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公開番号
2024165307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081406
出願日
2023-05-17
発明の名称
太陽電池シートの支持構造及び太陽電池シートの設置方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
H02S
20/10 20140101AFI20241121BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】太陽電池シートを斜面に取り付けつつ、当該斜面の安定性を高めることを可能とした太陽電池シートの支持構造及び太陽電池シートの設置方法を提供する。
【解決手段】太陽電池シート20の支持構造は、可撓性を有した太陽電池シート20と、太陽電池シート20をのり面101上で支持する支持体30と、を備える。太陽電池シート20は、太陽電池モジュール21と、太陽電池モジュール21が取り付けられた支持シート22と、を備える。支持体30は、のり面101を補強する補強材31によってのり面101に対して固定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールが取り付けられた支持シートと、を備える可撓性を有した太陽電池シートと、
前記太陽電池シートを斜面上で支持する支持体と、
を備える太陽電池シートの支持構造であって、
前記支持体は、前記斜面を補強する補強材によって前記斜面に対して固定されている
ことを特徴とする太陽電池シートの支持構造。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記補強材は、前記斜面に挿入されることで前記斜面を補強し、
前記支持体は、前記補強材の一端に固定された支圧板を備え、
前記支持シートが前記斜面と前記支圧板とに挟持される
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項3】
前記支持シートは、前記補強材が挿通される固定孔を備え、
前記固定孔に前記補強材が挿通された前記支持シートが前記斜面と前記支圧板とに挟持される
ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項4】
前記支持シートの外縁部が前記斜面と前記支圧板とに挟持される
ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項5】
前記補強材は、前記斜面に挿入されることで前記斜面を補強し、
前記支持体は、前記補強材の一端に固定された支圧板と、前記一端において、前記支圧板の上部に配置される固定板と、を備え、
前記支持シートが前記支圧板と前記固定板とに挟持される
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項6】
前記固定板は、前記一端において、前記支圧板の上部に着脱可能に配置される
ことを特徴とする請求項5に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項7】
一対のワイヤをさらに備え、
前記支持シートは、前記太陽電池モジュールを挟んで設けられる一対の筒状部を備え、
各筒状部には、前記ワイヤが挿通され、
前記支持体は、前記ワイヤを支持することによって前記太陽電池シートを支持する
ことを特徴とする請求項2ないし6のうち何れか一項に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項8】
前記太陽電池シートは、前記斜面のうち土が露出した部分を覆う
ことを特徴とする請求項2ないし6のうち何れか一項に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項9】
前記土に挿入されるピンをさらに備え、
前記支持シートは、前記ピンが挿通される孔部を備える
ことを特徴とする請求項8に記載の太陽電池シートの支持構造。
【請求項10】
前記太陽電池シートが設置される用地に配置されて前記支持シートの上端が接続される上端支持部材をさらに備える
ことを特徴とする請求項2ないし6のうち何れか一項に記載の太陽電池シートの支持構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓性を有する太陽電池シートの支持構造及び太陽電池シートの設置方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、可撓性を有したシート状の太陽電池モジュールが開発されている。例えば、特許文献1には、防草シートと太陽電池シートとを結合したフレキシブル太陽光発電シートが開示されている。特許文献1には、道路や鉄道の法面(のり面)や遊休田畑にフレキシブル太陽光発電シートを設置することで、除草作業の省略を可能としつつ、太陽光発電を実施できる旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3171302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
可撓性を有した太陽電池モジュールをのり面や自然斜面を含めた斜面に設置する場合、当該斜面には降雨等によって斜面が崩壊しないように高い安定性が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する太陽電池シートの支持構造は、太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールが取り付けられた支持シートと、を備える可撓性を有した太陽電池シートと、前記太陽電池シートを斜面上で支持する支持体と、を備える太陽電池シートの支持構造であって、前記支持体は、前記斜面を補強する補強材によって前記斜面に対して固定されている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、太陽電池シートを斜面に取り付けつつ、当該斜面の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態の太陽電池シートの支持構造を示す模式図である。
図2は、太陽電池シートの層構成を示す断面図である。
図3は、図1のIII-III線から見た断面図である。
図4は、図3ののり面近傍部分を拡大して示す断面図である。
図5は、第1実施形態の太陽電池シートの支持構造の変更例を示す模式図である。
図6は、第2実施形態の太陽電池シートの支持構造を示す模式図である。
図7は、図6のVII-VII線から見た断面図である。
図8は、第2実施形態における支圧板の形状の変更例を示す模式図である。
図9は、第2実施形態において、太陽電池シートを挟持する保持体を用いた場合の変更例を示す断面図である。
図10は、図9に示す変更例の上面図である。
図11は、第2実施形態において、キャップ保持板を備える保持体を用いた場合の変更例を示す断面図である。
図12は、第3実施形態の太陽電池シートの支持構造を示す断面図である。
図13は、第3実施形態の太陽電池シートの支持構造の変更例を示す断面図である。
図14は、第3実施形態の太陽電池シートの支持構造の変更例を示す断面図である。
図15は、第4実施形態の太陽電池シートの支持構造を示す模式図である。
図16は、図15のXVI-XVI線から見た断面図である。
図17は、太陽電池シートの変更例を示す断面図である。
図18は、太陽電池シートの支持構造の変更例として、太陽電池シートの支持構造が支持体とは別にピンを備える構成を示す模式図である。
図19は、太陽電池シートの支持構造の変更例として、太陽電池シートの支持構造が固定治具を備える構成を示す模式図である。
図20は、太陽電池シートの支持構造が備える固定治具の変更例を示す上面図である。
図21は、図20のXXI-XXI線から見た断面図である。
図22は、太陽電池シートの支持構造が備える固定治具の変更例を示す上面図である。
図23は、太陽電池シートの支持構造の変更例として、太陽電池シートの支持構造が上端支持部材を備える構成を示す模式図である。
図24は、太陽電池シートの支持構造の変更例として、太陽電池シートの支持構造が端部固定部材を備える構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、太陽電池シートの支持構造、及び、太陽電池シートの設置方法の第1実施形態~第4実施形態、並びにその変更例について、図1~図24を参照して説明する。
各実施形態において、太陽電池シートの支持構造は、太陽電池シートと支持体とを備える。支持体は、のり面保護工によって斜面に配置される。斜面は、自然斜面やのり面等である。各実施形態において、太陽電池シートの設置方法は、斜面を補強するのり面保護工を行いつつ、またはのり面保護工が行われた後、のり面保護工を介して斜面に配置された支持体を介して、斜面に太陽電池シートを取り付ける。
【0009】
なお、のり面は、新設切土のり面、既設切土のり面、または盛土のり面等の人工のり面でもよいが、のり面保護工による補強効果の観点から切土のり面であることが好ましい。各実施形態では、のり面が切土のり面である例を示す。のり面保護工は、例えば、すべり土塊の滑動力に対抗して崩壊を防止するための構造物による保護工である構造物工であって、地山補強土工やグラウンドアンカー工である。
【0010】
[第1実施形態]
以下、図1~図5を用いて、本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すように、地山100は、斜面の一例であるのり面101を備える。のり面101は、全面がモルタルやコンクリート等の吹付材等で覆われていてもよいし、地山100の土が露出する部分を含んでもよい。のり面101には、のり枠が設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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