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公開番号2024165336
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081451
出願日2023-05-17
発明の名称草刈り機
出願人小橋工業株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類A01D 34/64 20060101AFI20241121BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】段差がある畦の上であっても、安定した草刈り作業が可能な草刈り機を提供すること。
【解決手段】走行しながら草を刈る草刈り機であって、上下方向に回動可能な昇降部材を有する機体と、前記昇降部材に取り付けられる草を刈るための草刈り部と、前記草刈り部の前方に取付けられるゲージ部材と、を含み、前記ゲージ部材の少なくとも一部は、正面視において、前記草刈り部と重畳し、前記ゲージ部材の他の少なくとも一部は、側面視において、前記草刈り部の前端より後方に位置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
走行しながら草を刈る草刈り機であって、
上下方向に回動可能な昇降部材を有する機体と、
前記昇降部材に取り付けられる草を刈るための草刈り部と、
前記草刈り部の前方に取り付けられるゲージ部材と、
を含み、
前記ゲージ部材の少なくとも一部は、正面視において、前記草刈り部と重畳し、前記ゲージ部材の他の少なくとも一部は、側面視において、前記草刈り部の前端より後方に位置する、
草刈り機。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記草刈り部は、刃部を含み、
前記ゲージ部材の少なくとも他の一部が、側面視において、前記刃部の回転軌跡の前端より後方に位置する、
請求項1に記載の草刈り機。
【請求項3】
前記ゲージ部材は湾曲部を含む橇を含み、
側面視において、前記湾曲部の少なくとも先端が前記草刈り部の前端より後方に位置する
請求項1に記載の草刈り機。
【請求項4】
前記機体は、前記昇降部材の上方への回動を補助するばねを有する、
請求項1に記載の草刈り機。
【請求項5】
前記機体は、前記昇降部材を上下方向に回動可能に支持する支持部を有し、
側面視において、
前記昇降部材に設けられた前記支持部より前方に配置された昇降部材側ばね取付部と、本体フレームに設けられた前記支持部より後方に配置された本体フレーム側ばね取付部と、の間に、前記ばねが配置され、
前記昇降部材側ばね取付部の高さは、前記本体フレーム側ばね取付部の高さより高い、
請求項4に記載の草刈り機。
【請求項6】
前記ゲージ部材は軸受をさらに含み、
前記橇は前記軸受に回転可能に挿通される、
請求項3に記載の草刈り機。
【請求項7】
前記ゲージ部材は、橇取付けピン、及び、それぞれ位置が異なる複数の橇取付ピン挿入孔をさらに含み、
前記橇取付けピンを挿入する橇取付ピン挿入孔の位置に応じて、草刈高さが調整可能である、
請求項3に記載の草刈り機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、草刈り機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、畦の天面又は法面に生えた雑草等を除去するため、草刈り機を用いて、定期的に畦の草刈り作業を行う。特許文献1には、無線通信による遠隔操作によって畦の上を走行しながら、草刈り作業を行う自走式の草刈り機が記載されている。当該自走式の草刈り機は、進行方向両側に設けられた走行部と、草刈り機の本体部及び走行部の前方に位置し草刈刃を含む作業部を備え、走行部を用いて走行しながら作業部を用いて草刈り作業を行うことができる。
【0003】
当該自走式の草刈り機は昇降アームに接続されたハウジングの底面に回転可能に設けられ、地面の段差に応じてハウジングを上昇又は下降させる接地体が、当該草刈刃の下部に設けられている。また、当該昇降アームは昇降モータによって支点ピンを昇降支点として昇降可能に設けられている。さらに、当該自走式の草刈り機は、昇降アームの下降を規制する下降規制手段及び、昇降アームの上昇を規制する上昇規制手段を含む。このような構成を含む当該自走式の草刈り機では、接地体が地面の段差に応じてハウジングを上昇又は下降させることが可能であると共に、下降規制手段及び上昇規制手段によって規定される範囲内にて地面の段差に追従可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-170338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の自走式の草刈り機では、地面の段差に追従するためには、接地体と地面との間の空間を確保しつつ作業する必要があり、空間が確保できない場合には、接地体が地面に埋まってしまい、作業が中断する可能性がある。また、特許文献1とは異なる構成の草刈り機は、例えば、草刈り機が作業をする際の進行方向の前方に、地面に接する車輪状部材、又はディスク状部材を備える場合がある。しかし、この場合は、当該車輪状部材、又は当該ディスク状部材が天面から外れ、草刈り機を段差に追従させることが困難であるという問題がある。
【0006】
本発明の一実施形態の課題の一つは、段差がある畦の上であっても、草刈り部を段差に追従させて、安定した草刈り作業が可能な草刈り機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る草刈り機は、走行しながら草を刈る草刈り機であって、上下方向に回動可能な昇降部材を有する機体と、前記昇降部材に取り付けられる草を刈るための草刈り部と、前記草刈り部の前方に取付けられるゲージ部材と、を含み、前記ゲージ部材の少なくとも一部は、正面視において、前記草刈り部と重畳し、前記ゲージ部材の他の少なくとも一部は、側面視において、前記草刈り部の前端より後方に位置する。
【0008】
前記草刈り部は、刃部を含み、前記ゲージ部材の少なくとも他の一部が、側面視において、前記刃部の回転軌跡の前端より後方に位置してもよい。
【0009】
前記ゲージ部材は湾曲部を含む橇を含み、側面視において、前記湾曲部の少なくとも先端が前記刈取り部の前端より後方に位置してもよい。
【0010】
前記機体は、前記昇降部材の上方への回動を補助するばねを有してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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