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公開番号
2024165030
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080845
出願日
2023-05-16
発明の名称
液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20241121BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体吐出ヘッドの生産性を向上させる。
【解決手段】ノズル31が形成されるノズル板3と、ノズルに連通する複数の圧力室が形成される圧力室基板2と、複数の圧力室の壁部を構成する振動板6と、振動板を振動させて複数の圧力室に圧力変動を生じさせる圧力発生手段5Aと、を有する液体吐出ヘッドであって、圧力室基板は、互いに重ね合わされた複数の基板部材2A,2Bで構成されるとともに、少なくとも2つの圧力室22A,22Bを連通する連通路23を備えており、前記少なくとも2つの圧力室が連通するノズルの数は、該少なくとも2つの圧力室の数よりも少なく、連通路は、複数の基板部材のうちのノズル板に最も近い基板部材2Aに形成され、かつ、複数の基板部材のうちの振動板に最も近い基板部材2Bには形成されていない。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルが形成されるノズル板と、
前記ノズルに連通する複数の圧力室が形成される圧力室基板と、
前記複数の圧力室の壁部を構成する振動板と、
前記振動板を振動させて前記複数の圧力室に圧力変動を生じさせる圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記圧力室基板は、互いに重ね合わされた複数の基板部材で構成されるとともに、前記複数の圧力室のうちの少なくとも2つの圧力室を連通する連通路を備えており、
前記少なくとも2つの圧力室が連通するノズルの数は、該少なくとも2つの圧力室の数よりも少なく、
前記連通路は、前記複数の基板部材のうちの前記ノズル板に最も近い基板部材に形成され、かつ、前記複数の基板部材のうちの前記振動板に最も近い基板部材には形成されていないことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記連通路は、圧力室長手方向位置が前記ノズルと重複するように形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルは、前記連通路を介して前記少なくとも2つの圧力室に連通していることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記少なくとも2つの圧力室は、それぞれの流体抵抗部を介して共通液室に連通しており、
前記流体抵抗部の抵抗値は、前記少なくとも2つの圧力室間で互いに異なることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記圧力発生手段は、単一の圧力発生部材により前記少なくとも2つの圧力室内の圧力変動を生じさせる構成を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、及び、主走査移動機構の少なくとも一つと、液体吐出ヘッドとを備えた液体吐出ユニットにおいて、
前記液体吐出ヘッドとして、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドを用いることを特徴とする液体吐出ユニット。
【請求項7】
液体を吐出する装置において、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドを有することを特徴とする液体を吐出する装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ノズルが形成されるノズル板と、ノズルに連通する複数の圧力室が形成される圧力室基板と、複数の圧力室の壁部を構成する振動板と、振動板を振動させて複数の圧力室に圧力変動を生じさせる圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、互いに並列に配置された第1圧力室と第2圧力室とを連結する連結流路を備え、第1圧力室及び第2圧力室のうちの一方にノズルが形成された液体吐出ヘッドが開示されている。第1圧力室はインク供給部に連結された第1共通流路に接続され、第2圧力室はインク回収部に連結された第2共通流路に接続され、第1圧力室に供給されたインクが連結流路を介して第2圧力室を通って循環するように構成されている。第1圧力室、第2圧力室及び共通流路は互いに重ね合わされた3つの基板によって形成され、これらの基板に重ね合わされる振動板が第1圧力室及び第2圧力室の一壁部を構成している。振動板上には各圧力室に対応する箇所にそれぞれアクチュエータ(圧力発生手段)が形成され、各アクチュエータがそれぞれ対応する第1圧力室及び第2圧力室に圧力変動を同時に生じさせることにより、第1圧力室及び第2圧力室のうちの一方に形成されたノズルからインクが吐出される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の液体吐出ヘッドでは、生産性が落ちるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明は、ノズルが形成されるノズル板と、前記ノズルに連通する複数の圧力室が形成される圧力室基板と、前記複数の圧力室の壁部を構成する振動板と、前記振動板を振動させて前記複数の圧力室に圧力変動を生じさせる圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記圧力室基板は、互いに重ね合わされた複数の基板部材で構成されるとともに、前記複数の圧力室のうちの少なくとも2つの圧力室を連通する連通路を備えており、前記少なくとも2つの圧力室が連通するノズルの数は、該少なくとも2つの圧力室の数よりも少なく、前記連通路は、前記複数の基板部材のうちの前記ノズル板に最も近い基板部材に形成され、かつ、前記複数の基板部材のうちの前記振動板に最も近い基板部材には形成されていないことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、少なくとも2つの圧力室を連通路により連通させるとともに、当該少なくとも2つの圧力室に連通するノズルの数を当該少なくとも2つの圧力室の数よりも少なくして生産性を向上させるにあたり、連通路形成による液体吐出ヘッド(振動板)の共振周波数の低下を十分に抑制でき、生産性の向上を十分に果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観斜視説明図。
同液体吐出ヘッドの内部構造を示す分解斜視図。
同液体吐出ヘッドをヘッド長手方向に直交する断面で切断したときの断面図。
同液体吐出ヘッドの流路部材を構成する4つの基板部材それぞれを部分的(圧力室2つ分)に示す平面図。
同液体吐出ヘッドを、連通路を通るようにヘッド長手方向に沿った断面(図4中における符号A-Aの断面)で切断したときの断面図。
同連通路が形成されずに個々の圧力室が互いに独立していて各圧力室のそれぞれにノズルが連通している従来の液体吐出ヘッドの流路部材を構成する4つの基板部材それぞれを部分的(圧力室2つ分)に示す平面図。
同従来の液体吐出ヘッドをヘッド長手方向に沿った断面で切断したときの断面図。
実施形態に係る液体吐出ヘッドにおける2つの圧力室の個別流体抵抗部間の抵抗値が互いに異なるように構成した一変形例を示す基板部材の平面図。
実施形態に係る液体吐出ヘッドにおける2つの圧力室22A,22B内の圧力変動を単一の駆動部5Aにより生じさせる構成とした一変形例を示す断面図。
液体を吐出する装置の一例の要部平面説明図。
液体を吐出する装置の要部側面説明図。
液体吐出ユニットの他例の要部平面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を、画像形成装置であるインクジェット記録装置の液体吐出ヘッドに適用した一実施形態について説明する。
【0009】
一般に、プリンタ、ファックス、複写機、プロッタ、或いはこれらの内の複数の機能を複合した画像形成装置としては、例えばインクの液滴(以下、インクという)を吐出する液体吐出ヘッドを備えたインクジェット記録装置がある。インクジェット記録装置では、媒体である用紙を搬送しながら液体吐出ヘッドによりインクを用紙に付着させて画像形成を行う。ここでの媒体は、「用紙」ともいうが、材質を限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。また、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液滴を吐出して画像形成を行う装置を意味する。そして、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。また、インクとは、所謂インクに限るものではなく、吐出されるときに液滴となるものであれば特に限定されるものではなく、例えばDNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる液体の総称として用いる。
【0010】
図1は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド434の外観斜視説明図である。
図2は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド434の内部構造を示す分解斜視図である。
図3は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド434をヘッド長手方向に直交する断面で切断したときの断面図である。
図4は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド434の流路部材を構成する4つの基板部材それぞれを部分的(圧力室2つ分)に示す平面図である。
図5は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド434を、連通路23を通るようにヘッド長手方向に沿った断面(図4中における符号A-Aの断面)で切断したときの断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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