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公開番号2024165498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081750
出願日2023-05-17
発明の名称アプリケーションプログラム、決済制御方法、決済サーバ、プログラム、および決済システム
出願人PayPay株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 20/40 20120101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】より柔軟に電子決済を実現可能にすること。
【解決手段】利用者の端末装置において動作し、決済サーバと協働して電子決済サービスを前記利用者に提供するためのアプリケーションプログラムであって、電子決済が行われる際に、前記端末装置に、前記決済サーバと通信させ、前記決済サーバとの通信が正常な第1状態にある場合、前記決済サーバから通信によって取得されたワンタイムコードを用いて生成されたオンラインコード画像を前記端末装置の表示部に表示させ、前記決済サーバとの通信が困難な第2状態にある場合、前記ワンタイムコードを用いずに前記アプリケーションプログラムが生成したオフラインコード画像を、前記端末装置の表示部に表示させる処理を行わせる、ためのアプリケーションプログラム。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
利用者の端末装置において動作し、決済サーバと協働して電子決済サービスを前記利用者に提供するためのアプリケーションプログラムであって、
電子決済が行われる際に、前記端末装置に、
前記決済サーバと通信させ、
前記決済サーバとの通信が正常な第1状態にある場合、前記決済サーバから通信によって取得されたワンタイムコードを用いて生成されたオンラインコード画像を前記端末装置の表示部に表示させ、
前記決済サーバとの通信が困難な第2状態にある場合、前記ワンタイムコードを用いずに前記アプリケーションプログラムが生成したオフラインコード画像を、前記端末装置の表示部に表示させる処理を行わせる、
ためのアプリケーションプログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
電子決済が行われる際に、前記端末装置に、
前記決済サーバとの通信が前記第2状態にある場合、時刻を用いて前記オフラインコード画像を生成させる、
ための請求項1記載のアプリケーションプログラム。
【請求項3】
電子決済が行われる際に、前記端末装置に、
前記決済サーバとの通信が前記第2状態にある場合、前記決済サーバから取得されるオフラインキーを用いて前記オフラインコード画像を生成させる、
ための請求項1または2記載のアプリケーションプログラム。
【請求項4】
前記オフラインキーは、前記ワンタイムコードよりも低頻度で前記決済サーバから取得される、
請求項3記載のアプリケーションプログラム。
【請求項5】
所定のタイミングで、前記端末装置の計時する時刻と前記決済サーバの計時する時刻との同期を前記端末装置に行わせる、
ための請求項2記載のアプリケーションプログラム。
【請求項6】
決済サーバと協働して電子決済サービスを利用者に提供する端末装置が実行する決済制御方法であって、
電子決済が行われる際に、前記端末装置が、
前記決済サーバと通信し、
前記決済サーバとの通信が正常な第1状態にある場合、前記決済サーバから通信によって取得されたワンタイムコードを用いて生成されたオンラインコード画像を前記端末装置の表示部に表示させ、
前記決済サーバとの通信が困難な第2状態にある場合、前記ワンタイムコードを用いずに前記端末装置において動作するアプリケーションプログラムが生成したオフラインコード画像を、前記端末装置の表示部に表示させる、
決済制御方法。
【請求項7】
利用者の端末装置において動作するアプリケーションプログラムと協働して電子決済サービスを前記利用者に提供する決済サーバであって、
店舗に設置された店舗端末装置と通信し、前記店舗端末装置が、前記端末装置が表示するコード画像から読み取った情報の少なくとも一部と決済金額とを含む決済情報を前記店舗端末装置から受信する通信部と、
前記通信部を介して、ワンタイムコードを前記アプリケーションプログラムに提供する提供部と、
前記決済情報に基づいて電子決済を行う決済処理部であって、
前記決済情報に、前記ワンタイムコードに基づく情報が含まれる場合は、前記ワンタイムコードを用いて電子決済を進行させ、
前記決済情報に、前記ワンタイムコードを用いずに前記アプリケーションプログラムが生成したオフラインコード画像に基づく情報が含まれる場合は、オフラインコード画像に関連するオフライン認証条件が満たされる場合に、電子決済を進行させる決済処理部と、
を備える決済サーバ。
【請求項8】
前記オフラインコード画像は、時刻を用いて前記アプリケーションプログラムが生成した画像であり、
前記オフライン認証条件は、前記オフラインコード画像に基づく情報から得られる時刻が、前記決済サーバの計時する時刻と比較して所定範囲内にあることを含む、
請求項7記載の決済サーバ。
【請求項9】
前記提供部は、前記通信部を介して、オフラインキーを前記アプリケーションプログラムに提供すると共に提供した前記オフラインキーを記憶部に記憶させておき、
前記オフラインコード画像は、前記アプリケーションプログラムによって前記オフラインキーを用いて生成され、
前記オフライン認証条件は、前記オフラインキーが、前記アプリケーションプログラムに提供されたものとして前記記憶部に保持されたものであることを含む、
請求項7または8記載の決済サーバ。
【請求項10】
前記提供部は、前記通信部を介して、前記ワンタイムコードよりも低頻度で前記オフラインキーを前記アプリケーションプログラムに提供する、
請求項9記載の決済サーバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーションプログラム、決済制御方法、決済サーバ、プログラム、および決済システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォン等の端末装置において動作する決済アプリがコード画像を表示し、店舗側の装置でコード画像から情報を読み取ることで行われる態様の電子決済が普及している(特許文献1)。この態様の電子決済では、コード画像に表示させる元の情報として、決済サーバが利用者のアカウントに対応付けて発行するワンタイムコードが使用される。ワンタイムコードを使用することで、コード画像に個人情報等を入れ込む必要が無くなるため、セキュリティ性の向上が実現されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7237224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の態様の電子決済においては、電子決済が行われようとする際に決済アプリから決済サーバにワンタイムコードのリクエストが送信され、それに対してワンタイムコードが発行される。従って、従来の技術では、電子決済の時点において端末装置と決済サーバの通信が困難な状況において、有効なワンタイムコードが取得できないことで、電子決済が不可になってしまう場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より柔軟に電子決済を実現可能にすることができるアプリケーションプログラム、決済制御方法、決済サーバ、プログラム、および決済システムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、利用者の端末装置において動作し、決済サーバと協働して電子決済サービスを前記利用者に提供するためのアプリケーションプログラムであって、電子決済が行われる際に、前記端末装置に、前記決済サーバと通信させ、前記決済サーバとの通信が正常な第1状態にある場合、前記決済サーバから通信によって取得されたワンタイムコードを用いて生成されたオンラインコード画像を前記端末装置の表示部に表示させ、前記決済サーバとの通信が困難な第2状態にある場合、前記ワンタイムコードを用いずに前記アプリケーションプログラムが生成したオフラインコード画像を、前記端末装置の表示部に表示させる処理を行わせる、ためのアプリケーションプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、より柔軟に電子決済を実現可能にすることができるアプリケーションプログラム、決済制御方法、決済サーバ、プログラム、および決済システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。
電子決済(オンライン決済)の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。
電子決済の(オンライン決済)大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。
第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。
利用者情報172の内容の一例を示す図である。
加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。
決済アプリ20のトップ画面IM1の一例を示す図である。
オフライン決済のために行われる処理の流れを例示したシーケンス図である。
決済アプリ20による画面制御に係る処理の流れの一例を示すフローチャートである。
待機画面IM2の一例を示す図である。
ハーフシートIM3の一例を示す図である。
詳細説明画面IMeの一例を示す図である。
第1オフラインコード画像が表示される第1オフラインモード画面IM4の一例を示す図である。
第2オフラインコード画像が表示される第2オフラインモード画面IM5の一例を示す図である。
決済方法選択画面IM6の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明のアプリケーションプログラム、決済制御方法、決済サーバ、プログラム、および決済システムを提供することの実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
【0010】
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、及び一以上の第2店舗端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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