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公開番号
2024165571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081859
出願日
2023-05-17
発明の名称
リアクトル部品および電力変換装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
37/00 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】体格を小型化できるリアクトル部品を提供すること。
【解決手段】リアクトル部品100は、コイル10と、上面から下面に達する複数の巻穴24,25が設けられ、各巻穴にコイルの一部が配置された状態でコイルが巻き付けられたコア20aと、コアとコイルを固定する樹脂部30aと、を備えている。コアは、上面と下面に連なる側面SS1,SS2に、周辺よりも窪んだ凹部23aが設けられている。樹脂部は、凹部に配置された部位であり取付対象に対する取付部31aを備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
コイル(10)と、
一面(TS)から前記一面の反対面(US)に達する複数の巻穴(24,25)が設けられ、各巻穴に前記コイルの一部が配置された状態で前記コイルが巻き付けられたコア(20a~20e)と、
前記コアと前記コイルを固定する樹脂部(30a~30e)と、を備え、
前記コアは、前記一面と前記反対面に連なる側面に周辺よりも窪んだ凹部(23a~23e)が設けられ、
前記樹脂部は、前記凹部に配置された部位であり取付対象に対する取付部(31a~31e)を備えているリアクトル部品。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記凹部は、前記側面として、複数の前記巻穴の並び方向に沿う第1側面(SS1,SS2)に設けられている請求項1に記載のリアクトル部品。
【請求項3】
前記凹部は、前記第1側面に連なる二つの第2側面(SS3,SS4)間の中央に設けられている請求項2に記載のリアクトル部品。
【請求項4】
前記凹部は、前記一面から前記反対面にわたって設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載のリアクトル部品。
【請求項5】
前記凹部は、前記コアにおける磁束密度が所定値以下である位置に設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載のリアクトル部品。
【請求項6】
前記凹部と前記巻穴との間隔は、隣り合う前記巻穴間の間隔の半分以上である請求項1~3のいずれか1項に記載のリアクトル部品。
【請求項7】
前記取付部は、取付用のボルトが挿入される挿入穴(32)が設けられている請求項1に記載のリアクトル部品。
【請求項8】
前記コアは、E型コアである請求項1~3のいずれか1項に記載のリアクトル部品。
【請求項9】
前記コアは、EI型コアである請求項1~3のいずれか1項に記載のリアクトル部品。
【請求項10】
リアクトル部品を備え電力を変換する電力変換装置であって、
前記リアクトル部品は、
コイル(10)と、
一面(TS)から前記一面の反対面(US)に達する複数の巻穴(24,25)が設けられ、各巻穴に前記コイルの一部が配置された状態で前記コイルが巻き付けられたコア(20a~20e)と、
前記コアと前記コイルを固定する樹脂部(30a~30e)と、を備え、
前記コアは、前記一面と前記反対面に連なる側面に周辺よりも窪んだ凹部(23a~23e)が設けられ、
前記樹脂部は、前記凹部に配置された部位であり取付対象に対する取付部(31a~31e)を備えている電力変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、リアクトル部品および電力変換装置はに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、リアクトル部品の一例として、特許文献1に開示された構成がある。リアクトル部品は、巻回されたコイルと、コイルの周囲を囲むとともにコイルの内側を通過しているコアと、コイルとコアを覆っている樹脂カバーを備えている。また、リアクトル部品は、樹脂カバーの位置に、取付対象に対する取付部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-8046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リアクトル部品は、取付部がコアの外形よりも突出して設けられている。そのため、リアクトル部品は、体格が大きくなるという問題がある。
【0005】
開示される一つの目的は、体格を小型化できるリアクトル部品を提供することである。開示される他の目的は、体格を小型化できる電力変換装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された一つのリアクトル部品は、
コイル(10)と、
一面(TS)から一面の反対面(US)に達する複数の巻穴(24,25)が設けられ、各巻穴にコイルの一部が配置された状態でコイルが巻き付けられたコア(20a~20e)と、
コアとコイルを固定する樹脂部(30a~30e)と、を備え、
コアは、一面と反対面に連なる側面に周辺よりも窪んだ凹部(23a~23e)が設けられ、
樹脂部は、凹部に配置された部位であり取付対象に対する取付部(31a~31e)を備えていることを特徴とする。
【0007】
このように、リアクトル部品は、取付部の少なくとも一部がコアの凹部に設けられる。よって、リアクトル部品は、体格を小型化できる。
【0008】
ここに開示された電力変換装置は、
リアクトル部品を備え電力を変換する電力変換装置であって、
リアクトル部品は、
コイル(10)と、
一面(TS)から一面の反対面(US)に達する複数の巻穴(24,25)が設けられ、各巻穴にコイルの一部が配置された状態でコイルが巻き付けられたコア(20a~20e)と、
コアとコイルを固定する樹脂部(30a~30e)と、を備え、
コアは、一面と反対面に連なる側面に周辺よりも窪んだ凹部(23a~23e)が設けられ、
樹脂部は、凹部に配置された部位であり取付対象に対する取付部(31a~31e)を備えていることを特徴とする。
【0009】
このように、電力変換装置は、リアクトル部品における取付部の少なくとも一部がコアの凹部に設けられる。よって、リアクトル部品の体格を小型化できる。そのため、電力変換装置は、体格を小型化できる。
【0010】
ここに開示された他のリアクトル部品は、
コイル(10)と、
一面(TS)から一面の反対面(US)に達する複数の巻穴(24,25)が設けられ、各巻穴にコイルの一部が配置された状態でコイルが巻き付けられ、一面と反対面に連なり複数の巻穴の並び方向に沿う二つの側面を有したコア(20f)と、
コアとコイルを固定する樹脂部(30f)と、を備え、
コアは、複数の巻穴における側面との対向端部を通る仮想平面と、各側面との間隔が同等であり、仮想平面と側面との間の領域において一面から反対面に達する貫通穴(23f)が設けられ、
樹脂部は、貫通穴に配置された部位であり取付対象に対する取付部(31f)を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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