視野照明や暗視野照明を行うための一般的な照明装置を別途設ける、または、投光手段に一般的な照明装置としての機能を持たすことも可能であるとしている。
【0006】
どちらの方式も三次元の形状情報を取得するため、光切断法では、ライン状のレーザー光を対象物の表面に複数回もしくは連続的に照射し、表面で拡散反射した反射光をセンサ(撮像素子)で受光した情報から形状を取得する。また、パターン投影法ではプロジェクタ等で複数枚(例えば3枚)の正弦波縞模様映像をワークの表面に照射し、表面の凹凸により起こる縞模様の乱れ、すなわち、位相差を基に位置情報を算出することで形状を取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-112568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
近年、臨床検体検査で取り扱う検体容器や、検体容器の栓などの物品の判別にも撮像画像に基づいた栓や容器等の物品の判別技術が導入されつつある。
【0009】
臨床検査では、病気の診断、治療、健康診断のために採取された血液や尿などの検体を病院の検査室や検査センターにおいて、実施する検査項目に従い、直接、あるいは別の容器に移し替え、もしくは必要な数の容器に分配した後に、種々の医用分析装置で分析を行う。
【0010】
容器の移し替えや、用いる分析装置の種類数に合わせた検体の分配、分析装置への搬送などを行う点では自動化されているものの(以下自動ライン)、病院の検査室や大規模な検査センターに持ち込まれる血液や尿などの臨床検体(以下検体)の外観がバラエティに富んでいるため、人が目で見て容器種類や検査項目を判別して検体を自動化ラインに投入している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
地震予測システム
5日前
日本精機株式会社
検出装置
10日前
株式会社小野測器
測定器
11日前
三菱電機株式会社
レーダ装置
2日前
アルファクス株式会社
積層プローブ
23日前
中国電力株式会社
短絡防止具
23日前
日本精機株式会社
補助計器システム
25日前
トヨタ自動車株式会社
評価装置
2日前
大成建設株式会社
風力測定装置
10日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
23日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
3日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
3日前
リンナイ株式会社
電気機器
10日前
株式会社精工技研
光電圧プローブ
10日前
Igr技研株式会社
Igr測定装置
10日前
個人
純金を作用電極に用いたORP測定装置
3日前
株式会社共和電業
物理量検出用変換器
10日前
JFEスチール株式会社
試験装置
4日前
株式会社明電舎
応答時間評価方法
4日前
個人
作業機械の回転角度検出装置
4日前
ホシデン株式会社
センサ装置
3日前
大同特殊鋼株式会社
表面疵の深さ推定方法
4日前
株式会社豊田自動織機
物体検出装置
17日前
住友金属鉱山株式会社
金属異物の評価方法
23日前
エスペック株式会社
高電圧試験装置
23日前
三菱電機株式会社
レーダ装置
3日前
株式会社デンソー
レーダ装置
11日前
株式会社デンソー
温度推定装置
23日前
ローム株式会社
センサ
23日前
株式会社TMEIC
欠陥検出装置
16日前
ローム株式会社
センサ
23日前
株式会社東芝
センサ及び検査装置
16日前
横河電機株式会社
ガス測定装置
23日前
株式会社島津製作所
オンライン分析システム
3日前
株式会社A・R・P
検査装置および検査方法
4日前
株式会社トプコン
測量装置及び測量システム
11日前
続きを見る