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公開番号2024165077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080918
出願日2023-05-16
発明の名称液滴分注装置、センサプレート及び液滴検出方法
出願人船井電機株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 35/10 20060101AFI20241121BHJP(測定;試験)
要約【課題】液滴を精度良く分注することができる液滴分注装置を提供する。
【解決手段】液滴分注装置2は、液滴を吐出するヘッド部26と、ヘッド部26とウェルプレート10との間に配置されたセンサプレート12であって、複数のウェル24にそれぞれ対応して複数の開口部42が形成され、複数の開口部42の各々の周縁部にそれぞれ複数の静電容量センサ46が配置されたセンサプレート12とを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
主面に複数のウェルが形成されたウェルプレートに液滴を分注するための液滴分注装置であって、
前記複数のウェルのうち1以上のウェルに向けて液滴を吐出する吐出部と、
前記吐出部と前記ウェルプレートとの間に配置されたセンサプレートであって、前記複数のウェルにそれぞれ対応して複数の開口部が形成され、前記複数の開口部の各々の周縁部にそれぞれ複数の静電容量センサが配置されたセンサプレートと、を備える
液滴分注装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記複数の静電容量センサの各々は、前記吐出部からの液滴が前記複数の開口部のうち当該静電容量センサに対応する開口部を通過したことに伴う静電容量の変化に基づいて、当該開口部を通過した液滴を検出する
請求項1に記載の液滴分注装置。
【請求項3】
前記複数の静電容量センサの各々は、前記静電容量の変化に応じて変化する電気信号を出力し、
前記液滴分注装置は、さらに、
前記複数の静電容量センサのうち特定の静電容量センサからの電気信号に基づいて、所定量の液滴が前記複数の開口部のうち前記特定の静電容量センサに対応する特定の開口部を通過したか否かを判定する判定部を備える
請求項2に記載の液滴分注装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記吐出部が液滴を吐出する前の状態における前記特定の静電容量センサからの電気信号の値と、前記吐出部が液滴を吐出中の状態における前記特定の静電容量センサからの電気信号の値との差分を算出し、前記差分を時間に対して積分した積分値と第1の閾値とを比較することにより、前記所定量の液滴が前記特定の開口部を通過したか否かを判定する
請求項3に記載の液滴分注装置。
【請求項5】
前記液滴分注装置は、さらに、
前記複数の静電容量センサの各々からの電気信号をアナログ-デジタル変換するコンバータを備え、
前記判定部は、前記コンバータによりアナログ-デジタル変換された前記特定の静電容量センサからの電気信号に基づいて、前記所定量の液滴が前記特定の開口部を通過したか否かを判定する
請求項3に記載の液滴分注装置。
【請求項6】
前記液滴分注装置は、さらに、
前記複数の静電容量センサの各々からの電気信号をアナログ電気信号として累積するコンバータを備え、
前記判定部は、前記コンバータにより累積された前記特定の静電容量センサからの電気信号に基づいて、前記所定量の液滴が前記特定の開口部を通過したか否かを判定する
請求項3に記載の液滴分注装置。
【請求項7】
前記判定部は、さらに、前記所定量の液滴が前記特定の開口部を通過しなかったと判定した場合に、不足分の量の液滴を前記特定の開口部を通して吐出するように前記吐出部を制御する
請求項3に記載の液滴分注装置。
【請求項8】
前記液滴分注装置は、さらに、
前記吐出部が液滴を吐出する前の状態における前記特定の静電容量センサからの電気信号の値が第2の閾値を超える場合には、ユーザに対して前記センサプレートのメンテナンスを促すための通知を行う通知部を備える
請求項3に記載の液滴分注装置。
【請求項9】
前記液滴分注装置は、さらに、
前記吐出部からの液滴が前記複数のウェルのうち特定のウェルに吐出される場合に、前記複数の静電容量センサのうち当該特定のウェルに対応する特定の静電容量センサを選択的に駆動する駆動回路を備える
請求項1に記載の液滴分注装置。
【請求項10】
前記センサプレートは、前記ウェルプレートの前記上面に一体的に形成されている
請求項1に記載の液滴分注装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェルプレートに液滴を分注する液滴分注装置、センサプレート及び液滴検出方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ウェルプレートに試料又は検体等の液滴を分注する液滴分注装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この液滴分注装置では、ウェルプレートの上面に形成された複数のウェルの各々に向けて、インクジェットヘッドから所定量の液滴が吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-283150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の液滴分注装置では、インクジェットヘッドのノズルの詰まりが発生した場合には、複数のウェルの各々に所定量の液滴を精度良く分注することができないという課題が生じる。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決しようとするものであり、その目的は、液滴を精度良く分注することができる液滴分注装置、センサプレート及び液滴検出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る液滴分注装置は、主面に複数のウェルが形成されたウェルプレートに液滴を分注するための液滴分注装置であって、前記複数のウェルのうち1以上のウェルに向けて液滴を吐出する吐出部と、前記吐出部と前記ウェルプレートとの間に配置されたセンサプレートであって、前記複数のウェルにそれぞれ対応して複数の開口部が形成され、前記複数の開口部の各々の周縁部にそれぞれ複数の静電容量センサが配置されたセンサプレートと、を備える。
【0007】
本態様によれば、センサプレートの複数の開口部の各々の周縁部にはそれぞれ、複数の静電容量センサが配置されている。これにより、複数の静電容量センサの各々は、吐出部からの液滴が当該静電容量センサに対応する開口部を通過したことに伴う静電容量の変化に基づいて、当該開口部を通過した液滴を検出することができる。これにより、例えば、静電容量センサの検出結果に基づいて、所定量の液滴が開口部を通過したか否かを判定することができ、吐出部の詰まり等により液滴の吐出量が所定量に達していない場合には、不足分の量の液滴を吐出部から吐出させるなどの処理を実行することができる。その結果、ウェルプレートに液滴を精度良く分注することができる。
【0008】
例えば、本発明の第2の態様に係る液滴分注装置では、第1の態様において、前記複数の静電容量センサの各々は、前記吐出部からの液滴が前記複数の開口部のうち当該静電容量センサに対応する開口部を通過したことに伴う静電容量の変化に基づいて、当該開口部を通過した液滴を検出するように構成してもよい。
【0009】
本態様によれば、複数の静電容量センサの各々は、当該静電容量センサに対応する開口部を通過した液滴を精度良く検出することができる。
【0010】
例えば、本発明の第3の態様に係る液滴分注装置では、第2の態様において、前記複数の静電容量センサの各々は、前記静電容量の変化に応じて変化する電気信号を出力し、前記液滴分注装置は、さらに、前記複数の静電容量センサのうち特定の静電容量センサからの電気信号に基づいて、所定量の液滴が前記複数の開口部のうち前記特定の静電容量センサに対応する特定の開口部を通過したか否かを判定する判定部を備えるように構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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