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公開番号2024164979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080748
出願日2023-05-16
発明の名称サンドイッチの包装体
出願人株式会社フジキカイ,株式会社カナオカホールディングス,伊藤忠プラスチックス株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 85/36 20060101AFI20241121BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】開封性の機能改善を図ったサンドイッチの包装体を提供する。
【解決手段】三角形状のサンドイッチ12を包囲するフィルム11に、両第1矩形面12Aに沿って延在する背シール部13が施される。サンドイッチ12の第1辺12dから外方に延出する先に第1矩形面12Aに沿わせたフィルム11と側方延出部14,15の折重なり部に、背シール部13を横断してトップシール部17が施され、トップシール部17より外側にフィルム延出部18が形成される。フィルム延出部18の側方延出部14,15の折重なり部において、側方延出部14,15の内側に重なる背シール部13の始端となるフィルム端縁部24における背シール部13の左右両側に、切込み20が形成される。フィルム11に、フィルム延出部18において重なる両側方延出部14,15および切込み20の開封方法を案内する案内表示21,22,23が付される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
側面が長辺と2つの短辺からなる三角形状のサンドイッチの厚み方向に包囲的に巻き付けられて筒状に成形されたフィルムにおいて、前記短辺に対応するサンドイッチの2つの第1矩形面に亘り前記サンドイッチの厚みの中央部において延在する合掌状の重なり部に背シール部が施され、サンドイッチの各第1矩形面において、2つの第1矩形面が接する辺を基準としてフィルムを第1矩形面に沿わせて折り込んで形成されたフィルムの側方延出部が、先に折り込まれたフィルムに折り重なるように第1矩形面に沿って折り曲げられ、また、サンドイッチの長辺に対応する第2矩形面と各第1矩形面とが接する辺から外方に延出する先に折り込まれたフィルムと前記側方延出部との折重なり部に、前記背シール部を横断して横シールが施されてトップシール部とボトムシール部が形成されると共に、トップシール部より外側にフィルム延出部が形成されたサンドイッチの包装体であって、
前記フィルム延出部における側方延出部の折重なり部において、前記背シール部の始端となるフィルム端縁部が側方延出部の内側に重なって臨み、
該フィルム端縁部における背シール部の左右両側に、開封用引き裂き始端部が形成され、
前記フィルム延出部におけるトップシール部の中央部には、開封用引き裂き始端部からの引き裂き延長上の領域が弱シール処理され、
前記フィルム延出部において重なる両側方延出部および開封用引き裂き始端部からの開封方法についての案内表示を、前記トップシール部が形成される両側方延出部と該側方延出部が重なる第1矩形面に先に折り込まれたフィルムとに付した
ことを特徴とするサンドイッチの包装体。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記開封用引き裂き始端部は、前記フィルム延出部の折重なり部において左右の側方延出部で覆われた位置に形成したことを特徴とする請求項1記載のサンドイッチの包装体。
【請求項3】
前記開封用引き裂き始端部からの引き裂き方向と開封順とを判別可能な案内表示を、前記背シール部を挟む左右両側に付したことを特徴とする請求項1記載のサンドイッチの包装体。
【請求項4】
前記案内表示は、前記開封順を示す番号表示を含むことを特徴とする請求項1記載のサンドイッチの包装体。
【請求項5】
前記弱シール処理は、パートコート処理であることを特徴とする請求項1記載のサンドイッチの包装体。
【請求項6】
前記側方延出部の夫々に、延出端縁から前記第2矩形面と第1矩形面とが接する辺に向けて延在して前記トップシール部とボトムシール部とが横断するサイドシール部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のサンドイッチの包装体。
【請求項7】
前記フィルムは、前記開封用引き裂き始端部から背シール部に沿って引き裂き開封可能な引き裂き方向性を有することを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のサンドイッチの包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、三角形状のサンドイッチを包装した包装体に関するものである。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、三角形状のサンドイッチの形態として、例えば特許文献1に開示される如く、三角形状のサンドイッチの厚み方向に包囲的に巻き付けられて筒状に成形されたフィルムの長手方向に1個所のシールが施され、前記サンドイッチの短辺が位置する各傾斜面同士が接する辺を基準としてフィルムを傾斜面に沿わせて折り込むと共に、サンドイッチの各短辺に接するフィルムの側方延出部が、該短辺を基準として傾斜面に沿って折り曲げられている包装体において、前記サンドイッチの長辺が位置する面と前記一方の傾斜面とが接する辺から外方に延出するフィルムの延出部が、該辺の近傍でシール切断され、前記サンドイッチの長辺が位置する面と前記他方の傾斜面とが接する辺から延出するフィルムの延出部におけるサンドイッチの各短辺に接するフィルムの延出部との重合部に、前記辺に近接してサンドイッチの厚み方向へ点状シールが施されると共に、この点状シールとは別のシールが施され、更に、前記フィルムの延出部における点状シールの形成位置より外側で前記シールが施されていない部位に、所要形状の開封用切込みが形成される形態の包装体が提案されている。
【0003】
また、特許文献1と同様に、傾斜面に沿ってフィルムを折り曲げるようにした基本的包装形態において、開封が容易である包装サンドイッチを提供することを目的として特許文献2の包装形態が提案されている。特許文献2の包装形態による包装サンドイッチによれば、第1長方形面と第2長方形面の共通の辺に沿って開封補助部を設けて、開封時には三角サンドイッチの中心に沿ってフィルムを切り開くことで包装シートが2分割されて、中のサンドイッチを簡単に取り出せるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-291348号公報
特開2022-175254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の包装形態では、開封時に開封用切込みからの開封において、途中で開封案内が途絶えて良好に開封できないことがある。また、特許文献2の包装形態では、第1長方形面と第2長方形面の共通の辺に沿って設けられた開封補助部を設けることで、傾斜面と交差する三角平面を横断するように三角サンドイッチの頂部から中央で分断されるようにフィルムが切り裂かれることで、開封後のサンドイッチは半身が露出してしまい、複数組のサンドイッチの内の一部を取り出して食する場合に、残りのサンドイッチのカット面(四角を対角線で半分に切ったカット面)において、サンドされている具材が露出して他に付着してしまったり、衛生面で問題があったりする。また、開封時にはサンドイッチを捻る方向に力が加わって、サンドイッチが型崩れしたり、潰れを生じたりするなどの恐れも指摘される。このように、これまでに提案されているサインドイッチの包装形態では、開封機能に改善の余地がある。
【0006】
本発明は、開封性の機能改善を図ったサンドイッチの包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の請求項1に係る発明のサンドイッチの包装体は、
側面が長辺(12a)と2つの短辺(12b)からなる三角形状のサンドイッチ(12)の厚み方向に包囲的に巻き付けられて筒状に成形されたフィルム(11)において、前記短辺(12b)に対応するサンドイッチ(12)の2つの第1矩形面(12A)に亘り前記サンドイッチ(12)の厚みの中央部において延在する合掌状の重なり部に背シール部(13)が施され、サンドイッチ(12)の各第1矩形面(12A)において、2つの第1矩形面(12A)が接する辺(12c)を基準としてフィルム(11)を第1矩形面(12A)に沿わせて折り込んで形成されたフィルム(11)の側方延出部(14,15)が、先に折り込まれたフィルム(11)に折り重なるように第1矩形面(12A)に沿って折り曲げられ、また、サンドイッチ(12)の長辺(12a)に対応する第2矩形面(12B)と各第1矩形面(12A)とが接する辺(12d,12e)から外方に延出する先に折り込まれたフィルム(11)と前記側方延出部(14,15)との折重なり部に、前記背シール部(13)を横断して横シールが施されてトップシール部(17)とボトムシール部(19)が形成されると共に、トップシール部(17)より外側にフィルム延出部(18)が形成されたサンドイッチの包装体であって、
前記フィルム延出部(18)における側方延出部(14,15)の折重なり部において、前記背シール部(13)の始端となるフィルム端縁部(24)が側方延出部(14,15)の内側に重なって臨み、
該フィルム端縁部(24)における背シール部(13)の左右両側に、開封用引き裂き始端部(20)が形成され、
前記フィルム延出部(18)におけるトップシール部(17)の中央部には、開封用引き裂き始端部(20)からの引き裂き延長上の領域が弱シール処理され、
前記フィルム延出部(18)において重なる両側方延出部(14,15)および開封用引き裂き始端部(20)からの開封方法についての案内表示(21,22,23)を、前記トップシール部(17)が形成される両側方延出部(14,15)と該側方延出部(14,15)が重なる第1矩形面(12A)に先に折り込まれたフィルム(11)とに付したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、背シール部の始端となるフィルム端縁部における背シール部の左右両側に開封用引き裂き始端部を形成したので、背シール部を案内として包装体を安定して良好に開封することができる。また、開封方法を案内する案内表示を付すことにより、消費者が開封するのに手間取ることはない。また、サンドイッチの2つの第1矩形面に亘って延在する背シール部に沿って開封することで広い開口を得ることができ、また、開封後の収容部は袋状になって残り、一部を食するために取り出して残ったサンドイッチは袋状のフィルム内部に収容された状態で保護され、衛生的である。特に、サンドイッチのカット面が開封口の反対側になっているので、衛生的にも良好で、中に残ったサンドイッチを付近に置いておく際に第2矩形面(カット面)に露出した粘着物などが他へ付着してしまうようなことが無い。また、開封用引き裂き始端部を設けたフィルム端縁部が、折り重ねた側方延出部の内側に重なっているので、販売までに背シール部の開封始端が他へ引っ掛かって誤って開封されてしまうのを防止することができる。
【0008】
請求項2に係る発明では、前記開封用引き裂き始端部(20)は、前記フィルム延出部(18)の折重なり部において左右の側方延出部(14,15)で覆われた位置に形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、開封用引き裂き始端部が側方延出部で隠れて露出しないので、不用意に開封されることが無く、いたずら防止機能を持たせることができる。
【0009】
請求項3に係る発明では、前記開封用引き裂き始端部(20)からの引き裂き方向と開封順とを判別可能な案内表示(23)を、前記背シール部(13)を挟む左右両側に付したことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、開封用引き裂き始端部の引き裂き開封方法が解り易く表示されているので、開封に手間取ることなく簡単に開封することができる。
【0010】
請求項4に係る発明では、前記案内表示(21,22,23)は、前記開封順を示す番号表示(21a,22a,23a)を含むことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、開封順が番号により表示されているので、開封順に戸惑うことなく簡単に開封することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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