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公開番号
2024165022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080828
出願日
2023-05-16
発明の名称
電源回路およびこれを備えた電子機器、並びに半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G05F
1/56 20060101AFI20241121BHJP(制御;調整)
要約
【課題】負荷に対する電流の供給について、さらなる検討の余地があった。
【解決手段】電源回路(X)は、複数のリニアレギュレータ(1xa~1xc)を有する。複数のリニアレギュレータ(1xa~1xc)は、それぞれ、第1アンプ(2)と、出力電流(Io1、Io2、Io3)を合計した合算電流(Iout)をリニアレギュレータ(1xa~1xc)ごとに等分した分担電流と、出力電流(Io1、Io2、Io3)と、の差分に応じた誤差信号(S2)を生成するように構成された誤差信号生成回路(7)と、第1アンプ(2)に入力される帰還電圧(FB)および基準電圧(VREF)、並びに第1アンプ(2)の入力オフセットの少なくともいずれか一つを、誤差信号(S2)に応じて調整するように構成された調整回路(8)と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれの出力端が共通に接続される複数のリニアレギュレータを並列に有する電源回路であって、
前記複数のリニアレギュレータは、それぞれ、
出力帰還ループを形成する第1アンプと、
前記複数のリニアレギュレータのそれぞれが出力する出力電流を合計した合算電流を前記リニアレギュレータごとに等分した分担電流と、自身の出力する前記出力電流と、の差分に応じた誤差信号を生成するように構成された誤差信号生成回路と、
前記第1アンプに入力される帰還電圧および基準電圧、並びに前記第1アンプの入力オフセットの少なくともいずれか一つを、前記誤差信号に応じて調整するように構成された調整回路と、
を含む電源回路。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記誤差信号生成回路は、前記分担電流に応じた第1信号と、前記出力電流に応じた第2信号との差動入力に基づいて前記誤差信号を生成するように構成されている第2アンプを含み、
前記第2アンプは、
前記第1信号を入力される第1入力端と、
前記第2信号を入力される第2入力端と、
を含み、
各前記リニアレギュレータの前記第1入力端同士が互いに短絡している請求項1に記載の電源回路。
【請求項3】
前記複数のリニアレギュレータは、それぞれ、前記第1アンプの出力に応じて前記出力電流を調整し、かつ前記出力電流をミラーして前記第1入力端および前記第2入力端に分配するように構成された出力段を含む請求項2に記載の電源回路。
【請求項4】
前記出力端と接地端との間に接続され、前記合算電流が所定の下限値を下回らないように負荷を調整する負荷調整回路を含む、請求項2または3に記載の電源回路。
【請求項5】
前記負荷調整回路は、
前記出力端に短絡/開放するよう切り替え可能に構成された抵抗回路と、
前記出力電流に応じて前記抵抗回路の短絡/開放の切り替えを制御するように構成された抵抗制御回路と、
を含む請求項4に記載の電源回路。
【請求項6】
前記抵抗制御回路は、前記合算電流が所定の閾値を超えたことを検出して前記抵抗回路を前記出力端から開放し、
前記閾値は、前記抵抗回路を開放した状態で前記合算電流が前記下限値を超える値である請求項5に記載の電源回路。
【請求項7】
前記複数のリニアレギュレータは、それぞれ、個別の1チップに集積化されている請求項1から3のいずれかに記載の電源回路。
【請求項8】
請求項1から3のいずれかに記載の電源回路を含む電子機器。
【請求項9】
入力電圧が印加される第1端子と、
出力電圧が印加される第2端子と、
前記第2端子に流れる出力電流と、前記出力電流をミラーした第1電流および第2電流と、を生成するように構成された出力段と、
前記出力電圧の出力帰還ループを形成して前記出力段を制御するように構成された第1アンプと、
第3電流の外部入力を受け付けるように構成された第3端子と、
前記第1電流に基づく第1信号と、前記第2電流および前記第3電流に応じた第4電流に基づく第2信号と、に応じて誤差信号を生成するように構成されている第2アンプと、
前記第1アンプに入力される帰還電圧および基準電圧、並びに前記第1アンプの入力オフセットの少なくともいずれか一つを、前記誤差信号に応じて調整するように構成された調整回路と、
を含む半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源回路およびこれを備えた電子機器、並びに半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
単体または複数のリニアレギュレータ(例えば、LDO[Low Drop Out]レギュレータ)を含んで構成された電源回路がある。このうち、複数のリニアレギュレータを含む電源回路は、各リニアレギュレータの出力端が共通するように、各リニアレギュレータを並列に接続して構成されている。このようなリニアレギュレータは、所定の出力電圧精度(例えば、±数%)のスペックを備えている。無負荷状態において、リニアレギュレータの出力電圧は、そのスペックの範囲で担保される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-13705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような電源回路は、負荷に対する電流の供給について、さらなる検討の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書中に開示されている電源回路は、それぞれの出力端が共通に接続される複数のリニアレギュレータを並列に有する。複数のリニアレギュレータは、それぞれ、出力帰還ループを形成する第1アンプと、複数のリニアレギュレータのそれぞれが出力する出力電流を合計した合算電流をリニアレギュレータごとに等分した分担電流と、自身の出力する出力電流と、の差分に応じた誤差信号を生成するように構成された誤差信号生成回路と、第1アンプに入力される帰還電圧および基準電圧、並びに第1アンプの入力オフセットの少なくともいずれか一つを、誤差信号に応じて調整するように構成された調整回路と、を含む。
【0006】
また、本明細書中に開示されている電子機器は、上記構成の電源回路を含む。
【0007】
また、本明細書中に開示されている半導体装置は、第1端子と、第2端子と、出力段と、第1アンプと、第3端子と、第2アンプと、調整回路と、を含む。第1端子は、入力電圧が印加される。第2端子は、出力電圧が印加される。出力段は、第2端子に流れる出力電流と、出力電流をミラーした第1電流および第2電流と、を生成するように構成されている。第1アンプは、出力電圧の出力帰還ループを形成して出力段を制御するように構成されている。第3端子は、第3電流の外部入力を受け付けるように構成されている。第2アンプは、第1電流に基づく第1信号と、第2電流および第3電流に応じた第4電流に基づく第2信号と、に応じて誤差信号を生成するように構成されている。調整回路は、第1アンプに入力される帰還電圧および基準電圧、並びに第1アンプの入力オフセットの少なくともいずれか一つを、誤差信号に応じて調整するように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本明細書中に開示されている電源回路によれば、各リニアレギュレータから負荷に対して出力電流を供給することができる。
【0009】
また、本明細書中に開示されている電子機器によれば、各リニアレギュレータから負荷に対して出力電流を供給するような電子機器を提供できる。
【0010】
また、本明細書中に開示されている半導体装置によれば、複数の半導体装置を、互いの第3端子同士を短絡させた状態で並列接続させて、各半導体装置が負荷に対して出力電流を供給可能な電源回路を構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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